18/12/09
1000万円貯めた30代の私が、最初に実践した3つのお金のこと
「1000万円を貯める」と聞くと、高すぎる壁に感じて躊躇するでしょうか?
どんな壁も、突然ジャンプする事は難しくとも、少しずつ階段を積み上げれば楽々越えることができます。
今日はその“一段目”。手始めに実践すべき3つのお金のことについて、実際に1000万円貯めた30代の私がお教えします!
1.「入出金用の口座」と「貯蓄用の口座」。役割を与えて明確に管理
私は社会人となって働きだしてからしばらくの間、給与振り込み用に会社指定で用意されたメガバンクの銀行口座しか持っていませんでした。
給与振込だけでなく、毎月の引き落としや口座振替、はたまたデビッドカードでの支払いも全てこの口座から。でもそのうちに、自分が幾ら使って、幾ら貯めているのか把握できなくなっていました。1つだから管理しやすい、というわけではないんですね。
そこで「入出金用の口座」と「貯蓄用の口座」を分けることにし、前者には既に保有の口座を使い、後者には新たにネット銀行の口座を開設することに決めました。
なぜネット銀行にしたかと言うと、ずばり金利の良さです。私が口座開設した当時で10倍程違いました。
このように役割別に口座を分けたことで“お給料が振り込まれたら貯蓄に回すお金を「貯蓄用の口座」に預ける”という流れができ、スムーズに貯蓄が進むようになりました。貯蓄額が格段に把握しやすくなり、楽しめるようになったのもポイントだと思います。
2.重要なのは先取り貯蓄! コツはお給料日当日に銀行に行くこと
しかしながら、銀行口座を役割ごとに分けたからといって1000万円が貯まるわけではありません(笑)。当たり前のことですが「貯蓄用の口座」に定期的にお金を預けることが必要です。
貯蓄の基本は先取りです。できる限りお給料日の当日に銀行に出向いて「入出金用の口座」から、貯金額を「貯蓄用の口座」に入れてしまいましょう!
実は“お給料日の当日中”というのが、1つのポイントです。お給料日を起点に期間を区切ってお金を管理するとうまくいくと感じました。
貯蓄の確保ができたら、自分のお財布を覗いてみましょう。そして、もしも前月分の生活費がまだ残っていたなら、「毎月の余剰金」と書いた封筒を1枚用意してそこにキープしましょう。
3000円でも2000円でも…むしろ1000円でも構いません(もちろん硬貨でもいいのですが、かさばるので私は1000円単位でキープしています)。
先月分の生活費が余ったとしても、今月になってもダラダラと使わずに、きちんとお金の期間を区切って生活することが目的です。
たかが余剰金1000円だとしても、毎月続けていれば1年で1万2000円にもなります。
不足の事態(冠婚葬祭など)で、この封筒があなたを助けてくれます。私自身も何度もこの封筒に助けられました!
3.自分を取り巻く環境を断捨離する
貯蓄生活をスタートして少し経った頃、自分の出費状況を見直し、断捨離に着手することにしました。その中で私が特に注目したのが以下の3つでした。
1. 洋服(靴やバッグも含む)
その頃の私は「可愛い!欲しい!」と思えば衝動的に(当然定価で)購入していました。ひどい時は靴だけで月に3足買ったこともあります。深く考えないせいで手放す率も高く、ぽんぽん捨てていました。
2. ネイルサロン
月1ペースで1回当たり1万円前後。時間も往復の移動時間含めて3時間程かかっていました。
3. 会社の飲み会
最低でも週1ペース。1次会4000円、2次会3000円、たまに終電乗り過ごしてタクシー代2000円…といった具合です。1度に1万円程を費やすことも。ちなみに私、お酒は飲めても2杯が限度という体質です。
私はこれら3つのことについて「私を幸せにしてくれているのかな?」という視点で考えました。
その結果、洋服はベーシックなものに質の良い小物があれば満足でした。そこで季節セールやファミリーセールを活用し、タイミングをみて購入するように変更しました。
ネイルは、施術直後~2週間程度しか幸せが続かないこと、更に3時間という時間も無駄であると気付きました。そこでキッパリと止め、爪を彩りたい時は自分でポリッシュを塗ることに。浮いたお金と時間で友人に会ったり、勉強したりする方が私は幸せでした。
飲み会は厳選することにしました。「メンバーに話したい人はいるかな?」「この人数でゆっくり交流できるかな?」「お店は美味しいかな?」等です(笑)。
そして2次会は8割方を断るようにし、浮いたお金は友人との少人数の食事会等に使うようにしました。
この断捨離によって、出費が抑えられ貯蓄ペースが加速しただけでなく、プライベートがより充実し、より良い人間関係も作れたように感じるので、まさに一挙両得といえます。
ぜひ皆さんも「なにが自分を幸せにしてくれるのか」を軸に、断捨離を考えてみることをお勧めします!
何事も仕組みが複雑だと続きません。ここで紹介した3つは、貯蓄額を把握しやすく、貯蓄の為の行動をわかりやすく、さらに生活をシンプルで豊かにしてくれます。
ここから1000万円貯蓄へのスタートを切りましょう!
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張 ともみ 台湾在住よろずライター
大手テレビ局、広告代理店、ベンチャー企業での勤務を経て台湾出身の夫と結婚。2018年に15年暮らした東京から台湾へ移住し、仕事・育児・語学に毎日奮闘中。
今や節約・貯蓄が趣味の1つになっているが投資はまだまだ勉強中で、台湾における投資事情にも興味あり。
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