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21/08/24

家計・ライフ

豊かな老後と貧しい老後を分ける、決定的な4つの違い

豊かな老後と貧しい老後を分ける、決定的な4つの違い

「人生100年時代」という言葉をよく耳にします。日本人の平均寿命は、男性81.64歳、女性87.74歳(厚生労働省「令和2年簡易生命表の概況」より)となっており、過去最高を更新しています。確かに長生きはめでたいことですが、老後の期間が長くなると「お金は足りる?」「健康に過ごせる?」などと、不安なことが増えるのも事実です。

しかし、そんな中でも、手堅く豊かな老後を送る人と、残念ながら貧しい老後を送る人がいます。豊かな老後と貧しい老後の決定的な違いは、どこにあるのでしょうか。4つ紹介します

豊かな老後と貧しい老後の決定的な違い1:自分の年金の情報収集ができるかどうか

老後の安泰な生活を考えたときにまずイメージするのがお金。老後の収入の柱になるお金は年金です。年金は、職業などにより、加入する制度や金額に違いがあります。

豊かな老後を送る人は、自分がどんな制度に加入し、将来どのくらい受け取るのかをしっかり把握しています。そして、少ないと感じるのであれば、増やす手立てをとったり、別の年金をプラスで準備したりします。
しかし、貧しい老後を送る人は、そもそも年金がどのくらいもらえるのかを知りません。年金を増やすしくみも活用していません。そのうえ、年金保険料を未納にしたり、安易に繰上げ受給を選んだりすることで、受け取れる年金額を減らしてしまうのです。

公的年金は、1階部分の国民年金と2階部分の厚生年金の2階建て構造となっています。
国民年金は原則20歳〜60歳までの40年間(480ヶ月)納めると、毎月6万5075円(2021年度)の年金(老齢基礎年金)を受け取ることができます。
厚生年金は会社員や公務員が国民年金に上乗せして加入します。将来受け取れる年金(老齢厚生年金)の受給額は、現役時代の給与に比例して決まる(報酬比例)ため、人により異なります。

会社員や公務員は国民年金と厚生年金の両方を受け取れますが、自営業やフリーランスの方は、国民年金しか受け取れません。しかし、国民年金の上乗せとなる付加年金や国民年金基金、小規模企業共済などの制度を活用することで、公務員や会社員の方と同じくらい安定した年金を受け取ることもできます。

また、豊かな老後を送る人は、原則65歳から受け取る年金を繰下げ受給することで、受け取る年金額を最大42%(2022年4月以降は最大84%)増額させられることも知っています。年金の受給を待機しているときにも働いたり、これまでの資産を取り崩したりすることを計画しています。

さらに、生命保険会社から販売されている個人年金やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)なども、任意で準備できます。これらは、さまざまな税制優遇を生かしながら老後資金を増やす制度。公的年金のプラスアルファとして準備しておけば安心です。

豊かな老後を送る人は、若いうちから、このような年金の情報を積極的に収集し、自分の年金を増やすための手立てをとっているのです。

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豊かな老後と貧しい老後の決定的な違い2:収入に見合った支出の見直しができるかどうか

どれだけ多くの収入があっても、それ以上に支出があれば、お金が足りなくなる不安はつきまといます。しかし、収入に見合った、計画的なお金の使い方ができていれば、大きな不安を感じることなく過ごせます。

豊かな老後を送る人は、支出の見直しを積極的に行います。例えば、通信費、保険料、電気代、自動車関連費用などの固定費は、一度見直せば効果が高い費用です。住宅ローンも、60歳までに完済できる計画を立てます。退職後は、どうしても収入が減るため、固定費や住宅ローンは大きな負担となってしまうからです。また、交際費やレジャー費などの変動費に対しても優先順位を設けます。支出にメリハリをつけお金を管理することで収入と支出のバランスが取れます。
一方、貧しい老後を送る人は、現役時代の生活のダウンサイジングができません。「今楽しいこと」を優先して無駄遣いをしたり、分不相応なスマホ代や保険料を支払ったり、無計画に旅行に出かけたりしてしまいがちです。現役時代より収入が少ないにも関わらず散財してしまえば、貧しい老後になるのは当然です。

豊かな老後を送る人は、収入が減ることを見越して、支出を見直します。そして、長期的な目線を持ち、メリハリのついたお金の使い方をするのです。

豊かな老後と貧しい老後の決定的な違い3:自分らしい働き方ができるかどうか

希望すれば65歳まで働ける時代です。70歳までの雇用が「努力義務」となった今、60歳の定年後も働く人が増えています。

豊かな老後を送る人は、自分がどういった仕事ができるのかを見極め、一週間のうちの働く日数を調整したり、自分の興味のある仕事にトライしたりします。また、60代からの働き方を実現するために、50代ぐらいから、自分の好きなことを見極め、必要な資格を取ったり、勉強を重ねたりします。なかには、独立するなどして、自分で稼ぐことを選ぶ場合もあります。
その点、貧しい老後を送る人は「働いてお金が得られさえすればいい」といって、体を資本にした仕事やあまり好きではない仕事についてしまう場合も。60歳を過ぎると、どうしても体力や集中力が落ちてくるでしょう。無理な仕事はなかなか続きませんし、健康を害する恐れもあります。

豊かな老後を送る人は、「自分らしく働く」ことをキーワードにしています。自分らしい働き方で収入を持ち、多くの人々との関わりを持つことで、生涯現役でいられる自信につながります。また、働くことで、規則正しい生活ができるため、健康面にも良い効果があります。

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豊かな老後と貧しい老後の決定的な違い4:老後に対して、自分なりの心構えがあるかどうか

老後の心構えとは、老後に起こる物事に対処する心の準備、覚悟のこと。老後は若い時よりも、自分自身の健康面、家族内の人間関係などで大きな変化がある時期です。自分が病気になることもあるかもしれません。また、家族の介護をすることになるかもしれません。

豊かな老後を送る人はそのような、老後に起こるかもしれない様々なまさかについて考え、自分なりの心構えを持っています。そして、自分の意見や気持ちを他人にわかりやすく伝えています。まさかのことが起きても、それほど慌てずに対処ができるのです。
対して、貧しい老後を送る人は、そのような相談ができていません。ある日、まさかの事態が発生したときになって、慌てることになってしまいます。

豊かな老後を送る人は、老後の心構えを持って、夫婦間や親子間、兄弟姉妹間で共有します。そうすることで、お互いの立場を理解し助け合う和やかな関係を維持することができるのです。

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まとめ

豊かな老後というと「お金がたくさんあること」が大事だと思いがちです。もちろん、お金も大事です。しかし、豊かな老後を送る人は、お金をたくさん用意することだけでなく、収入と支出のバランスを取ること、自分らしくあること、周囲との和やかな人間関係を持つことも大切にしています。これらが、貧しい老後を送る人との決定的な違いになっています。

豊かな老後を送るために、今のうちから将来の生き方を見つめなおしてみてはいかがでしょうか。

舟本美子 ファイナンシャルプランナー

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー

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