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23/08/07

資産運用・経済

投資の神様「ウォーレン・バフェット」投資哲学3つのポイント

投資の神様「ウォーレン・バフェット」投資哲学3つのポイント

世界的に著名な投資家「ウォーレン・バフェット」という人物をご存じでしょうか?彼の発言や投資行動は金融市場に影響を与えることもしばしば。たとえば昨今の日本株の値上がりの一因として、「バフェット氏が会長兼CEOを務める投資会社が日本の5大商社の株式を取得したこと」が挙げられるほどで、その後もこれらの商社の株価は伸びています。

本記事ではそんなバフェット氏の投資哲学について紹介します。投資初心者の方にも参考になる哲学なので、ぜひ参考にしてみてください。

ウォーレン・バフェットってどんな人?

まずはウォーレン・バフェットとはどんな人物かチェックしていきましょう。

バフェット氏はアメリカ出身の世界を代表する投資家で、「投資の神様」として多くの投資家から注目されている人物です。彼の投資実績は偉大で、1965年~2022年の57年間の年間収益率はなんと19.8%。アメリカの代表的な株式指数であるS&P500(9.9%)の約2倍の成果を上げています。

現在92歳でありながら、アメリカの投資会社「バークシャー・ハサウェイ」の会長兼CEOという経営者としての顔も持ち合わせています。個人としても、アメリカの経済誌『Forbes(フォーブス)』の世界長者番付(2023年4月発表)では第5位にランクインしている世界有数の資産家です。

ウォーレン・バフェットに学ぶ!投資哲学3選

バフェット氏は自身の投資哲学を満たす企業があれば巨額の投資をおこなうため、金融市場に対して大きな影響力を持ちます。しかしその哲学は意外にもシンプルで、投資初心者でも理解しやすいものが基本です。ここではバフェット氏の3つの投資哲学を紹介します。

●バフェットの投資哲学1:長期にわたって投資する

バフェット氏は「長期投資すること」を大切にしています。長期投資には明確な保有期間が決まっているわけではないため、5年・10年・20年と人によって期間の考え方はさまざまでしょう。しかしバフェット氏の考える長期投資とは「無期限」を指しています。過去には「10年保有できないなら株を買ってはいけない」という発言もしており、基本的に購入した株を売却することを前提としていないようです。

長期投資はリスクを抑えながら資産を増やすための基本の考え方です。長期にわたって投資することで複利の効果が高まるため、結果的にお金を大きく増やしやすくなります。複利の効果とは、投資で得た利益を再び投資にまわすことで利益が雪だるま式に膨らむ効果のことです。

また長く保有することで元本割れのリスクも軽減できます。金融庁によると、積立投資の運用成果を保有期間5年と20年で比較したところ、保有期間5年ではある程度の確率で元本割れが発生しているのに対して、保有期間20年では1度も元本割れが起こらなかったという結果が報告されています。

●長期投資で元本割れのリスクが減る

金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック」より

投資で利益を得るためには、短期的な値動きに惑わされず、じっくり腰を据えて保有し続けることが大切ということですね。

SBI証券[旧イー・トレード証券]



●バフェットの投資哲学2:割安の株に投資する

バフェット氏は「良い株を安く買う」ことも重視しています。彼の投資スタイルは、その会社の株価が企業価値に対して割安であると判断したときに投資をおこなう「バリュー投資」という手法が基本です。バリュー投資は株価が大きく値下がりするリスクが低く、比較的安定した収益が期待できます。

割安株(バリュー株)を判断する代表的な指標としては、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)があり、数値が低いほど割安と判断できます。PBRは通常、1倍を下回ると割安と判断されます。一方でPERは業種によって水準が異なるため、明確な基準はありません。そのため同業他社の数値と比較して判断することが一般的です。

バリュー投資は必ずしも投資初心者向きとはいえないものの、株式投資を始めるなら知っておきたい投資手法の一つなので、ぜひ覚えておきましょう。

●バフェットの投資哲学3:理解できない業種には投資しない

バフェット氏は自身が理解できない業種には投資しないという哲学を持っています。そのため、ハイテク分野やIT分野への投資には積極的でないようです。過去にはFacebook(現Meta)の事業を称賛しつつも、同社の株を買わない旨の発言をしています。

この哲学にもとづいて株を買うなら、自分の生活や仕事などで身近な業種に投資するとよいでしょう。よく知っている業種やイメージしやすい業種なら、情報が得やすく、理解もしやすいはずです。逆に理解できない業種は、その会社の成長性や良し悪しを見極めにくいため、その分損をするリスクも高まります。

「理解できないものには投資しない」。この考え方は株式投資に限った話ではなく、投資全般における基本の考え方です。金融庁でも、理解できない金融商品の購入を避けるよう呼びかけています。たとえば、金融商品のなかには株や投資信託などシンプルな商品性で広く知られているものだけではなく、高度な投資手法を用いた複雑な商品もあるためです。

株式投資にしても、それ以外の商品に投資するにしても、自分の理解できるものに投資することが鉄則ということですね。

まとめ

ウォーレン・バフェット氏の投資哲学は複雑なものではなく、金融庁や一般的な金融機関でも推奨されている考え方と一致しているものが多くあります。基本的にリスクを抑えながら長く投資するスタイルなので、投資初心者にも理解しやすい哲学でしょう。株式投資に興味のある方は、バフェット氏の哲学に倣って実践してみてはいかがでしょうか。

鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)

銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com

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