19/09/18
スマホ決済時代には欠かせない「スマホ充電器」の選び方 おすすめ充電器3選を紹介
便利でお得なスマホ決済ですが、充電が切れてしまうと買い物や交通機関での支払いができなくなる問題が生じます。決済に限らず、スマホを使う機会が増えた昨今、生活に根付いているスマホの充電切れで生じる不便は数知れません。そのような不便をなくすために、今いちどスマホの充電器を見直しましょう。今回は充電速度や耐久性、便利さなどの観点からおすすめできるスマホ充電器をご紹介します。
急速充電なら「Quick Charge」「USB PD」対応の充電器
外出先でスマホの充電をする際に重要なのが充電速度。素早く充電できるスマホ充電器があれば、外出先での充電切れも怖くありません。
急速充電に対応しているスマホ充電器を選ぶなら、急速充電規格である「Quick Charge」「USB PD」のいずれかに対応しているものがおすすめです。
「Quick Charge」は米国Qualcomm社が開発した急速充電規格です。いくつかのバージョンがあり、スマホでは主に「Quick Charge 2.0 」や「Quick Charge 3.0 」に対応しています。バージョンの数字が大きいほど充電速度が速く、「Quick Charge 3.0」では通常のUSB充電の約4倍の速さで充電可能。「USB PD(USB Power Delivery)」も同じく急速充電が可能な規格で、タブレットやノートPCへの充電もできます。
上記2つの急速充電には、それに対応したスマホが必要です。Quick ChargeではAndroidの一部機種のみ、USB PDではiPhone 8以降のiPhoneモデルや、一部のAndroid機種が対応しています。
充電器だけじゃない!ケーブル選びも重要
●充電速度はケーブルでも変わる
いくら急速充電ができる充電器を使っていても、ケーブル次第で充電速度が遅くなってしまうこともあります。たとえばリールタイプ(巻き取り式)はケーブルをコンパクトに収納できて持ち運びに便利ですが、ケーブルが細いため充電時間が長くなる場合も。充電速度を重視するのであれば、ケーブルが細いものは選ばないようにしましょう。
また充電ケーブルにはデータ転送が可能なケーブルと、データ転送ができない充電専用ケーブルの2種類があります。充電専用ケーブルは電流が大きくデータ転送用より早く充電できるため、急速充電にはおすすめです。
●ケーブルの耐久性や互換性にも着目しよう
充電ケーブルは一部でも断線してしまうと充電できなくなってしまいます。頻繁に使うものなので、耐久性に優れたケーブルを選びたいもの。断線しにくい素材で選ぶなら、「高耐久ナイロン素材」がおすすめです。外部からの衝撃に強く、絡まりにくい優れものです。
またiPhoneユーザーなら「MFi認証」のある製品を選びましょう。MFiとは、「Made For iPhone/iPad/iPod」の略で、Apple 社が定める基準を満たしている製品のことです。iPhoneなどのデバイスとの互換性が保証されているので、「せっかく買ったのにうまく充電できない」という心配もありません。
あると便利!おすすめスマホ充電器3選
一台あると便利なおすすめスマホ充電器もいろいろ。その中から3つご紹介します。
①一台二役!モバイルバッテリー付きスマホ充電器
外出先でスマホの充電をしたいけど、電源がないという経験がある人は多いはず。そんな時に便利なのがモバイルバッテリー付きの充電器です。いざという時に電源なしでスマホの充電ができるので、災害時にもおすすめです。自宅ではモバイルバッテリーを取り外して、通常の充電器としても使えるので、一台あれば大活躍間違いなしでしょう。
②ケーブル不要!ワイヤレス充電器
スマホの充電ケーブルは消耗品なので、長く使用しているとどうしても劣化してきます。またケーブルが絡まったりする煩わしさもつきものです。そこでおすすめなのがワイヤレス充電器。充電器の上に置くだけでスマホを充電できるため、非常に便利です。
置く位置がずれるのを防ぐ滑り止め付きや、スタンドタイプなど種類も豊富。定期的にケーブルを買い替える必要もないので、コスパもばっちりです。
ワイヤレス充電に対応している機種は限られており、iPhone8以降のiPhoneモデル、Androidの一部機種で対応しています。また、ワイヤレス充電には「Qi(チー)」という国際規格があります。ワイヤレス充電に対応しているスマホの多くはこの規格を採用しているため、Qi対応のワイヤレス充電器を選ぶとよいでしょう。
③USBポートが複数ある充電器
スマホを二台持ちしている、タブレットやゲーム機も同時に充電したいといった人にはUSBポートが複数あるものがおすすめ。一台で複数の電子機器の充電ができるため、いくつもスマホ充電器を購入する必要がありません。ただし、同時に多くのデバイスを接続すると充電速度が落ちる場合もあるので、その点は注意が必要です。
まとめ
筆者は先日機種変更をした際に、ワイヤレス充電器を購入しました。これまでスマホの充電ケーブルがすぐに接触不良になったり絡まったりすることに不便さを感じていたので、ケーブルの煩わしさから解放され非常に快適です。
スマホ充電器は1000円~7000円程度、充電ケーブルは200~3000円程度で家電量販店やネット通販で購入可能。持っているスマホの機種やライフスタイルなどに応じて、自分にとってコスパのよい一台を選びましょう。
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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