23/07/23
50歳代が対象もあり!使わないのはもったいない、シニア割引10選
物価の上昇が止まらないこのごろ、何をするにもお金がかかると嘆いている方は多いでしょう。しかし、もしあなたが50代以上であれば「シニア割引」が利用できるかもしれません。今回は、出費を抑えるのに役立つ家計に嬉しい「シニア割引」を10選紹介します。
スーバー・薬局のシニア割引
●シニア割引1:イオングループ「G.G WAON」
イオン、マックスバリュなどを運営しているイオングループでは、55歳以上の方を対象に、毎月15日のお買い物が5%オフになる「G.G感謝デー」を実施しています。この割引は、G.Gマークのついた「イオンカードセレクト」をはじめとするイオンカードのクレジット払い、「G.G WAON」などの電子マネーによる支払いをすることで受けられます。これらのカードを持っていれば、カード特典である20日、30日の「お客さま感謝デー」でも5%オフになります。
なお、55歳未満からイオンカードやイオンカードセレクトを利用されている場合は、サービスカウンターもしくは特設カウンターで、「G.G WAON」への切り替え希望の旨を伝え、WAONステーションでの手続きが必要になりますので、注意しましょう。
●シニア割引2:イトーヨーカドー「シニアナナコカード」
イトーヨーカドーでは、60歳以上の方を対象に「シニアナナコカード」を発行しています。シニアナナコカードでは、nanacoカード特典の8日、18日、28日のお買物が5%オフになる「ハッピーデー」に加え、15日、25日も5%オフにできます。
なお、シニアナナコカードは電子マネーのみでクレジットカードはありません。また、60歳までnanacoカードを利用している場合、シニアナナコカードにポイント、電子マネーの移行はできませんので、使い切ってからシニアナナコカードに切り替えをしましょう。
●シニア割引3:ウエルシア薬局「シニアパスポート」
ウエルシア薬局では、60歳以上の方を対象に「シニアパスポート」を発行しています。毎月15日・16日の「シニアズデー」に、シニアパスポートとTポイントカード、WAON POINTカードの3枚を一緒に提示するとTポイント、WAONポイントそれぞれに、通常の買い物の3倍のポイントが付与されます。つまり、100円(税抜)の購入につきTポイントが3ポイント、WAON POINTが3ポイントの合計6ポイント貯められます。
もちろん、TポイントカードもしくはWAON POINTカードのいずれかのみの提時でも通常の3倍のポイントが付与されますので、お手元にあるポイントカードを忘れずに提示しましょう。
●シニア割引4:ココカラファイン「アクティブシニア割」
ココカラファインでは、60歳以上の方対象に、毎月15日に一部商品が5%オフとなる「アクティブシニア割」を実施しています。利用方法はレジで運転免許証や保険証など年齢確認できる証明書を提示するだけで、手続きはいりません。
乗り物のシニア割引
●シニア割引5:JR東日本「大人の休日倶楽部」
JR東日本線、JR北海道線のきっぷを割引価格で購入できるクレジットカード「大人の休日倶楽部」は、年齢によって2種類のカードに分かれます。
【大人の休日倶楽部ミドルカード】
男性は満50歳~64歳、女性は満50歳~59歳の方向けの「大人の休日倶楽部ミドルカード」は、JR東日本線・JR北海道線の201km以上のきっぷを5%オフで購入できるクレジットカードです(年会費2,624円)。
【大人の休日倶楽部ジパングカード】
男性65歳、女性60歳以上の方向けの「大人の休日倶楽部ジパングカード」は、JR東日本線・JR北海道線の201km以上のきっぷを30%オフで購入できます。さらに、ジパングカードではその他のJR線のきっぷも年3回までは30%オフ、4~20回までは20%オフで購入できます。(一部割引にならない列車もあります/年会費4,364円)
いずれも、老後に国内旅行を楽しみたい方には嬉しい割引ですね。
●シニア割引6:敬老パス
敬老パスは東京都・横浜市・大阪市・名古屋市などが行っている70歳以上の方を対象とした割引制度。地下鉄やバスを所得に応じた金額で購入した「敬老パス」で利用できます。
例えば東京都では「東京シルバーパス」という名前で、東京都内の大部分の乗合バス、都営地下鉄、都電、日暮里・舎人ライナーに乗車できるパスを発行しています。
①本人の住民税が非課税の方
②本人の前年1月~12月の1年間の税法上の合計所得金額が135万円以下の方
の場合、パスを1,000円で発行可能です(対象外の場合20,510円ですが、2023年4月1日から9月30日までに新規購入する場合は10,255円)。同様のパスはさまざまな都市で発行されているようなので、「お住まいの都市 敬老パス」で検索してみてくださいね。
飲食店のシニア割引
●シニア割7:すかいらーくグループ「プラチナパスポート」
すかいらーくでは、60歳以上の方を対象に「プラチナパスポート」を発行しています。プラチナパスポートを提示すると、最大6名分まで会計が5%OFFとなります。プラチナカードはスマホアプリや店内の卓上端末から無料で発行できます。ガスト・バーミヤン・ジョナサンなど、すかいらーくグループの10ブランドの全店で使えるので便利です。
●シニア割8:焼肉・しゃぶしゃぶの「食べ放題割引」
焼肉店やしゃぶしゃぶ店などでは、シニア料金が割安に設定されていることがよくあります。たとえば、しゃぶしゃぶ温野菜では60歳以上500円(税込)引き(120分ラストオーダー90分店舗)、焼肉きんぐでは60歳以上の場合500円(税込)割引(食べ放題100分ラストオーダー20分前)、牛角では65歳以上の場合550円割引(90分ラストオーダー70分)といった具合です。家族で行くときにうれしいサービス内容ですね。
レジャーのシニア割
●シニア割引9:映画館
イオンシネマの通常料金は1,800円ですが、55歳以上ならば「ハッピー55(G.G)」の対象になり、映画料金が1,100円に。またTOHOシネマズや109シネマなどでも通常料金2,000円のところ、60歳以上の方はシニア料金の1300円で映画を楽しめます。その他の映画館でもシニア割引を行っているので鑑賞に行く前は確認してみてください。なお、映画館を利用する際には年齢のわかるものをお忘れなく。
●シニア割引10:遊園地・テーマパーク
各地の遊園地でも、シニア割引が用意されています。たとえばユニバーサル・スタジオ・ジャパンの場合、入場日により3つの価格に分かれていますが、それぞれにシニア料金が用意されています(65歳以上)
・オフピーク時:大人料金8,600円→シニア料金7,700円
・ミドルピーク時:大人料金9,500円→シニア料金8,600円
・ピーク時:大人料金9,800円→シニア料金8,800円
また、八景島シーパラダイスでは、4つの水族館の入館券とアトラクションフリーパスがセットになったワンデーパスの通常料金が5,600円のところ、65歳以上の場合4,000円になります。また、16時以降から利用できる「楽園ナイトパス」は大人が3,550円のところ、65歳以上のシニア料金だと2,300円となります。3世代でレジャー施設を楽しめますね。
まとめ
50歳から利用可能なシニア割引を紹介しました。割引サービスを活用して、物価高に負けず楽しい毎日を過ごしましょう。その他にもシニア割引を実施している店舗もありますので調べてみてくださいね。
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金子圭都 ファイナンシャルプランナー(CFP︎®︎)
学生の頃、親族の死をきっかけにお金について学び、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。お金の勉強をする女性コミュニティでイベントの企画・運営に3年間携わり、のべ200人以上のお金の悩みに寄り添う。その後独立し、お金の不安を安心に変えるマネー相談を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー。
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