connecting…

  • NISA
  • FIRE
  • Money&You TV
  • 確定拠出年金「iDeCo」「企業型」
  • マネラジ。
  • ふるさと納税
  • 届け出だけでお金がもらえる! 給付金制度を活用しよう
  • セミナーレポート
  • まとめ記事/チェックテスト
  • 歴女の投資ファイル
  • ズボラでも出来るシリーズ
  • 投資信託でプチリッチ!「投信ウーマン」
  • 投資女子への道
  • 恋株
  • ぽいきさんの幸せを呼び込むシリーズ
  • 大人女子を応援!家庭で出来る漢方の知恵
  • 読書ブロガー小野寺理香のブックレビュー
  • 駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記
  • “逆打ち”お遍路をご紹介

18/05/22

資産運用・経済

3000円から始める、仮想通貨積み立て

「コアサテライト戦略」のサテライト資産に仮想通貨を組み入れる

2017年は「仮想通貨元年」と呼ばれ、仮想通貨バブルがおき、その後弾けました。つまり、「億り人(おくりびと)」が多数出てくるような大きく儲けられるタイミングは過ぎたと言えます。億り人とは、仮想通貨に限らず、「投資」で1億円の資産を築いた人を指します。

とはいえ、仮想通貨に用いられるブロックチェーン技術は、インターネットに次ぐ革命とは言われていて、魅力溢れる対象です。筆者も非常に期待しています。

今回は、仮想通貨に魅力を感じている読者のために、仮想通貨と上手く付き合いながら投資する方法をお伝えします。

余裕資金の全額ではなく一部で投資するのが鉄則

余裕資金のすべてを仮想通貨だけにつぎ込むのは危険です。仮想通貨だけにお金をつぎ込んでしまうと、万が一その仮想通貨に何かがあって暴落したときに、お金を一気に失うことになりかねません。いくら余裕資金だといっても、その中の一部分を使って、少額ずつ投資することをおすすめします。

無理なく投資できる金額として、毎月3000円ずつ仮想通貨を購入していくことを提案します。月3000円といえば、1日あたり約100円となる計算です。100円といえば、ジュース1本、コンビニのコーヒー1杯程度の金額ですから、ちょっと節約すれば、どなたでも用意できるのではないかと思います。

また、積み立て投資は早くスタートするほうが有利です。なぜなら、積み立て投資は、今日明日の値動きを気にせず、長期間かけて少しずつお金を増やしていく投資法だからです。
積み立ての期間が長くなるほど、最終的な投資金額が大きくなりますし、ドルコスト平均法の効果も得やすくなります。

総資産の1割を目安に

月3000円ならば誰でも無理なく投資できるという話をしました。でも、もし自由になるお金がもっとたくさんあるのであれば、月3000円といわず、より多く積み立ててもいいでしょう。なぜなら、利益は元本に比例するようにして生まれるからです。

ただし、次の2つのどちらかを満たす金額がいいでしょう。
一つは、現在貯蓄しているお金の1割程度です。人によって貯蓄の金額は違いますが、例えば、300万円の貯蓄がある人ならば、その1割ですから、30万円になります。この30万円は、一気に投資するのではなく、月1万円などとタイミングをずらして少しずつ投資しましょう。

もう一つは、給料の手取り額の2割を貯蓄に回し、その2割貯蓄の1割にあたる金額です。給料の手取り額を100%とすると、2%にあたる金額、ともいえます。「給料の手取り額の2割を貯蓄」は、お金が貯まる家計の理想形です。これができるのであれば、そのうちの1割を仮想通貨に回していいでしょう。こうすることで、お金を守りながら増やすことが期待できます。

「コアサテライト戦略」のサテライト資産に加える

「コアサテライト戦略」の「コア」は核(中心)、「サテライト」は衛星を表します。資産運用のコアとして安定的な成長が望める資産を持ち、サテライトで積極的な利益を狙った資産を持つという戦略です。
そうすることで、リスクを抑えてリターンを増やそうとする戦略です。筆者は、仮想通貨をサテライト資産として保有しています。

コアサテライト戦略は、機関投資家なども実践している方法です。
個人の場合、コア資産の例は現預金、定期預金、インデックス型の投資信託、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)、企業型確定拠出年金、つみたてNISA(積立NISA)、純金積立などがあります。サテライト資産は、FX、株式投資、アクティブファンド、NISA、仮想通貨などです。

コアサテライト戦略のルールは、仮にサテライト資産の一つが大きく損をしても、コア資産を削って継ぎ足さないことです。総資産の1割と決めたらそのルールを破らないことが大切です。

個人のコアサテライト戦略の例

※1 つみたてNISA(積立NISA)とNISAの併用は不可なので、どちらかを選択
※2 企業型確定拠出年金の加入者はiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入できない場合があります

『3000円を積み立てる仮想通貨入門』頼藤太希 著

仮想通貨のしくみ・最新の動向・具体的な投資の方法・通貨選びの考え方・値動きのポイント・すでにお金を増やしている仮想通貨投資家へのインタビューまで幅広く網羅。
仮想通貨に投資したい! という方が知っておきたいことが全部わかる一冊。

頼藤 太希 マネーコンサルタント

(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍90冊、累計150万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連するみんなのマネー相談(FP Cafe)

投資信託の売却タイミングについて

投資神奈川県 いいね 4
2015/06/12

投資信託を初めて2年経ちますが、株式をはじめとして含み益が出ているファンドがいくつかあり、このまま持ち続けた方がいいのか売却して利益確定をしたほうがよいのか悩んでいます。
投資信託はあまりこま...

マネー相談の続きを見る

いつ投資を開始するべきですか?

投資埼玉県 いいね 7
2015/09/27

投資を始めようと思っています。
まずは買ってみようと色々調べた結果、NISAが活用できて初心者でもわかる日経平均に連動したインデックス型の投資信託を購入することにしました。
そこで質問なので...

マネー相談の続きを見る

今後の投資について質問させてくださいませ。
全ての情報をこちらで開示したくはありませんので、イメージつきましたらお会いして相談させて頂きたいです。
▼プロフィール
•東京都在住
•夫34...

マネー相談の続きを見る

閉じる
FP Cafe® お金の相談をするなら、一生涯の「お金の相談パートナー」へ