25/04/30
お金がない人が集めがちな貧乏を招く5つのモノ

家の中についつい溜め込んでいるものはありませんか。「もったいないから」「いつか使うかもしれないから」と取っておいたそれらのものが、実はお金が貯まらない原因になっているかもしれません。今回は、お金が貯まらない人が集めてしまいがちなものを5つ紹介します。
お金がない人が集めるもの①デパ地下スイーツの保冷剤
デパ地下でスイーツを購入したときにもらえる保冷剤を、「いつか使うかも」と捨てずにたくさん溜めている方はいませんか。
保冷剤はやけどの応急処置や料理の粗熱を取るために使えますが、10個20個とたくさん取っておいても、そんなに使う機会はほとんどありません。冷凍庫がパンパンになり、必要なものが取り出しにくくなるだけです。また、冷凍庫に何が入っているか把握できず、すでにある食材を余計に買ってしまうことにもつながるでしょう。
そもそも、デパ地下の保冷剤がたくさんあるということは、デパ地下でスイーツを買う機会が多いということ。自分へのご褒美としてデパ地下スイーツを買うのはもちろん悪いことではありませんが、その頻度が高いと、どんどんお金が減っていきます。
「デパ地下スイーツは1ヶ月に◯回まで」など、自分でルールを決めておくことをおすすめします。
お金がない人が集めるもの②コンビニでもらう割り箸
家にコンビニの割り箸が溜まっている方は、コンビニで買い物をする頻度が高いのではないでしょうか。
コンビニは品揃えが豊富で、おにぎりやパン、お弁当、麺類など、調理済みですぐに食べられる食品が揃っています。おひとりさまにちょうどいいサイズのものが多く、深夜でも空いていて便利です。仕事帰り、毎日のようにコンビニに寄って夕飯を買う方や、深夜にお腹が空いてなんとなくコンビニにお菓子やおつまみを買いに行く習慣がついている方もいるかもしれません。
たしかにコンビニは便利ですが、スーパーで食品を購入するよりも割高になりがちです。コンビニ経営にはコストがかかるため、全く同じ商品でも、コンビニだとスーパーの1.3〜1.5倍ほどの価格になることも少なくありません。
お金を貯めたいなら「仕事帰り道になんとなくコンビニに寄るのをやめる」「食べ物は休日にスーパーでまとめ買いする」などと決めて、コンビニに行く頻度を減らしたほうがよいでしょう。
お金がない人が集めるもの③ビニール傘
外出先で急に雨が降り、コンビニに駆け込んでビニール傘を買った経験がある方は少なくないと思います。ビニール傘自体は1本数百円と安価ですが、そのビニール傘が家にいっぱい溜まっている方は、貧乏になりやすいでしょう。
なぜなら、ビニール傘をよく買う方は、天気予報を見て準備する習慣がなく、行き当たりばったりで生活する癖がついていると考えられるためです。他の必要なものについても準備を怠ることが多く、普段から「いざとなったらコンビニで買えばいいや」と思っているのではないでしょうか。
先ほども述べたように、コンビニの商品は割高です。150円程度のペットボトルのお茶も、毎日購入するとなると、かなりの出費となってしまいます。
あらかじめ予定を確認し、必要なものを事前に準備する習慣をつけることで、コンビニで割高な商品を買う機会を減らせるでしょう。
お金がない人が集めるもの④化粧品のサンプル
ドラッグストアや化粧品売り場でもらった化粧品の個包装サンプルが家にたくさん溜まっており、収納スペースを圧迫していませんか。「高級化粧品のサンプルだから、特別な日や旅行のときに使おう」と思って取っておいたものの、結局何年も使っていない、という方も多いのではないでしょうか。
せっかく高価な化粧品のサンプルをもらったのに、何年も使わず使用期限が切れてしまうのはもったいないですよね。製造から何年も経過した化粧品は品質が落ちてしまいますし、何より肌によくありません。
そもそもサンプルというのは、化粧品の使用感や自分の肌に合っているかを確かめるものです。フレッシュな状態で使うことで、自分に合った化粧品を見つけることができます。「すぐに使うのはもったいない」と思わずに、どんどん使うべきでしょう。
お金がない人が集めるもの⑤キャッシュレス決済のポイントやポイントカード
買い物をしてポイントを貯める「ポイ活」が流行しています。「毎月◯日はポイント2倍」「この店はこのキャッシュレス決済で払うとポイント還元率が高い」など、お店によってポイントが溜まりやすい期間や決済方法があり、工夫してたくさんポイントをためている方も多いでしょう。
しかし、ポイントを貯めることにとらわれすぎて、逆にお金を使いすぎてしまう場合もあるため、注意が必要です。
例えば、ポイントが多くもらえる日を狙って買い物に行き「今日はポイント2倍だからこれも買っちゃおう」と財布の紐が緩み、もともと買うつもりがなかったものまで購入し、結果無駄遣いになってしまうことがあります。
また、多くポイントを貯めるために「Aのお店はこのカードで支払い」「Bのお店はこのキャッシュレス決済」とお店によって決済手段を変えていると、どこでいくらお金を使ったのか管理しにくくなってしまいます。行く頻度が少ないお店でわざわざポイントカードを作り、全くポイントを使わないまま有効期限が切れてしまうのももったいないですよね。
お金を貯めるためには、自分がお金を何にどれだけ使用しているか把握することが大切です。すぐにポイントに飛びつくのではなく、一度冷静になって「ポイント還元率が管理コストに見合っているか」「ポイントのために余計なものを購入していないか」を考えるようにしましょう。
不要なものはこまめに処分を!
お金が貯まらない人は「もったいない」の精神で、不要なものを溜め込んでしまいがちです。ものが多い家だと、自分が何を持っているのか把握しにくくなり、すでに持っていて必要のないものまで余計に購入してしまうことにつながります。
不要なものはこまめに処分することを心がけましょう。ものが少なく整理整頓された家なら、自分がどこに何をしまっているかわかり、無駄遣いを防ぐことができます。
また、行き当たりばったりで行動し、直前になって慌てて必要なものを購入するのも、お金がなくなる原因の一つです。仕事やイベントの段取りをあらかじめ確認し、必要なものは早めに準備する習慣を付けましょう。
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木下七夏 Webライター
大学卒業後金融機関に勤め、個人のお客さま向けの営業を担当。退職後にFP2級を取得し、フリーライターに。FPで学んだ知識や金融機関勤めの経験を生かして、生活にまつわるお金の疑問を分かりやすく噛み砕いて解説する記事を作成している。

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