23/09/05
【楽天ユーザー必読】楽天カードを使わない方がいい支払い3選
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年会費無料でポイントの貯まりやすい楽天カード。通常、楽天カードの支払いでは支払代金の1%のポイントが貯まります。しかし、なかには楽天カードを使うとお得にポイントがもらえない支払いもあるのです。
今回は楽天カードを使わない方が良い支払い、楽天カードを使った方が良い支払いをそれぞれ紹介します。「クレカでの支払いは全て楽天カード」という人は、お得に使えているかチェックしてみてください。
楽天カードを使わない方が良い支払い3選
まずは楽天カードを使わない方が良い主な支払い3つを紹介します。併せて、今後楽天カードのポイント還元率が改悪される支払いも紹介するので、楽天カードの支払いで損をしたくない人は必見です。
●1.公共料金や税金の支払い
楽天カードでの公共料金や税金の支払いはお得でない場合があります。というのも、2021年6月1日から楽天カードで公共料金(電気・ガス・水道)や税金(国税、都道府県税など)、国民年金保険料などを支払った際のポイント還元率が、従来の1%から0.2%(500円につき1ポイント)に下がってしまったためです。
他のクレジットカードでの支払いなら、通常のお買い物と同じポイント還元を受けられるものも多くあります。お手持ちのカードで0.2%より高いポイント還元率のものがあれば、そちらのカードで公共料金を支払ったほうがお得かもしれません。
なお公共料金の事業者や税金の種類によっては0.2%の対象外となる場合があります。詳しくは楽天カードの公式サイトで確認しましょう。
●2.キャッシュレス決済へのチャージ
楽天カードを使って、楽天グループ以外のキャッシュレス決済サービスへチャージするのも、おすすめできない支払いの一つです。2023年8月時点で、以下のキャッシュレス決済サービスに楽天カードでチャージした場合、ポイント付与が受けられません。(ApplePay、GooglePay経由のチャージ含む)
・WAON
・nanaco
・ファミペイ
・スマートICOCA
・モバイルICOCA
・モバイルPASMO
・モバイルSuica
・モバイルSuica(楽天Pay)チャージ ※
・auPAY
・Kyash
※楽天カードからの還元はないが、楽天ペイから0.5%の還元あり
WAONならイオンカードセレクト、nanacoならセブンカード・プラス、というようにそれぞれのキャッシュレス決済サービスでお得にチャージできるクレジットカードは異なります。楽天ペイ以外のキャッシュレス決済にチャージするなら、お得にポイントが付与されるクレカを使うと良いでしょう。
●3.ETCカードの付帯
楽天カードではETCカードを付帯できますが(楽天ETCカード)、年会費がかかる場合があります。楽天ETCカードは、以下の条件を満たす場合のみ年会費が無料になります。
・楽天ゴールドカード会員
・楽天プレミアムカード会員
・楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド会員またはプラチナ会員
お手持ちの楽天カードの種類や楽天PointClubの会員ランクによっては税込み550円の年会費がかかるので、申込の際は注意しましょう。
ETCカードを無料で付帯できるクレジットカードもあるので、楽天ETCカードの年会費無料の条件に当てはまらない人は、ほかのクレジットカードでETCカードを申込むのも一案ですよ。
●【2023年10月~】ENEOSのポイント還元率が改悪
2023年10月より、ENEOSサービスステーションで楽天カードを利用した際のポイント還元率が1.5%から1%に引き下げられます。
ポイント還元率1%は楽天カードの基本的な還元率と同じなので必ずしも使わない方が良いわけではありませんが、1%を超える還元率のクレジットカードを持っている人は、そちらのカードで支払った方がお得になる可能性があります。
なおdカードのENEOSサービスステーションでの支払いも、楽天カードと同様、2023年10月からポイント還元率が1.5%から1%に引き下げられます。ENEOSをよく利用する人は、支払うクレジットカードを見直してみましょう。
楽天カードを使った方が良い支払い
楽天カードは楽天市場で使うのが最もお得なことがよく知られていますが、それ以外にも楽天カードを使った方が良い支払いはあります。
●1.楽天証券の投信積立
毎月100円から始められて、つみたてNISAにも対応している楽天証券の投信積立。これまでは楽天グループの電子マネー「楽天キャッシュ」に楽天カードからチャージして積み立てる方法が一番お得(ポイント還元率0.5%)でしたが、2023年6月から投信積立の楽天カード決済によるポイント還元率が引き上げられました。
楽天カード決済のポイント還元率はカードの種類(グレード)に応じて以下のとおり変更されています。
【楽天証券の投信積立・楽天カードクレジット決済のポイント還元率】
筆者作成
このように、グレードの高いカードほどポイント還元率は高くなっています。楽天カードと楽天キャッシュ(楽天カードからのチャージ)の還元率は同じ0.5%ですが、楽天ゴールドカードまたは楽天プレミアムカードはさらに還元率が高くなるので、これらのカードを持っている人はクレカ決済にした方がお得に投資できるでしょう。
ただし投信積立の楽天カード決済の上限額は毎月5万円です。毎月の積立金額が5万円を超えるなら、楽天キャッシュとの併用も検討しましょう。
>>楽天証券はこちら
●2.楽天ポイント加盟店でポイント二重取り
街のお店で楽天カードを使うなら、楽天ポイント加盟店での利用がお得。楽天カードの利用ポイントに加えて、楽天ポイントカードの提示でもポイントがもらえる「二重取り」が期待できます。(お店によって楽天ポイントカードの提示によるポイント還元率は異なります。)
楽天ポイント加盟店には以下のようなお店があります。
・マクドナルド
・ガスト
・くら寿司
・大戸屋
・吉野家
・ファミリーマート
・西友
・ツルハドラッグ
・ビックカメラ
・丸善
・UNITED ARROWS
上記のお店はほんの一例で、このほかにもさまざまなジャンルで多くの加盟店があります。楽天ポイントカードのウェブサイトでチェックのうえお得に買い物しましょう。
>>楽天カードはこちら
楽天経済圏や楽天ポイント加盟店の支払いなら楽天カードがお得!賢く使い分けよう
せっかくお得な楽天カードを利用するのであれば、ポイント還元での損は避けたいもの。楽天経済圏のサービス利用(楽天市場や楽天証券の投信積立など)、楽天ポイント加盟店でのお買い物は楽天カード、公共料金や他社のキャッシュレス決済へのチャージなどポイント還元率が低くなる支払いは別のクレジットカード、というように賢く使い分けましょう。
なお、今回紹介したENEOSや楽天証券のように特定の支払いにおける楽天カードの還元率は見直されることがあるので、楽天カードのウェブサイトやニュースなどで最新情報をチェックすることをおすすめします。
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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