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20/07/26

家計・ライフ

【2020年版】ダントツで高収入の職業は? 職業別平均年収ランキング

仕事選びは年収だけで決められるものではありませんが、それでも収入の金額は大きな問題です。年収がどのくらいになるのかは個人のスキルだけで決まるわけではなく、職業ごとの相場の影響も受けています。
今回は、職業別のランキングを男女別にお伝えします。どんな職業がランキングに入っているのでしょうか。

職業別平均年収トップ10 (男性編)

厚生労働省から発表された「2019年賃金構造基本統計調査」では、129の職業について月収と年間賞与のデータがあります。月収は残業代や諸手当を含む金額です。
この月収の12カ月分と年間賞与を合計して年収を計算したところ、男性の年収トップ10は以下の通りでした。

●職業別平均年収トップ10 (男性編)

「2019年賃金構造基本統計調査」より筆者作成

年収が高い職業は、どれも特別な資格や技能が求められるものが中心になっていることがわかります。
特に航空機操縦士=パイロットは、年収がダントツに高くなっています。LCCと言われる格安航空会社が増えたことで、パイロット不足が深刻になっていることが原因となっているようです。

医師も高収入です。「2019年賃金構造基本統計調査」は、10人以上の規模の事業所に勤務している一般労働者が対象なので、開業医は含まれていません。
病院に勤務している医師の勤務時間が長いことが問題視されており、医療費を決める診療報酬にも、働き方改革の意識が反映されていますが、長時間労働の上、責任の重い仕事であることを考えると、高収入なのもうなずけます。

大学の教員もまた、高収入ですね。トップ10に、教授だけではなく准教授、講師もランクインしています。
そして、公認会計士、税理士、弁護士といった資格が必要な職業も高収入。個人で開業している人は、もっと高収入になっているかもしれません。

職業別平均年収トップ10 (女性編)

同様に、女性のトップ10も見てみましょう。
高収入が得られる職業は男性とほぼ同じですが、全体的に男性よりも年収が少ないことがわかります。

●職業別平均年収トップ10 (女性編)

「2019年賃金構造基本統計調査」より筆者作成

年収が高い職業は、やはり特別な資格、技能が求められるものが中心になっています。
ここで注目したいのは勤続年数。航空機操縦士、医師は平均の勤続年数が短いのですが、それでもこれだけの収入を得ています。実力の世界、ということなのでしょう。

そのほかにランクインしているなかで資格が必要な職業は、弁護士、高等学校教員、一級建築士が挙げられます。

これからの注目すべき職業は?

トップ10に入るような職業は、やりがいのある仕事と高収入のため、あこがれのまとかもしれませんね。しかし、コロナ禍以降は価値観が変わってくるのではないかと感じます。

たとえば、航空機操縦士。外国との行き来が激減し、観光業が大きな打撃を受けています。航空業界も例外ではなく、航空機操縦士にも影響は及ぶことになるでしょう。
観光だけではなく、ビジネスの渡航や物流も激減しました。会社に所属していれば、当面の収入は保証されることでしょうが、今までのような働き方はできなくなるとも見られています。

また、医療現場で働く医師についても、同様のことが言えるでしょう。
新型コロナ肺炎の患者が入院するような病院では、医師をはじめとした医療関係者は多忙を極め、高収入であっても決して喜べない状況だったことでしょう。
一方、一般的な病院やクリニックでは感染を恐れた患者が受診を控え、収入が大幅ダウンしてしまっています。

大学教授、准教授、講師、高等学校教員も高収入ですが、超少子高齢化が進む日本では、生徒・学生の人数が減る一方。今後は留学生を受け入れるなどの対策をとるところも増えると思いますが、今後淘汰される学校も出てくることを考えれば、決して安定した職業とは言えなくなっています。

これからの働き方と、収入のあり方

今後は、多くの職業でテレワークが進み、そんな働き方がスタンダードになっていくでしょう。それに伴い、住む場所の自由度が大きくなり、職場への交通の便の良さは重要なポイントではなくなっていきます。
同じ収入でも、都心から離れれば住居費や食費などが安く抑えられ、より豊かな暮らしを実感できるでしょう。

高収入の職業は、確かに2019年の調査では高収入でした。しかし、今後もずっと高収入が続くことや、仕事があることについては絶対的な保証があるわけではありません。
過去の実績ばかりにとらわれず、自分の価値観を大切にした職業選びをしていただきたいと思います。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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