22/09/25
お金が貯まらない人の貧乏を招く「銀行の使い方」5選
貯蓄に振込に給与受取に、銀行を使わない人はほぼいないでしょう。そんな銀行の使い方にも、良し悪しがあることをご存じですか。お金が貯まらない人は「銀行の使い方」をみればわかります。今回は、お金が貯まらない人の「銀行の使い方」のNG行為を、5つの例をあげて紹介します。
お金が貯まらない人の銀行の使い方1:ATMをお財布代わりに使っている
手持ちのお金がなくなったからといって、計画性なくお金をATMからお金を引き出していては、なかなかお金は貯まりません。
提携しているATMで、時間内にお金を引き出すならば手数料は無料ですが、提携外のATMやコンビニなどから引き出せば110円から220円の手数料が発生します。また、土日や深夜などの時間外に引き出しても、同様に手数料がかかります。例えば、1か月に10回、220円の手数料を払って現金の引き出しをしたら、2,200円です。1年間繰り返したら、26,400円と結構な額になります。
また、たとえ手数料が無料だったとしても、無計画にお金を引き出しているようでは、つい使いすぎてしまう可能性もあります。これでは、お金は貯まりません。
キャッシュレス化が進んで、あまり現金を持ち歩かない人も増えてきたかもしれません。しかし、まだまだ現金しか使えない場も多々あります。1か月に1度、お給料日後に決まった額をお財布にいれるなどしてATMからお金を引き出す回数を減らすように意識してみると無駄な手数料を支払わなくてすみます。
お金が貯まらない人の銀行の使い方2:ネット銀行を利用していない
ネット銀行は、実際の店舗を構えておらず、ネット上の取引のみのサービスをしている銀行です。ネット銀行では、スマホで簡単に残高照会や振込ができます。また、現金が必要になったら近所のコンビニのATMで出金できるので、銀行に行くよりも手間がかかりません。しかも、ネット銀行は、店舗を維持する費用がかからないため、定期預金の金利や振込にかかる手数料などを優遇している場合が多くあります。利用者にとってメリットとなることがたくさんあるのです。
お金が貯まらない人は、ネット銀行を知らないか、知っていても面倒くさがって利用しません。でも、お金の貯まる人は、より便利でお得なネット銀行を上手に活用しています。
メインバンクの他にもう一つ、ネット銀行の口座を開設して使ってみることをおすすめします。
お金が貯まらない人の銀行の使い方3:通帳からインターネットバンキングへの切り替えを行なっていない
店舗型の銀行でもほとんどの銀行がインターネットバンキングを取り扱っています。スマホやパソコンからログインすれば銀行の窓口やATMなどに行かなくても振込などの手続きをすることができます。
インターネットバンキングでは振込などの手数料が窓口やATMよりも安く設定されていることがほとんどです。利用することで、時間とお金の両方の節約になります。しかし、お金が貯まらない人はインターネットバンキングを利用しないため、時間やお金を無駄にしてしまうことがあります。
また、メガバンクをはじめ、店舗型の銀行でも1冊ごとに1,000円程度の手数料が取られる通帳の有料化がはじまっています。現状、有料化前に口座を持っていた人は引き続き無料のままですが、今後どうなるかはわかりません。何より、インターネットバンキングのほうが便利ですので、ぜひ利用しましょう。
お金が貯まらない人の銀行の使い方4:銀行から住宅ローン以外のお金を借りている
銀行では、さまざまな目的でお金を借りることができます。このうち、住宅ローンは金額も大きいですし、金利も年1%を切るものも多いので、問題ないでしょう。しかし、車を購入するときに借りる「マイカーローン」や、子どもの進学費用を借りる「教育ローン」などは、年3%から10%とかなりの高金利で設定されています。
お金の貯まらない人は、安易な気持ちでマイカーローンや教育ローンを組んでしまいがちです。すると、利息として支払う金額が多くなってしまうため、お金が貯まりません。住宅ローン以外のものは極力ローンを組まずに現金で支払えるよう、早いうちから計画的にお金を貯めましょう。
お金が貯まらない人の銀行の使い方5:銀行に資産運用の相談をする
お金を運用で増やしたいとき、「どうしたらいいかわからないから」と銀行に資産運用の相談をしようと考える方もいます。しかし、銀行員が強く勧める商品は手数料が高く、あまり購入者にメリットがない商品がほとんどです。なぜなら、銀行は自分たちの収益が上がる商品を強く勧めてくるからです。
もし、将来のことなどを考えて資産運用のことを誰かに相談するのであれば、中立な立場で相談に応じてくれるファイナンシャルプランナーに相談するがいいでしょう。
まとめ
お金が貯まらない人は、銀行でかかる手数料や金利をあまり意識していません。また、せっかくの便利なサービスがあっても腰が重かったり、資産運用の相談をしたりして、知らず知らずのうちに損をしています。今回ご紹介した銀行の使い方のNG行為をなくすだけでも、お金は貯まりやすくなるでしょう。ぜひ、行動に生かしてくださいね。
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渡部ナオコ ファイナンシャルプランナー
大学卒業後から現在まで金融業界一筋のアラサーワーママ。結婚・出産・子育て・マイホーム購入などの自身の経験から、一人でも多くの女性の悩みを解決したいと思い執筆を開始。
プライベートでは一人娘の育児に奮闘中。
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