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22/01/30

資産運用・経済

50代からの「つみたてNISA」を始めるのは遅いのか 商品は何を選べばよい?

50代からの「つみたてNISA」を始めるのは遅いのか 商品は何を選べばよい?

※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

50代の方の中には「つみたてNISAを今からはじめても遅いのでは?」と悩まれている方も多いのですが、そんなことはありません。今回はつみたてNISAの概要と、50代からでもつみたてNISAを始めるべき理由を紹介します。

投資の利益に課税されないつみたてNISA

つみたてNISAとは、2018年にスタートした資産運用の制度。つみたてNISAを利用すると、年間40万円までの投資で得られた利益(運用益や分配金)が20年間にわたって非課税にできます。投資によって得た利益には通常、20.315%の税金がかかりますが、それがゼロにできるというわけです。税金がかからない分、効率よくお金が増やせます。投資初心者にもハードルの低い資産運用法として、今注目されています。

つみたてNISAで購入できる金融商品は、金融庁の定めた基準に達する投資信託、及び上場株式投資信託に限定されています。いずれも手数料が安く、堅実にお金を増やせると見込まれる金融商品となっています。つみたてNISAでは、それらの金融商品を一定額ずつコツコツ購入する積立投資を行います。

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50代がつみたてNISAを始めるべき理由

つみたてNISAで新規に投資ができる期間は2042年までとなっています。仮に2022年に50代の方がこれからつみたてNISAを利用した場合、2042年には70代、非課税の運用期間がすべて終わる2061年には90代になります。となると、「つみたてNISAを今からはじめても遅いのでは?」と思われる方もいるのです。しかし、そんなことはありません。

預金ではほとんどお金の増えない今、お金を増やすには資産運用が欠かせません。
老後の生活費は年金収入だけでは少ないものです。近年、60歳で退職しても65歳まで働かれる方が非常に多くなっています。「70歳定年」も視野に入ってきています。
また、50代は子育てがひと段落し、支出が落ち着く方も多いでしょう。50代から退職までは、お金の最後の貯めどきです。

つみたてNISAは長期間積立投資を続けることで利益を得ることを目指します。50代からでも積極的に活用することで、65歳、70歳となったときに預金よりも大きく増やす期待ができるのです。

老後のお金をお得に作る制度にはもうひとつ、iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)があります。iDeCoでは、つみたてNISAと同様利益にかかる税金がゼロになるうえ、掛金を出すことで所得税や住民税を減らせ、受け取る際にも節税ができるメリットがあります。

ただ、iDeCoは60歳まで資産が引き出せないうえ、60歳時点での加入期間が10年未満の場合、受給できる年齢が繰り下げられていく点には注意が必要です。たとえば、55歳ではじめた場合、受給開始年齢は63歳からになります。また、掛金を出せる期間も60歳まで(2022年5月からは65歳まで)です。

対して、つみたてNISAは20歳以上(2022年4月以降は18歳以上)であれば年齢の上限なく利用可能。必要になればいつでも引き出すことができます。しかも、ネット証券などでは月100円からでもスタートできます。iDeCoよりも自由度の高い制度なのです。

ですから、特にこれまで資産運用をしてこなかった方ならば、まずはつみたてNISAから始めてみるのがおすすめです。つみたてNISAによって資産を運用すれば、普通預金よりも高い利回りでお金を増やす期待ができます。つみたてNISAは、老後資金について真剣に考える必要のある50代にとっても有益な制度なのです。もちろん、資金に余裕があるのであれば、iDeCoを併用するともっと効率よく資産を増やせるでしょう。

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つみたてNISA、どんな商品を選ぶべき? どこで始める?

つみたてNISAで投資する投資信託は、株式や債券などを通じて運用を行います。50代は30代、40代と比較して老後が間近である一方、大きく失敗した場合に再起することが難しい年齢でもあります。そうしたことから、一般的には「リスクの大きい(値動きの大きい)株式より、リスクの小さい(値動きの小さい)債券がいい」などと言われます。

しかし、どのくらいのリスクがとれるかは、人によって異なります。ですから、余裕資金があってリスクがとれるならば大きなリターンが期待できる株式重視の投資信託、できるだけお金を減らしたくないならリスクもリターンも控えめの債券重視の投資信託を選ぶようにすればいいでしょう。もちろん、複数を組み合わせても結構です。

以下、リスク別におすすめの投資信託を3つ紹介します。なお、金額・手数料のデータは2022年1月27日時点のものです。

●eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はつみたてNISAにおける定番です。米国株式の値動きを示すS&P500指数に連動するように運用が行われています。好調な米国株の値上がりとともにお金を増やす期待ができます。保有中の信託報酬がとても安いのもメリットです。
・純資産総額:9115.05億円
・基準価額:17,383円
・信託報酬(年率):0.0968%

●eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)

eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は日本、先進国、新興国の株式と債券、先進国と日本のREIT(不動産投資信託)の8資産に12.5%ずつ投資しているバランス型の投資信託です。株式・債券・不動産と、世界中のさまざまな資産に投資しているので、安定した値動きが期待できます。
・純資産総額:1279.69億円
・基準価額:13,109円
・信託報酬(年率):0.154%

●三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)

三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)は国内外の株式に30%、債券に65%の投資を行うバランス型の投資信託となっています。債券の比重が高いので、比較的ローリスク・ローリターンといえます。
・純資産総額:150.12億円
・基準価額:16,184円
・信託報酬(年率):0.242%

つみたてNISAと一口で言っても、口座を開設する金融機関によって取引手数料や使い勝手は大きく異なります。おすすめはネットでつみたてNISAができるネット証券。つみたてNISAの商品の扱いが多くあるからです。また、投資の方法によって、ポイントや金利の優遇を受けることができる点もメリットです。

たとえば楽天証券では、投資信託の積み立てを楽天カードのクレジットカード決済で行えば、積立額の1%が楽天ポイントとして還元されます。貯まったポイントは投資代金の一部にあてることもできますし、ショッピングにも使えます。また、楽天銀行と楽天証券の口座を連携させる「マネーブリッジ」を利用すると、普通預金金利が年0.02%から年最大0.1%にアップします。



また、SBI証券では投資信託の積み立てを三井住友カードのクレジットカード決済にすれば、積立額の0.5%がVポイントとして還元されます。Vポイントも、ショッピング等に利用できます。そのうえ、「投信マイレージサービス」では、投資信託を保有しているだけで最大0.25%(銘柄や月間平均保有金額により異なる)のポイントが手に入ります。ポイントはTポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルの中から好きなものを選べます。さらに、住信SBIネット銀行とSBI証券の口座を連携させる「SBIハイブリッド預金」を設定すると、普通預金金利が年0.001%から年0.01%にアップします。

※VポイントとTポイントは2024年春に統合。青と黄色の「Vポイント」となる予定です。

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マネックス証券でも2022年2月下旬よりマネックスカードによる投信積立が開始予定。積立額の1.1%がマネックスポイントとして還元される予定となっています。マネックスポイントは、Amazonギフト券やdポイント、Tポイントなどに交換可能。株式手数料にあてることもできます。マネックスカードを保有していると、マネックス証券の口座からすぐにお金を出金できる「即時出金サービス」の手数料(1回330円)が月5回まで無料になります。

まとめ

子どもが大学を卒業し、子育てが落ち着いた50代から老後資金の形成を本格的に始められる方はとても多いです。子どもの手が離れた50代だからこそ、老後資金形成に注力できるとも言われています。

60代、70代になっても社会で活躍する方の多い今、年齢に関係なく利用でき、かつ掛金の引き出しもフレキシブルに行えるつみたてNISAはおすすめです。老後の不安を解消する第一歩として、ぜひはじめてみてください。

西田梨紗 ファイナンシャルプランナー、金融ライター

大学時代から金融業界に関心をもっており、学部1年次にファイナンシャルプランナー3級を取得。学部3年次には、大学のプログラムの一貫としてワシントンD.C.に所在する政府機関を訪問し、世界の経済について考えた。学部生や大学院生を対象にした著書『女性のための大学院完全ガイド: 知性と論理的思考力はレディたちの武器』をkindleで配信中。

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