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16/04/20

トレンド

「生きる歓び」にあふれる絵画

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 2016年4月27日より8月22日まで、新国立美術館で、「ルノワール展」が開催されます。
 オルセー美術館とオランジェリー美術館のルノアール作品が一堂に会するという見ごたえのある展覧会だと言えます。
 何よりもルノアールの作品が100点以上まとめて見られるのは、何とも嬉しい♪
しかも、《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》が初来日するのと、オルセー美術館の《ピアノを弾く少女》とオランジュリー美術館の《ピアノの前のイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロル》が並んで見られるのも素敵な光景ではありませんか!
 ルノワールの絵を見ていると幸せな気分にしてくれます。少女たちの明るい笑顔、人々の楽しんでいる姿をキャンバスに現しています。
 60年近い制作期間の中で、約600点もの絵画を残していますが、その作品は、明るく柔らかな色彩に満ちたものが多く、絵を描くことの喜びが素直に表現されています。
 彼の言葉の中でこんなことを言っています。
 「世の中にはもう不愉快なものが溢れているではないか。わざわざ芸術の中に不愉快なものを描く必要もなかろう」
 絵画とは「生きる歓び」を描くことだと考えていたルノワールの信念が読み取れます。
 また、柔らかな色彩にあふれた裸婦とか、かわいい少女を描いた作品も多いですね。どの作品も美しいものへの愛情があふれています。もうひとつ彼の言葉を紹介します。
 「もしも女性の乳房とお尻がなかったら、私は絵を描かなかっただろう」と言っています。

《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》を読み解く

 今回、初来日となる《ムーラン・ド・ラ・ギャレット》について、注目してみましょう。
 ムーランは風車という建物のことで、ギャレットというのは、クレープのようなお菓子を配ったことに由来しているパリの北部、モンマルトンにある庶民的な舞踏場です。ここに登場している人々はルノワールの友人たちです。現場で制作をするため、友人たちがカンヴァスを運んでくれてそのままモデルにもなっています。
 一歩離れてみてください。
 構図もよく考えられています。正面の前にいる3人が三角形を作り、右にある木のところでも三角形を作り、さらに色彩でも一つの塊を作っているという、複雑な構図にしていて、広場の中央へと視線を誘導しているように工夫されています。
 楽しくダンスを踊り、人生を謳歌している感じが伝わってきますね。
 今度は、ぐっと近づいてみてください。
 巧みな光の表現に気づきませんか。
 右側のテーブルに置かれたグラスなどのガラス器に注目してください。ホワイトで小さなハイライトが付けています。たったこれだけで、微妙な光のゆらぎを表現しているのです。このホワイトの絵の具は、まだ絵の具が生乾きの時に小さなハイライトを置いているのです。
 絵の具は、厚塗りをしているように見えるのですが、実際は絵の具を油で薄く溶いています。カンヴァスの表面で色をぼかして柔らかくする効果をねらっているのです。しかも、自分の思うような色が出るまで何度も同じ色を塗り重ねているのです。

絵を描き続ける思い

 日本初来日の《浴女たち》は、ルノワールの最晩年の作品です。イタリア旅行の後、古典主義への傾倒が強まっています。これを仕上げた時のルノワールはこういったと言われています。
 「50年かけて、ようやく絵の描き方がわかり始めてきた。まだまだ上達する」と。
 1919年、78歳で亡くなった時の最後の言葉は、「パレットを取ってくれ」です。

 ルノワールには3人の息子がいて、長男のピエールは俳優になり、次男のジャンは、映画監督になりました。三男のクロードは、プロデューサーになりました。
 次男のジャン・ルノワールは、ジャン・ギャバン主演の「どん底」、「大いなる幻影」など多くの映画作品を制作しました。

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ムーラン・ド・ラ・ギャレット

Profile nagaoyoshihiro

長尾 義弘 NEO企画代表

日本ファイナンシャルプランナー会員(AFP)
大学卒業後、出版社の編集部に勤務。何社かの出版社を渡り歩き、何冊かのベストセラーに携わる。その後、1977年にNEO企画を設立。2004年に2級FP技能士を修得。現在、日本ファイナンシャルプランナー会員(AFP)。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。若干オタクが入っているほど経済とアニメが好き。
著書:「お金に困らなくなる黄金の法則」(河出書房新社)、「保険ぎらいは本当は正しい」(ソフトバンククリエイティブ)など
監修:「別冊宝島の年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』」(宝島社)、「生命保険にだまされるな!」(宝島社)、『保険はこの5つから選びなさい』(河出書房新社)など

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