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17/04/05

家計・ライフ

新年度から心機一転! 貯蓄賢者の「お金の貯め方」

新年度は出会いと別れがありますね。人は出会いと別れがあるからこそ成長します。「お金を貯められない自分」と別れ、「お金を貯められる自分」と出会いましょう。
今回は、新年度から本格的にお金を貯めるために、すぐにでも始めたい具体的な貯蓄の方法をご紹介します。

お金を貯める「目的」を決める

「お金を貯めたい!」と何となく思っていても、貯まらないものです。なぜなら、人間は意思が弱く、目的がないものは続かないからです。
お金を貯めたいという願望は、ダイエットと同じで「痩せたい」に似ているのです。読者の中にも痩せたいと思っている人が多いとは思いますが、続けられている人は少ないのではないでしょうか?
「貯める」も「痩せる」もモチベーションが大事になってきます。まずは、目的をしっかりと決めましょう。

目的を「目標」に具体化し数値に落とし込む

目的だけ設定して終わりでは意味がありません。
次に数値目標を立てましょう。具体的には、「目標金額」「期間」ですが、行動に落とし込めるような目標設定が重要です。
例えば、「住宅購入の頭金のために500万円を5年で貯める」はどうでしょうか?一見良さそうですが、まだ行動に落とし込め切れていないです。
さらに細分化して、「住宅購入の頭金500万円を5年で貯めるために、毎月8万5000円貯蓄する」はいかがでしょうか?
より明確な目標にすることで、実行もしやすくなります。

貯蓄を続けるために、「先取り貯蓄」&「強制貯蓄」を活用

目的と目標を立ててもまだ不十分です。
このように目的・目標を立てたとしても、人間は意思が弱いので、「来月からにしよう」と先延ばししたり、三日坊主ならぬ一ヶ月坊主となったりが起こります。そこでオススメしたいのが「先取り貯蓄」&「強制貯蓄」の仕組みの活用です。つまり、給与から天引きで自動積み立てをするということです。

それを可能にする仕組みは以下が挙げられます。

(1) 財形制度

会社に制度があれば、財形貯蓄を利用すると良いでしょう。財形貯蓄には「一般財形貯蓄」「財形年金貯蓄」「財形住宅貯蓄」の3つがあります。このうち、「財形年金貯蓄」と「財形住宅貯蓄」には利子が非課税となる恩恵があります。

財形制度についてはこちらの記事もチェック

(2) 定期預金自動積み立て(銀行、ネット銀行)

給与が振り込まれる銀行口座で、定期預金に自動で積み立てする日を給与振込日の翌日に設定すれば、ほぼ給与天引きの状態となり確実にお金を貯めることができます。大手都市銀行の定期預金利子率は0.01%なので、少しでも利子率が高いネット銀行がオススメです。積立定期預金はソニー銀行、楽天銀行、イオン銀行などがあります。

(3) 投資信託自動積み立て

投資信託とは、金融機関が投資家からお金を少しずつ集めてひとまとまりにし、そのまとまったお金をプロである運用担当者が運用する金融商品です。投資信託は、株式や債券などの「詰め合わせ」で、投資信託一つ一つが分散投資の役割を果たしていて、自分で株式や債券の分散を行わなくて良いので、便利な商品と言えます。ほとんどの銀行や証券会社で投資信託自動積み立てのサービスを提供しています。少額で毎月一定額ずつ購入(積立投資)すれば、「時間の分散」もできます。

投資信託のことをもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック

(4) 個人年金保険

個人年金保険は金融商品としては貯蓄と似たような性質があり、毎月一定額の掛け金を払い、保険会社はそれに一定の利息をつけて積み立てます。設定した年齢になれば、その積立金を受け取ることができます。保険料払込期間中に死亡した場合は、死亡給付金を受け取ることができます。
ただし、個人年金保険の利率は、銀行に預金した時と同じか場合によっては悪いこともあります。でも、「個人年金保険料控除」という所得控除を受けられるようになるため、節税のメリットを踏まえると有効な金融商品と言えます。

個人年金保険についてはこちらの記事をチェック

(5) iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)

2017年1月から制度が改正され、20歳以上の方なら誰でもiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)に加入できるようになりました。ただし、国民年金保険料を滞納したり、免除になっていたりしないことが条件です。
ただし、会社員の方は勤め先に「企業型確定拠出年金制度」がある場合、加入できないケースもあります。

確定拠出年金とは、老後資産をつくるための制度であり、現役時代に一定金額を毎月積み立て運用し、その運用結果を老後に受けとることができる仕組みです。iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)は、毎月の掛け金が全額所得控除になることで所得税・住民税の負担が減る、運用中の利益に税金がかからないなど、節税効果が大きく得られる制度です。

確定拠出年金のメリット・デメリットはこちらをチェック

お金を貯めるスピードを上げる

貯蓄に回せる金額が少ないと、お金が貯まるスピードは遅いままです。少しでも多く貯蓄に回せる金額を増やしたいところです。
そこで、支出を削減することに努めましょう。支出を削減するには、どの費目にいくらの金額を1か月で使っているかを認識した後、費目別に毎月予算を設定し、その予算内で消化することを習慣化すると良いでしょう。
支出見直しの方法はこちらの記事で解説していますので、ぜひチェックしてみてください。


大事なのは、お金のことを真剣に考えてみることです。
行動しか人生は変わりません。ぜひ、一歩を進んでくださいね。

頼藤 太希 マネーコンサルタント

(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍90冊、累計150万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

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