23/02/19
お金を貯めるために取り入れたい「時間帯別節約術」
食品や日用品、光熱費などあらゆる物の値段が上がっています。これまであまり節約を意識していなかった人でも「節約しないと」という気持ちになっているのではないでしょうか?
節約アイデアはいろいろありますが、今回は日常生活の中で時間帯別にできることを5つ挙げてみました。参考にしていただければ幸いです。
AM6:30 朝起きたときの節約術「飲み物をマイボトルへ」
1日の間には何度もお茶などの飲み物を飲むはず。その都度お湯を沸かしたり冷蔵庫を開けたりしていると、ガス代・電気代がかかってしまいます。そこで、保温・保冷機能のついた水筒を用意し、朝一番に飲み物を入れてしまうのがおススメ。
出かけるときにそのままマイボトルを持参すれば、のどが渇いたときにコンビニでお茶などを買わずにもすみます。飲み物1日100円分を20日節約したら2000円の節約効果です。
AM8:00家を出るときの節約術「コンセントを抜く」
電化製品は、使用していない間にも電力を消費しています。コンセントを抜いておけばこうした「待機電力を」カットできます。わかっていても、こまめにコンセントを抜くのは面倒だし、忘れてしまうことも多いのではないでしょうか?
1日に1回、家を出るときだけコンセントを抜くのを習慣にしましょう。スイッチが付いていて簡単にON、OFFできる節電タップを使えばより簡単です。
待機電力カットによる節約効果は年間6000円~8000円とも言われます。電気代が上がったためさらに節約効果は大きくなるので、ぜひルーティン化してしまいましょう。
PM0:00 お昼休みの節約術「ランチは軽めに」
ランチの時間は節約のチャンスです。お弁当を持参するのがいちばんですが、なかなかそこまで手が回らない人もいるでしょう。たとえば、1日2食で、昼は食べないという選択肢もあります。1日3食は食べ過ぎとも言われ、最近は1日1食や2食を実践する人も増えています。
ランチを食べる場合でも、おにぎり1個など軽めを意識してみてはいかがでしょうか?最初は物足りなく感じるかもしれませんが、慣れればむしろ体調が良くなることもあります。
1日600円のランチを100円のおにぎりに変えただけでも、1日500円、20日で1万円が浮きます。週に1度はお楽しみで外食するなど、無理のない範囲でやってみてください。
PM6:00 夕方の節約術「買い物は曜日を決める」
買い物に行く頻度が高ければ、その分無駄な買い物もしてしまいがちです。買い物は週に1回ネットスーパーを利用し、それ以外は足りないものを買い足すだけなど、自分なりのルールを決めましょう。
会社帰りに買い物する場合には、曜日を決めておくのがおススメ。通常、各スーパーで特売日の曜日は通常決まっています。行きつけのスーパーが安い曜日を狙って行きましょう。
今はアプリをインストールすればポイントやクーポン、チラシなどを確認できるスーパーが多くなっています。こまめにチェックしておくと、お得に買い物ができます。
PM11:00 寝る前の節約術「エコで快適な睡眠を目指そう」
しっかり疲れを取って明日への活力を養うため、快適な就寝環境は大事です。「真冬や真夏は就寝時にもエアコンを使いたいけれど、電気代も気になってしまう…」という人も多いのではないでしょうか?
冬場の就寝時には湯たんぽが断然おススメです。エアコンで空気が乾燥することもなく、朝までポカポカの暖かさを保てます。東京都環境局「家庭の省エネハンドブック2022」によると、エアコンの暖房の使用時間を1日1時間減らすと、電気代は1,080円減らせるとのこと。湯たんぽなら、お湯を1回沸かすのにかかる費用は数円程度ですから、エアコンの暖房に頼っている人ほど節約効果が見込めます。
夏場の就寝時には、熱中症予防のため、エアコン使用もやむを得ないかもしれません。ただし、温度設定を26~28度の高めにするか、ドライ機能を利用するとよいでしょう。「家庭の省エネハンドブック2022」では、冷房時の室温の目安を28度にすると電気代は800円減ると紹介されています。節約になって、体への負担も少なくなります。
まとめ
「時間帯別節約術」は毎日コツコツ続けることで効果が出るものです。「節約は面倒だし続かない」という人も、毎日のルーティンの中に組み込めば、ハードルが下がります。できるところからチャレンジしてみてください。
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森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー
Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。
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