17/12/15
プチリッチへの道には欠かせない!?アクティブ型投資信託を選ぶ5つのポイント
投資信託でプチリッチ! 『投信ウーマン』第10話
老後のお金の不安を解消したい、プチリッチになりたい、会社員のさくら(42)、FPの佳子(45)、フリーライターの美香(40)のアラフォー独身三人組が、資産形成に最適なツール「投資信託」を使って、投資にチャレンジ!する物語です。
三人はCOREDO室町の映画館に来ています。
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アクティブ型投資信託は「投資哲学」がキモ
さくら「いっぱい上映していますね。何、観ましょうか?」
美香「私は『DESTINY鎌倉ものがたり』 推しね。『ALWAYS三丁目の夕日』 の監督だし、観たいわ」
さくら「へえ、美香さんは映画を監督で選ぶんだ、さすが映画通!」
佳子「アクティブ型投資信託を選ぶ場合は、まずは①ファンドマネージャーの投資哲学!みたいなものね!」
さくら「佳子さん、どういうこと?」
佳子「アクティブ型投資信託は、ある指数に連動することを目指すインデックス型ファンドと違って、『ファンドマネージャーの投資哲学』 によって運用されるのね。現在販売されている投資信託は約6000本あるけれど、そのうちの9割がアクティブ型投資信託なの。その一つ一つが異なる『投資哲学』 によって運用されているから、まずはここを確認することがキモなのね」
美香「投資哲学ですか。監督の世界観みたいでカッコいいですね。それはどこに載っているの?」
佳子「交付目論見書の『ファンドの目的・特色』 に記載されています。同じ日本株への投資でも『成長株に投資します』 『割安株に投資します』 『30の厳選された銘柄に投資します』 などさまざまあります」
(出所:コモンズ30ファンド交付目論見書より)
アクティブ型投資信託を選ぶ5つのポイント
さくら「なるほど。自分にとってピンと来たファンドがあれば即買いね!」
佳子「それはダメです。共感したからってすぐに買っては失敗の元。アクティブ型投資信託を選ぶコツは5つあります」
佳子は紙にさらさらっと書く。
佳子「(1)投資哲学を確認したら、次に(2)運用成績を確認します。映画も監督の過去の作品を見て知っているから次も観たいと思う訳でしょ。投資信託も同じ。過去の運用成績を確認して、長期で安定的に良い成績をあげているものに投資することが大切なの」
美香「うーむ、確かに」
佳子「運用成績も交付目論見書に載っています。モーニングスターなど情報サイトで他のファンドと比較してみるのも良いわね。その他のチェックポイントとして、(3)信託報酬など手数料は安いのか、(4)信託期間と繰り上げ償還の条件、(5)純資産総額は順調に増加しているのか、が挙げられます」
さくら「チェックポイントが5つもあるのね……(ちょっと面倒くさそう)」
佳子「投資信託は自分の資産を増やしてプチリッチにしてくれるのが良い投資信託です。でも実際に良い投資信託を選ぶのはとっても難しいのが現実。だからこそきちんとチェックして買うことが大切なの」
美香「その通りですね。映画も貴重な休みの時間を使って観る訳だし、私の意見だけではなく、ビールでも飲みながら、じっくり話し合って選びますか」
さくら「それ、大賛成!」
(続く)
*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。
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・第6話「「投信ウーマン」必読!投資信託で知っておくべき4つのリスク」
・第7話「賢い女性は知っている!プチリッチへ導く、投資信託「3つの戦略」」
・第8話「アラフォーはどちらを買えばいい?投資信託「二つの選択」」
・第9話「こうすれば失敗なし!インデックス型投資信託の3つの選び方」
・第10話「プチリッチへの道には欠かせない!?アクティブ型投資信託を選ぶ5つのポイント」
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岡田 禎子 「投資は面白い」がモットーなFP日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)
証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴しさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆とセミナーなどで活動中。
TVドラマ「インベスターZ」の脚本協力なども行なっています。
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