定期預金の金利が高い銀行ランキングベスト10

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2024年3月に日銀によるマイナス金利政策が解除された影響で、以前より定期預金の金利を高く設定する銀行が増えてきました。そんな中、少しでも金利の高い銀行に預けて運用したいと考えている方は少なくないでしょう。

そこで今回は、定期預金の金利が高い銀行ランキングベスト10を紹介します。定期預金の金利が高い銀行を探している方や、新たに貯蓄用口座を作りたい方は参考にしてみてください。

【2024年9月版】定期預金の金利が高い銀行ランキング！

今回は2024年9月時点の「1年もの定期預金」において、金利が高い銀行ランキングベスト10を紹介します。なお、定期預金と合わせて他の金融商品（投資信託など）を購入する場合の優遇金利は考慮していません。
ランキングの結果は以下のとおりです。

＜銀行定期預金1年ものの金利ランキング（2024年9月9日時点）＞

順位	銀行名	定期預金の名称	金利	条件
順位	銀行名	定期預金の名称	金利	預入金額	ネット専用	その他
1	オリックス銀行	新規口座開設者限定eダイレクト定期預金優遇金利プログラム	0.70%	100万円以上 1,000万円まで	〇	9月2日～9月29日にeダイレクト預金口座を開設、10月1日～10月31日に預け入れた場合の金利
2	SBI新生銀行	スタートアップ円定期預金	0.65%	インターネット： 30万円以上店頭・電話・チャット： 300万円以上		口座開設月を含む3ヵ月目の末日までの預け入れ
3	SBJ銀行	100万円定期預金<ミリオくん>	0.60%	100万円まで
4	東京スター銀行	スターワン円定期預金（新規口座開設優遇プラン）	0.55%	50万円以上	〇	口座開設日から翌々月の末日まで
5	愛媛銀行四国八十八カ所支店	新規口座開設限定定期預金	0.50%	100万円以上 1,000万円まで	〇	新規口座を開設し、開設日から翌々月の末日までに預け入れ
5	静岡銀行インターネット支店	ウェルカム定期預金	0.50%	10万円以上	〇	口座開設日から翌々月の月末日までの預け入れ、2025年3月31日までのキャンペーン（募集上限に到達した時点で受付終了）
7	あおぞら銀行 BANK	BANK The 定期	0.45%	50万円以上	〇
7	徳島大正銀行とくぎんネット支店	ネット支店スーパーとくとく定期預金	0.45%	10万円以上 100万円まで	〇
9	香川銀行セルフうどん支店	超金利トッピング定期預金	0.40%	10万円以上 100万円まで	〇
10	UI銀行	スーパー定期預金	0.35%	ー	スマホ専用

金利は税引前の年率
各社ウェブサイトを参考に筆者作成

●100万円以上の預け入れならオリックス銀行がおトク

本ランキングで堂々の1位に輝いたのは、オリックス銀行の「新規口座開設者限定 eダイレクト定期預金優遇金利プログラム」でした。オリックス銀行は、総合金融サービス大手のオリックス株式会社が展開するネット銀行です。

オリックス銀行では、新たにeダイレクト預金口座を開設すると年率0.70%の優遇金利が受けられます。優遇金利の対象となるeダイレクト定期預金は100万円以上の預け入れが必要なので、ある程度まとまった資金を運用したい方におすすめです。

また、すでにeダイレクト預金口座を開設している方でも年率0.40%となっており、新規口座開設者でなくても高水準の金利が受けられるのが魅力です。

●SBI新生銀行は30万円からの預け入れOK

SBI新生銀行の定期預金も、新規口座開設で年率0.65%とオリックス銀行に次ぐ高金利となっています。SBI新生銀行はSBIホールディングス傘下の銀行で、以前は新生銀行という名称でしたが、2023年1月に現在の名称に変更しています。

SBI新生銀行の優遇金利を受けるためには、インターネット申込で30万円以上、店頭・電話・チャットからの申込で300万円以上の預け入れが必要です。インターネット申込なら比較的少ない金額でもお得な金利が適用されるので、預けられる金額が限られている方でも利用しやすいでしょう。

＞＞SBI新生銀行はこちら

●地銀のインターネット専用定期預金も健闘

地方銀行の定期預金も侮れません。東京に本社を置く東京スター銀行は、新規口座開設かつインターネットバンキングからの申込で0.55%の優遇金利が受けられます。また、愛媛銀行、静岡銀行、徳島銀行、香川銀行もインターネット支店限定の優遇金利を設けています。

地方銀行と聞くと実店舗で取引するイメージが強いかもしれませんが、今回ランキング入りしている銀行のようにインターネットバンキングに力を入れているところも多いため、貯蓄用口座として検討してみるのも一案です。

定期預金の預入期間に気をつけよう

定期預金を利用する際は、預入期間に注意が必要です。定期預金は通常満期前に解約できますが、その場合は利率の低い中途解約金利が適用されるため、せっかくの高金利の恩恵が受けられなくなります。定期預金を利用する際は、金利の高さだけにとらわれず、預入期間が長すぎないかよく検討することが大切です。

また、金利が上昇している局面では1年ものなど、比較的短い期間の定期預金を利用したほうがよい場合があります。一般的な定期預金では預け入れた時点の金利が満期まで続くため、預入期間が長すぎると、今後金利が上がった場合に恩恵を受けられるチャンスを逃す可能性があるからです。

一方、1年未満の定期預金を利用する場合は、実際に受け取れる利息金額にも気をつけましょう。預金金利は一般的に年率で表示されますが、実際の利息は1年を365日とした日割り計算によって求められます。例えば、年率1.2%の3か月定期預金の場合、100万円を預けて受け取れる利息は1万2000円ではなくその4分の1の約3000円（税引前）です。

一見高金利に見えても、預入期間が短いとその分受け取れる利息も少なくなるので、預け入れる前に計算しておくことをおすすめします。預金利息のシミュレーターを公開している銀行もあるので、活用してみるとよいでしょう。