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16/08/19

家計・ライフ

ズバリ! 老後で備えておくべきお金はいくら?

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2015年)」によると、60代の3割が金融資産ゼロとのこと。
「下流老人」という言葉が流行っていますが、必要最低限の生活を送るためには、豊かな生活を送るためには、一体いくら必要なのでしょうか?

老後のお金は公的年金だけに頼るのは難しい

総務省「家計調査(2015年)」によれば、夫婦2人世帯の衣食住の最低限の基本生活費は月平均約27万5000円、平均収入が約21万3000円です。毎月6万2000円の赤字、つまり貯蓄を取り崩すことになります。

一方、シングル世帯はというと、衣食住の最低限の基本生活費は月平均約15万6000円、平均収入が約11万5000円で、こちらも約4万1000円の赤字です。

公的年金だけに頼って必要最低限の老後の生活をしていくのは、厳しいのです。金融資産ゼロである60代の3割はおそらく彼らの子供に養ってもらっているのかもしれませんね。



夫婦で老後に必要最低限備えておくべきお金は4000万円

では、老後までにいくら貯めれば良いでしょうか。65歳から90歳まで生きるとして計算してみましょう。
計算式は次のとおりです。

image

今回は、退職金がもらえない前提で、夫婦2人の生活で前述の毎月6万2000円の赤字が出るとしたら、いったいいくらの貯蓄を用意しておけばいいのでしょうか?

 (1) 27万5000円×12か月5年=1650万円
 (2) 6万2000円×12か月×26年=1934万円
 (3) 300万円
 合計3884万円

単身者の場合は、
 (1) 15万6000円×12か月×5年=936万円
 (2) 4万1000円×12か月×26年=1279万円
 (3) 300万円
 合計2515万円

最低限の衣食住の基本生活費で、これだけの金額が不足するということです。
ちなみに、この平均データに含まれる毎月の住居費は約1万5000円。持ち家で住居費がかからないケースが入っているためです。住宅ローンが残っている人や賃貸住宅に暮らしている人はさらにその分も上乗せして貯蓄しておかなければなりません。



ゆとりある老後を送るためには7000万円必要

ここまで説明しているのは最低限の衣食住の基本生活費です。老後の余暇を楽しむお金が全く入っていないことに注意が必要です。
ホテルランチ、ディナー、おしゃれなカフェ、旅行、ショッピング、スポーツ、孫へのプレゼント、グレードの高い老人ホーム入居費用など、ゆとりある老後を送るためにはプラスαして、お金を貯めておきたいところです。

生命保険文化センター「生活保障に関する調査(2013年)」によると、ゆとりある老後を夫婦2人で送るのに必要だと考えるお金の平均は、毎月35万4000円とのことです。この「ゆとり」を踏まえて計算してみましょう。

 (1) 35万4000円×12か月×5年=2124万円
 (2) 14万1000円×12か月×26年=4399万円
 (3) 300万円
 合計6823万円

ゆとりある老後には約7000万円必要ということです。



「老後資金は1億円必要」は煽りすぎ

「老後資金は1億円必要」とニュースでよく報道されていましたが、その計算方法は、夫婦2人で老後を過ごす期間を25年(60歳から85歳まで)として、ゆとりある老後に必要な支出の数値をもとに、「35.4万円×12カ月×25年=1億620万円」としているだけです。年金収入は全く考慮されていません。

でも、今からしっかり備えておかなければならないことには変わりはありませんね。



老後資金を貯める最良の方法「確定拠出年金」

この老後資金を貯めるためには、「確定拠出年金」が最良の方法です。 これは、60歳まで積み立てたお金を下ろすことも解約することもできませんが、その分半強制的に貯められるようになっています。

詳しくは「確定拠出年金の大改正間近! キホンのキから運用のポイントまで解説」や「確定拠出年金は、金融機関が教えたがらない年利20%の最強マネー術だ!」で確認してみてくださいね。

知っているだけ、願っているだけでは何も変わりません。
行動することがあなたの人生をバラ色に変えてくれます。



Profile yorifujitaiki

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役社長/マネーコンサルタント

日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャルプランナー(AFP)
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。執筆、書籍の出版・監修、講演などを通じて日本人のマネーリテラシー向上に努めている。趣味は旅行、テニス、ダーツ、映画、ゲーム、漫画、読書、B級グルメ探し。著書は「やってみたらこんなにおトク! 税制優遇のおいしいいただき方」(きんざい)、「税金を減らしてお金持ちになるすごい!方法」(河出書房新社)など多数。
FP Cafe運営者

M 103

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