18/07/19
住宅ローンに保証人は必要?保証会社はどんな役割?
住宅ローンの借り入れをする時、自分で探して保証人を立てなければいけないのか、そもそも保証人は必ず必要なのか、保証会社とはどのような役割のところなのかなど、疑問に思っている方が多いと思います。
住宅ローンでは「保証人」は不要
住宅ローンでいう保証人とは「連帯保証人」を指します。保証人は、もしも債務者がローンを返済できなくなってもすぐに返済をしなければならない事はありませんが、連帯保証人は、債務者が返済できなくなった時に返済の義務があります。
住宅ローンの際に「保証人」が必要となる事はほぼありません。
では、連帯保証人は必要か?ですが、連帯保証人が必要となるのは、夫婦でのペアローンの時です。
一人の名義で住宅ローンを組む時は連帯保証人も基本的には必要ありません。
住宅ローンでは、基本は保証会社を利用する
一人の名義で住宅ローンを組む際は、ほとんどの場合連帯保証人ではなく、保証会社の保証を受けなければなりません。
住宅ローンの審査は、銀行での審査もありますが、一番大切なのは保証会社の保証を受けられる審査に通り、保証会社に保証してもらえる人かどうかです。
保証会社はどんな役割?
ローンを利用したことのない人は保証会社がどのようなところか不安に感じる方も多くいると思いますが、保証会社は銀行と連携しローンの審査を行い、返済ができなくなったときは保証会社が銀行に債務弁済を行います。
住宅ローンを銀行で申し込むと年収関係の書類や、物件関係の書類など様々な書類を請求されます。その書類を銀行から保証会社に提出し、保証会社が審査を行います。その結果が銀行に伝えられ、住宅ローンが応諾となり、申込者は銀行で住宅ローンを利用する事が出来るようになります。
保証会社は住宅ローンの利用者との関わりが深い機関です。
では、保証会社に支払う「保証料」ってなに?
保証会社に保証してもらう代わりに、保証料の支払いが必要となります。
住宅ローンの契約の期間や審査結果により差がありますが、借り入れ額の2%を目安に考えておくと良いでしょう。それ以上の保証料がかかる場合は転職したばかりの方や、物件の事情などにより3%、4%程度の保証料が必要となる場合もあります。
住宅ローンの契約の際は保証会社の利用が前提となりますので、申し込み前に連帯保証人について心配する必要はないと思います。< それぞれの事情によっても異なりますが、住宅ローンの審査に通ればその銀行ごとに決まっている保証会社を利用出来ますので安心してください。
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田中 麻依 ファイナンシャルプランナー
学習院大学経済学部卒業後、銀行にて住宅ローンや無担保ローン等、個人のローン取次業務に5年間従事。現在は、別会社にて勤務しながら、これまでの経験・知識を活かし、個人として活動中。FP技能士2級、日商簿記2級、証券外務員1種。趣味は、フルート、セルフネイル、旅行。
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