18/04/23
貯蓄賢者に誰でもなれる!積立式定期預金の活用術
貯蓄上手な「貯蓄賢者」とそうでない「貯蓄愚者」の大きな違いは「先取り貯蓄」の仕組みが上手に作れているかどうかです。
マネー相談に来られた人のなかには、先取り貯蓄のことは知っていても実際にはやっていないという人も数多くいます。
そんな人は貯蓄上手への第一歩として上手に積立式定期預金の活用法してみましょう。
強制力を使って上手に「先取り貯蓄」
先取り貯蓄とは、お給料が入ってきたらまず先に貯蓄をして、残った金額で毎月のやりくりをすることです。
継続して行くことで資産が増えていきますから大切な事は「無理のない金額」「継続出来る金額」で始めることです。
最低でもお給料の1割は貯蓄したいところですが、継続できなくては意味がないので5000円からでもいいのでまずは始めてみましょう。先取り貯蓄のやり方は簡単です。お給料が入ったらすぐに別の口座に移すだけです。
しかし、自分で別の口座へ振り込みや入金をすると忘れてしまうこともあるので強制力を使いましょう。強制力とは自分の意思とは関係なく別の口座に移してしまうことです。初めての人であれば、強制力を使った銀行の積立式定期預金がオススメです。
先取り貯蓄は積立式定期預金が有効
積立式定期預金とは、毎月決まった日に、決まった金額を決まった口座から、積立式定期預金の口座に積み立てる預金商品です。計画的に積み立てることができるので、海外旅行用、結婚資金、住宅の頭金など使い道の決まっているお金を貯めるために向いています。
積立式定期預金を始めるには、金融機関によっても異なりますが、一度窓口へ行って積立式定期預金の口座を開設しなければならない場合もあります。また、同じ積立式定期預金でも金融機関によって商品が異なりますので始める前には必ず内容を確認しましょう。
毎月の積立だけでなく、余裕があるときや、ボーナスなどが入ったときなど追加で積立することもできます。
積立式定期預金ならネットバンクがお得!
積立式定期預金を始めるには給与振込の口座のある金融機関で始めることが、一番手間がかかりませんが、金融機関によって最低積立金額や積立期間、そのほかの取り扱いに違いがありますので希望にあった金融機関の商品を選ぶといいでしょう。ネットバンクは金利も高めに設定されているだけでなくおトクなことがありますのでぜひ検討してみるのもいいでしょう。
代表的なネットバンクをご紹介します。金利、適用条件などは2018年4月時点のものです。
●イオン銀行
毎月5000円から1000円単位で始めることができ、年に6回まで積立する金額を増額することができます。余裕があるときや、ボーナスなどが入ったときなど追加で積立することもできます。金利も全期間0.15%と普通預金よりも高めです。店舗での口座開設と、インターネットバンキングをつかって口座開設するのでは満期の取り扱いなどに違いがありますので注意が必要です。
●ソニー銀行
最低積立金額が1万円からという金融機関が多い中、ソニー銀行は最低積立金額1000円から始めることができます。1年もので運用する場合の金利も0.05%です。ソニー銀行の特徴は、メインバンクを変更することなく始めることができることです。毎月1万円以上であれば、無料でメインバンクから送金することができるので、メインバンクの変更や口座振替の変更などの手間をかける必要はありません。
●楽天銀行
楽天銀行は積立式定期預金という商品があるわけではありません。定期預金を積立で購入する仕組みです。最低積立購入金額が1000円ということはソニー銀行と同じですが、楽天銀行は指定した月だけ増額することができるので、ボーナス月は多めに預金したいという人に向いています。1年ものの金利は0.12%ですが、1年未満は0.02%、2年ものは0.03%となっています。
まとめ
定期預金はまとまった金額が貯まってからと考えている人がいるとしたら、それはとてももったいないことをしています。その時間を無駄にしないために、少額からでも積立式定期預金を始めて貯蓄上手になりましょう。
【関連記事もチェック】
・新年度から始める!貯蓄賢者の「お金の貯め方」7選
・貯蓄賢者の習慣を身につけるための3ステップ
・貯蓄賢者が活用している「財形貯蓄」ってなに?
・貯蓄賢者が実践する、お金の貯め方4選
・今年こそは「貯蓄賢者」へ!お金を貯めるために実践すべき2つのこと
黒須 かおり ファイナンシャルプランナー(CFP)
女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。金融機関にて資産形成のアドバイザーとしても活動中。FP Cafe登録パートナー
この記事が気に入ったら
いいね!しよう