25/05/15
「時間がない」が口癖の人は、お金が貯まらない人の可能性大

忙しい日々のなかで、いつも「時間がない」と感じていませんか。
時間とお金はよく似ています。あればあるだけ使ってしまう、いつの間にかなくなっている、いくらあっても足りない、など、時間にもお金にも当てはまることは多くあります。
だからでしょうか、「時間がない」という口癖の人は、お金が貯まりにくいと言われています。
それは、どちらにも共通する行動パターンがあるからです。
時間がない人の行動パターン
時間がない人は、なぜ時間がなくなってしまうのでしょうか。
よくある行動パターンを見てみましょう。
●忙しくしているけど、何に時間を使っているか把握してない
なまけているわけではないのに、いつの間にか時間がなくなってしまうパターン。
時間がない理由がわからないので対策も立てられず、いつも時間がない。
●「あとでやろう」が口ぐせで、先延ばしになりがち
面倒そうなことは先延ばし、その結果、やるべきことが山積みになってしまうパターン。
山積みのタスクは大急ぎでやり抜くか、やらずじまいの場合も。
●ひとつの作業にかける時間の見積もりが甘い
これが終わったら、あれを片付けて、と計画していても時間の見積もりが甘くて計画倒れするパターン。
また、スケジュールに「余白」がないために、計画どおりにいかないパターンも。
時間もお金も、まずは節約
時間がない人の行動パターンは、どれも時間を管理できていないことを示しています。
しかも、時間がない人の行動パターンをよく見ると、「時間」を「お金」に置き換えても成り立ちそうですよね。何にお金を使っているかを把握していなかったり、お金の管理を面倒くさがっていたりしては、お金は貯まりません。また、お金の見積もりが甘いと計画が実現できないかもしれませんし、余裕資金がないといざというときに困ったことになるかもしれません。
何に、どのくらい使うのか、時間もお金も計画的に使うことが重要です。時間ならスケジュール管理、お金なら予算管理が大切です。
とはいえ管理するにも、時間もお金もムダづかいしているようでは、管理の効果は半減してしまいます。時間もお金も、大切に使うためにはまずは節約を考えましょう。
節約は、日常の小さなところから心掛けてみましょう。
・探し物で時間を浪費しないように、整理整頓を心掛ける
・同じものを買わないようにするために、今あるものやストックを確認する
・習慣化する行動を増やして、迷う時間を減らす
時間もお金も、増やすことを考える
時間もお金も、節約は大切ですが、増やすことができると一気に状況が改善します。
お金を増やすには、働く、資産運用するなど直接的な方法があります。
一方、時間は誰であっても1日24時間と決まっていて増やすことはできません。
しかし、やりたいことに使える時間を増やすことはできます。
それは同時に、やりたいこと以外に時間を使わない、ということでもあります。
移動の時間を使わないなら、できるだけオンラインを利用する。
家事に時間を使わないなら、ハウスキーピングのサービスを利用する。
仕事が多すぎるなら、一部を適任者に引き継ぐ、といったことが考えられます。
様々なことに優先順位をつけていくことで、本当にやりたいことに集中できる環境を自分で作っていくことができます。
時間もお金も、足りないからこそ増やせる
はじめから「時間に余裕がある」という人は、「やりたいこと」が少ない人なのかもしれません。
「やりたいこと」や「やるべきこと」と思っていることがたくさんあるから、「時間がない」わけです。
そう考えると、時間がないと言っている人は、これから時間の使い方がもっと上達できる人と言えます。
お金もそうですよね。使えるお金を増やしたい、と思うから節約や有利な運用などが上手になっていくのではないでしょうか。
時間もお金も、何にどう使うかは、まさにその人の価値観そのものです。
自分らしく、上手な使い方を身につけていただきたいと思います。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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