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22/02/05

資産運用・経済

楽天証券×楽天カード決済がついに還元率大幅ダウン! SBI証券やマネックス証券に乗り換えるべきか

楽天証券では、楽天カードを使って投資信託の積立投資をすることができます。一度設定すれば手間がかかりませんし、楽天ポイントももらえてお得…だったのですが、ついに楽天ポイントの還元率がダウンするというニュースが飛び込んできました。
その詳細の解説と、今後はSBI証券など、他の証券会社のクレカ投資サービスに乗り換えるべきなのか考えていきます。

インデックス投信の多くは楽天カードの還元率が1 %→0.2%に大幅改悪

楽天証券の「楽天カードクレジット決済」は、投資信託の積立代金をクレカ決済できるサービスです。クレカ決済すると、100円につき1ポイントの楽天ポイントがもらえます。クレカ決済の上限額は毎月5万円までですので、クレカ決済するだけで毎月500ポイントが受け取れることになります。つまり、還元率は1%というわけです。もちろんつみたてNISAでも利用可能。非課税で投資しながらポイントがもらえる、とてもお得なサービスです。

楽天カードクレジット決済がスタートしたのは2018年10月のこと。2021年4月には、投信積立設定口座数が100万を突破したと公表しています。多くの方に利用されているサービスだとわかります。

しかし、2022年9月の買付分から、一部の投資信託でクレカ決済した場合のポイントが「500円につき1ポイント」に。還元率でいうと、0.2%になってしまいます。

●楽天カードクレジット決済の変更点

楽天証券のウェブサイトより

還元率が0.2%になる投資信託は、楽天証券が受け取る手数料(代行手数料)が年率0.4%(税込)未満の銘柄です。

投資信託を保有しているときには、信託報酬というコストがかかります。この信託報酬は、運用会社、信託銀行、販売会社の3者が分け合っています。このうちの「販売会社」の手数料が、楽天証券が受け取る手数料です。この手数料が年率0.4%未満だとポイント還元率0.2%になるというわけです。なお、手数料0.4%以上の投資信託の場合は、これまで同様ポイント還元率は1%です。

ポイント還元率が0.2%になる投資信託は500本以上あります。長期積立分散投資の王道である「インデックス型投信」のほとんどが対象です。単純に考えて、信託報酬が0.4%未満の投資信託はすべて対象です。最近人気のインデックス型投信の信託報酬は0.1%程度。それらをクレカ決済しても、ポイント還元率は0.2%となってしまいます。
これまで投資してきた方にとっては、非常に残念な変更と言わざるをえません。

「楽天キャッシュ決済」がスタートするが…

上の図にはもうひとつ、「楽天キャッシュ決済」が新たにスタートすることが書かれています。楽天キャッシュ決済は、楽天カードから楽天キャッシュにチャージし、楽天キャッシュで投資信託を積み立てるサービスです。こちらも、楽天カードクレジット決済と同様毎月5万円まで投資信託の積立ができます。

●楽天キャッシュ決済のイメージ

楽天証券のウェブサイトより

図のとおり、楽天カードから楽天キャッシュにチャージすることで0.5%のポイント還元が受けられます。さらに、2022年8月〜12月の楽天キャッシュでの買付分にも0.5%のポイントがつくので、2022年中は合計1%のポイント還元率となります。

楽天キャッシュ決済の積立設定ができるようになるのは6月下旬予定。8月から買付がスタートします。これまで、楽天カードクレジットカード決済での投資信託購入は月5万円まででした。しかし、楽天キャッシュ決済を併用することで、実質的には月10万円までクレカ決済ができるようになります。


以上のポイント還元率の変更をまとめたのが、次の表です。

●ポイント還元の変更スケジュール

楽天証券のウェブサイトより

2022年9月以降、クレカ決済でポイント還元率が0.2%になってしまう投資信託でも、楽天キャッシュ決済で購入すれば、還元率は引き続き1%になります。しかし楽天キャッシュ決済の還元率が1%なのは12月まで。図にはありませんが、2023年以降は、クレカ決済だと還元率は0.2%、楽天キャッシュ決済でも0.5%になってしまうのですから、やはり改悪としかいえません。

SBI証券に乗り換えるべき? マネックス証券は?

クレカ投資のサービスは、楽天証券以外の証券会社にも用意されています。

たとえば、2021年6月にスタートしたSBI証券「クレカ積立」では、SBI証券で積立投資できる全銘柄をクレカ決済で購入可能。三井住友カードのVポイントが0.5%〜2%(クレジットカードの種類により異なる)貯められます。毎月の積立金額は100円から設定可能。もちろんつみたてNISAでも利用できます。
Vポイントは、1ポイント=1円で買い物の際に使えるポイント。三井住友カードは、普段の買い物では還元率0.5%ながら、セブンイレブン・ローソン・ファミリーマートの大手コンビニ3社やマクドナルドで使うと+2%の還元を受けることができます。

そのうえ、SBI証券では「投信マイレージサービス」によって、投資信託を保有しているだけで最大0.25%(銘柄や月間平均保有金額により異なる)のポイントが手に入ります。ポイントはTポイント・Pontaポイント・dポイントの中から好きなものを選べます。

さらに、2022年1月からは他の金融機関からSBI証券に投資信託を移管する際の手数料をSBI証券が負担する「投信お引越しプログラム」も展開しています。

投資信託の移管とは、ある金融機関で保有している投資信託を、そっくりそのまま他の金融機関に移して預けること。投資信託を取り出すことを出庫、預けることを入庫といいます。たいていの場合、入庫は手数料がかからないのですが、出庫は手数料がかかります。

楽天証券では、投資信託を出庫しようとすると、1銘柄あたり3300円(税込)かかってしまいます。仮に5銘柄移管したら1万6500円。証券会社の乗り換えをちょっとためらう金額でしょう。
しかし、SBI証券の投信お引越しプログラムを利用すれば、支払った出庫手数料が後から口座にキャッシュバック。実質的に無料で移管ができる、というわけです。

SBI証券[旧イー・トレード証券]


また、マネックス証券でも2022年下旬からマネックスカードを使ったクレカ投資サービスがスタート予定。こちらも毎月100円から最大5万円まで、マネックス証券で積立可能なすべての投資信託に投資可能で、つみたてNISAにも対応予定です。
マネックス証券のクレカ投資サービスを利用すると、1%のマネックスポイントが付与される予定。貯まったマネックスポイントはAmazonギフト券やdポイントなどに交換したり、マネックス証券での株式売買手数料にあてたりできます。
また、マネックスカードを持っていれば、マネックス証券の口座から銀行口座にすぐ出金できる「即時出金サービス」(1回330円(税込))が月5回まで無料で利用できます。

確かに、ポイント還元の面で見ると、楽天証券よりもSBI証券やマネックス証券のほうが有利でしょう。ただ、これまで楽天証券で投資を続けてきた方は、このまま楽天証券で積立投資を続けてもいいと考えます。

もちろん、楽天証券のポイント還元サービスは改悪されますし、今後は受け取れるポイントが減ってしまいます。しかし、楽天証券にしてみれば、年0.1%程度の安い信託報酬の投資信託を買ってもらうかわりに、1%のポイント還元をしていたわけですから、これまでが「大盤振る舞い」だったのかもしれません。

そう考えると、今後他社サービスのポイント還元率も楽天証券をベンチマークにして設定されていたことを考えると、改悪される可能性は高いでしょう。
サービス改悪のたびにいちいち証券会社を乗り換えるのは手間ですし、手数料がかかる場合もあります。

なお、これから投資信託の積立投資をはじめてスタートする、クレカ決済を利用する…というのであれば、SBI証券やマネックス証券を検討するのがいいでしょう。しかし、あくまで資産運用の目的は「お金を投資して増やすこと」にあるのですから、ポイント還元はおまけ程度に割り切って、投資をしていくことをおすすめします。

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント

中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『はじめてのお金の基本』(成美堂)、『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

畠山 憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。

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