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20/07/13

家計・ライフ

ゆうちょ銀行と普通の銀行って何が違うの? ゆうちょ銀行を持つメリットはあるのか

ゆうちょ銀行と普通の銀行って何が違うの? ゆうちょ銀行を持つメリットはあるのか

ゆうちょ銀行は、各種届出を書くときに、都市銀行や地方銀行などの他の金融機関と記載する欄が違います。そのため、何かサービスを受けるときに「ゆうちょ銀行でも取り扱いは大丈夫?」と感じることがあるかもしれません。しかし、ゆうちょ銀行には、他の金融機関とは異なるメリットが多くあります。

今回は、そもそもゆうちょ銀行とはどんな銀行なのか、そして商品やサービスがどうなっているのかについて、ご紹介します。

ゆうちょ銀行と他の金融機関の違い

かつて、郵便・郵便貯金・簡易生命保険という郵政3事業は、日本郵政公社という国営の法人が行なっていました。この日本郵政公社が2007年10月に民営化され、日本郵政グループが誕生しました。
郵政3事業は、郵便を扱う「日本郵便株式会社」、郵便貯金を扱う「株式会社ゆうちょ銀行」、簡易生命保険を扱う「株式会社かんぽ生命保険」と独立し、サービスを展開することになりました。

ゆうちょ銀行は、郵便貯金のときの商品やサービスを名称変更して引き継いだため、商品にも日本郵政公社時代のなごりがあります。

ゆうちょ銀行の金融商品その1:通常貯金、定期性貯金

都市銀行や地方銀行などの金融機関で、私たちにとって一番身近なものに普通預金があり、いつでも出し入れが自由にできるという特徴があります。また、お金を貯める際は、一定の期間は引き出すことができない定期預金を活用します。具体的には、スーパー定期、大口定期、変動金利定期などがあります。

一方、ゆうちょ銀行での普通預金に相当するのは「通常貯金」、定期預金に相当するものは「定期性貯金」と呼ばれます。それぞれ、上限額が1,300万円と決められており、合計で2,600万円まで預けることができます。

ゆうちょ銀行の金融商品その2:住宅ローンなどの融資

都市銀行や地方銀行などの金融機関は、個人へ住宅ローンを融資し、利息を受け取ることで利益を上げます。そして、普通預金や定期預金などへ利息を支払う仕組みになっています。それに対して、ゆうちょ銀行は、銀行のように融資を行いません。しかし、利用者には融資ニーズのある人もいます。そのような人に対しては、ソニー銀行や新生銀行の住宅ローンを紹介し、申し込みや契約の仲立ちをします。

融資には、教育ローンや自動車ローンなど、住宅ローン以外にも様々なものがありますが、ゆうちょ銀行での取り扱いはありません。このように、一般的に銀行で行う融資が、ゆうちょ銀行にないというのは、大きな違いといえます。

このように、ゆうちょ銀行の商品には、日本郵政公社のときを感じさせるものがあります。ここまでは、取り立てた優位性を感じることはありません。しかし、次に紹介するゆうちょ銀行のサービスには、日本郵政公社という背景が関係した魅力も見えてきます。

ゆうちょ銀行の魅力的なサービスその1:全国どこでも使える利便性

もともと郵便局がベースのゆうちょ銀行の窓口は、全国津々浦々に設置されています。その数は約24,000。他の金融機関と比べても、圧倒的な数となっています。都市、地方にかかわらずどこにでもあるため、口座を持っていれば、旅行先でお金を引き出すことができたり、転勤が多くても手続きに困ったりしません。

また、ゆうちょ銀行の営業時間は、一般的な銀行の15時までに対して、16時までとなっています。例えば、「今日必ず、郵便局で手続きしたい!」と思っているときなど、この1時間のおかげで、余裕をもって手続きができます。

さらに、ゆうちょ銀行のATMは国内約1,400社と提携しているため、すべての都市銀行、地方銀行のキャッシュカードを使うことができます。

ゆうちょ銀行の魅力的なサービスその2:手数料がかからない

お金を入金したり、引き出したりするときに気になるのがATM手数料です。手数料がかからない時間のATMは、混雑していることもあり、引き出しに時間をとられてしまうことがあります。混雑を避けたいと思って後回しにした結果、手数料のかかる時間に引き出してしまうこともあるでしょう。時間外手数料は、1回なら大したことないと感じるかもしれませんが、年間でみると意外に費用がかかっているものです。

その点、ゆうちょ銀行のATMで通常貯金の入金、引き出しをする際は、曜日・時間帯にかかわらず手数料は無料となります。

ゆうちょのATMは、全国で約32,000台あります。あらかじめ郵便局の場所を知っておけば、割安で、混雑とは無縁で手続きできるのが魅力です。

ゆうちょ銀行のATMは、ファミリーマートにも「ゆうちょATM」として設置されています。ゆうちょATMなら24時間いつでも利用できて、入出金の手数料が無料です。
なお、ファミリーマートのATMが「イーネットマーク」の場合は平日8:45~18:00・土曜日9:00~14:00の時間帯のみ手数料が無料になります(それ以外の時間は、1回につき220円の手数料がかかります)

ゆうちょ銀行の魅力的なサービスその3:早くて安心な電信振替

ゆうちょ銀行には、「電信振替」というサービスがあります。ATMを操作して、自分のゆうちょ口座から相手のゆうちょ口座へ1回100円で送金できるサービスです。また、ネットの「ゆうちょダイレクト」を利用すれば、自宅から電信振替の手続きを行うことができます。この場合は、1か月5回まで無料です。

電信振替は、送金する側の人が、ATMやパソコンでの操作を完了したと同時に相手口座に振替えられます。この操作時には、相手口座の名義が表示され、確認してから振替を行うため、間違いが起こる心配はありません。手続き後即入金という迅速性と安全性が魅力です。

まとめ

ゆうちょ銀行のメリットは全国で利用できることや手数料が安いこと、迅速に送金できることなどが挙げられます。人それぞれ、魅力を感じる部分は違うでしょう。いいなと思うところがあったら、ぜひ活用しましょう。

舟本美子 ファイナンシャルプランナー

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー

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