18/03/05
封筒とレシートだけの簡単家計術4つのステップ
家計簿を継続的につけてみようとチャレンジしたけれど、たまっていくレシートを見てうんざりしてやめてしまった人、数字がなかなか合わなくて家計簿をつけることをやめてしまった人はいませんか?
でも、やめてしまうと支出の把握ができないので思うように貯蓄が進まないのも覚えがあることでしょう。
今回は、誰でも簡単に続けられる家計術について解説します。
Step1.レシートをとっておく習慣をつける
お店で支払ったときに受け取るレシートや、クレジット払いしたときに受け取るクレジット明細の控えは、必ず取っておきます。友人との外食で割り勘のためレシートが受け取れないときは、手帳などに書き留めておき、お金を何に使ったのか、その使い道がわかるものを残しておくよう心がけましょう。
Step2.支出費目は3つに絞り、封筒にレシートを入れるだけ
家計管理をするときは、支出費目は3つに絞ります。費目が多くなると仕分けや集計に時間がとられてしまいます。カンタンに整理できるように、「食費」「消耗品」「交際費」くらいに費目はざっくりでOK。
費目を決めたら、それぞれ封筒を用意します。
支払いが済み、持ち帰ったレシートは、該当する費目の封筒に金額を記入し、記入が済んだら、封筒の中に入れてしまいましょう。このとき、後から集計しやすいように、封筒には縦に書いていくとよいですね。
また、食費と消耗品が1枚のレシートになっているときは、金額が大きい方の支出費目にしてしまってOKです。
外食したときは一人の場合は「食費」、だれかと一緒のときは「交際費」というように、ルール付けしておくと分析のときにわかりやすいです。
Step3.定期的に集計する
封筒に書かれた金額を集計します。1月分をまとめて集計することはおすすめしません。集計する数が多いと計算ミスにつながりますし、計算するのが嫌になってしまう事に。毎日できればなお良いですが、週末にまとめて集計するのが良いでしょう。5日~10日の間で、短い期間に決めて集計するようにしましょう。
Step4.支出を分析する
集計が終わると、費目ごとに支出金額の順位がわかります。何に一番お金を使っているのかが一目瞭然になります。数字はうそをつきません。思った以上に支出割合が大きくてびっくりすることもあります。
想像していた金額と集計結果の金額があまりにも違っていたときは、その原因を分析してみる事をオススメします。
封筒もしくはレシートに、必要な支出は○、不要な支出は×、曖昧なものは△をつけてみてください。次からは×の支出を減らせば良いのです。これからの買い物のとき、すこし立ち止まって考えるようになるでしょう。ムダが少なくなればこれまでと見違えるように貯蓄も進みます。
まとめ
家計簿をつけることが苦手な人は、レシートを封筒にいれていくだけという簡単な家計術から始めてみてはいかがでしょうか。慣れてきたら、費目を増やすなどの工夫も良いと思います。費目が多いほど詳細な分析が可能になります。
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山田 香織 中小企業診断士、 1級ファイナンシャル・プランニング技能士
FP歴10年。会計事務所で11年間、経営・税務相談業務を経験した後、FP事務所を開業。
個人から中小企業者まで経営に関する相談実績がある。現在は、会計・税務の経験を活かして、家計・経営相談を受ける。執筆活動も積極的に行う。
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