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18/12/22

家計・ライフ

FPは見た!1000万円貯めた人の3つの習慣

ファイナンシャルプランナーとして、さまざまな人のマネー相談をお受けしていると、貯蓄のできる人には共通の習慣があることがわかります。
1000万円貯める人は、どのような習慣を持っているのでしょうか。今回は、3つの習慣についてお伝えします。

1.財布に入れる現金の金額を決めている

1000万円貯める人の財布は、例外なくキレイです。見た目もスッキリしていて、ポイントカードやレシートでパンパンに膨らんでいるということはありません。
そして、財布に入れる現金はいくらまでと決めており、常に残額を把握しています。

お金は、手元にあれば使ってしまうもの。財布にお金がたくさん入っていれば、つい気が大きくなってしまうこともあるでしょう。しかしこれではお金は貯まりません。
1000万円貯めるためには、予算の管理と実行が大切。とはいえ、あまり細かく厳密にしていては日々の暮らしに馴染まず長続きしにくいものです。

そこで、1000万円貯める人の多くが実行しているのが、現金で使う金額を決めておく方法です。
それにはまず、月の予算を考えることが必要です。毎月の収入から貯蓄分を差引き、そこから食費や水道光熱費など、生活費として使える金額を計算します。次にそれらを、現金で支払うものと、口座引き落としやクレジットカードなどで支払うものに分けます。そして銀行に行き、あらかじめ現金で使う金額だけをまとめて引き出すのです。財布にはその現金だけ入れて、その中でやりくりします。

こうしておけば、銀行でお金を余計に引き出すこともなくなり、計画的に使うことができます。

2.キャッシュレス決済にも予算を決めている

最近はキャッシュレスで支払いができるものが増えてきています。キャッシュカードや電子マネーだけではなく、LINE PayやRakuten Payといった決済アプリが、コンビニや各店舗でも使えるようになっています。
キャッシュレス決済は支払うことでポイントがたまるので、現金支払いよりもおトク感があり、活用している人も多いのではないでしょうか。

ただし、キャッシュレス決済は、支払った感覚が薄くなりがちというデメリットがあります。特に貯蓄が苦手な人ほど、キャッシュレス決済を多用しながらも、いくら使ったか把握できていないことが多いようです。
クレジットカードの請求書を見て、「こんなに使ったっけ!?」と驚くことが多いようなら要注意。キャッシュレス決済にも予算を決めておきましょう。

1000万円貯蓄する人の多くが実行しているのは、キャッシュレス決済の種類に応じて予算を決めておくという方法。
食料品や日用品を買うのはスーパーの提携カード、交通費は交通系の電子マネー(SuicaやPASMOなど)、洋服はショッピングセンターやデパートが発行しているクレジットカード、といったように、費目別に使い分け、それぞれに使っていい予算を決めておきます。

費目別に管理することで、予算を守りやすくなります。使っていい金額をしっかり守れば、支払いの時になって慌てることもありませんし、貯蓄を取り崩すこともなく、着々と貯蓄を増やしていくことができます。

3.小さな節約を面倒がらない

複数のキャッシュレス決済を、費目別に使い分けることは面倒だと思われるでしょうか。
しかし、ポイントを貯めながらも使いすぎを防ぐためには効果的な方法です。

1000万円貯蓄する人の多くは、小さな節約でも面倒がらずにするという特徴があります。それは、節約することを特別なことではなく習慣にしているからと言えるでしょう。

小さな節約は、たとえば
・スーパーに買物に行く時はマイバック持参でポイントを貯める(2円程度を割り引くお店もあり)
・野菜の皮や根菜の葉も調理して使い切る
・マイボトルを持ち歩き、外出先でペットボトル飲料を買わない
・出張や旅行をする時は、チケットショップで切符を買う
・インターネットショッピングをする時は、ポイントモールを経由してポイントをためる
などなど。
一つ一つは少額ながらも確実に節約になる工夫です。

このような小さな節約は、わざわざやろうと思うと面倒になってしまいますが、いざやってみるとどれも簡単なことばかり。ちょっと気をつけるだけでトクになるのです。
1000万円貯蓄する人は、小さな節約を習慣にしています。チリも積もれば山。ぜひ実行してみましょう。


貯蓄を特別なことにしていては、なかなか貯まらないものです。お金を無駄遣いせず貯める生活習慣を作ってこそ、1000万円の貯蓄ができると言えるでしょう。
無理をせず、できることから1つずつ試してみてはいかがでしょうか。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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