18/12/24
1000万円貯めた30代が伝授!貯蓄を楽しみながら続ける3つのコツ
いざ貯蓄生活をスタートする際、思いつきで見切り発車してしまうのはちょっと心配です。高すぎる毎月の目標額や、実感できない貯蓄状況が嫌になり、いつの間にか貯蓄生活が終わっていたりして…。
そうならない為にも、貯蓄生活を続ける・楽しむ準備が大切です。
今回は、1000万円貯めた30代の筆者がその秘訣をお伝えします。
貯蓄額は“試用期間”の後に決める
手取り月収に対して何%を貯蓄するべきか? は、生活状況(1人暮らし、実家暮らし、子供の有無など)に応じて異なりますが、だいたい10~30%と考えるのが一般的なようです。ただお金の使い方は人それぞれ異なるので、この一般論のみを参考にして貯蓄をスタートするのはちょっと心配です。
私のおすすめは、1度“試用期間”を設けること。まずは1か月、家計簿をつけてみましょう。1円単位までつけるのが面倒であれば切り捨てで構いません。ここでの目的は、全体の収支と品目ごとの支出の割合をざっくり把握することです。
そしてここからがポイント。家計簿をつけた1か月を振り返り「お金の面でギスギスせずに楽しんで過ごせたか」を自分に聞いてみてください。
「Yes」であれば、家計簿の内容をもとに貯蓄額を決定しましょう。もしも「No」であれば、もう1か月家計簿をつけて生活してみましょう。
この試用期間とYes/Noの判定を入れるのには、貯蓄生活スタート直後の過度な節約意識を排除する目的があります。過度な節約意識は後々自分の首を絞めてしまい、結局続きません。
せっかく頑張って働いて稼いだお金です。楽しんで貯蓄したいですね!
「来月の自分から借金する」という考え方を持つ
この方法で貯蓄額を決定して貯蓄生活をスタートしても、ときにはお給料日前にお金が尽きてしまうこともあるかと思います。
その際は悲しいですが、(特別なヘソクリでもない限り)貯蓄用口座から必要な分だけ引き出すことになります。
でも、ただ引き出すだけでは絶対にダメ!
ここでは「来月の自分から借金する」という考え方をとりましょう。
例えば不足分として1万円を引き出すならば、「来月の自分から1万円借用」など、メモ等に残して目の着くところに貼っておきます。そして次のお給料日には、1万円多く貯蓄用口座に預け入れて帳尻を合わせます。
これを実行しないと、貯蓄用口座に残高がある限り、どんどんお金を引き出すことに繋がりかねません。
誰がチェックしているわけでもないので、自分への借金返済は気持ちを強く持つしかないですが…私は次のような貯蓄管理表をつくることで、小さな達成感を感じられるように仕組み化していました。
自分の性格にあった「貯蓄管理表」で楽しむ仕掛けづくり
貯蓄を楽しく続ける為には、「貯まっている」「目標額に近づいている」を簡単に実感できる環境を作ることも大切です。
自分の性格にあった簡単な管理表を作ることで、毎月のお給料日をもっと楽しみましょう。ぜひ以下の例を参考に、表を作ってみてください。
スマホ向けのお小遣い帳アプリでも構いませんが、自分に合ったアプリを探したり、アプリ機能の使い方を覚えたりする手間がもったいないので、スタートとしてはExcelや手書きのノートなどで十分だと思います。
【例1】毎月決まった貯蓄額を継続できている自分を実感したい人向け
貯蓄生活をスタートしたばかりの方にお勧めです。
【例2】目標貯蓄額まであともう一歩の人にお勧め
目標貯蓄額までの残額を表示し、カウントダウンすることで自分にエールを送りましょう!
数か月運用してみて、より自分好みにカスタマイズしていくのがお勧めです。
お給料日当日、事前に決めた貯蓄額を口座に預け入れたら、この管理表も当日中に更新してしまいましょう!
まとめ
いかがでしたか?
貯蓄はどこかダイエットに似ていると思うことがあります。「1日に〇〇1個しか食べない!」のような厳しすぎるダイエットは続きませんし、リバウンドも怖いものです。
貯蓄もそれと同じ。自分の性格・生活を見極めて、重要な部分は厳しくしつつも、楽しむ仕掛けを作っておくことが継続のコツです。
まもなく新しい年の始まり。1000万円貯蓄へのスタートを切りましょう!
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張 ともみ 台湾在住よろずライター
大手テレビ局、広告代理店、ベンチャー企業での勤務を経て台湾出身の夫と結婚。2018年に15年暮らした東京から台湾へ移住し、仕事・育児・語学に毎日奮闘中。
今や節約・貯蓄が趣味の1つになっているが投資はまだまだ勉強中で、台湾における投資事情にも興味あり。
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