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22/01/11

資産運用・経済

「サイドFIRE」こそが日本で目指すべきFIRE 子どもがいる場合の目指し方は?

FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyのそれぞれの単語をとったもので、「経済的自立と早期リタイア」のこと。
実はFIREは大きく分けて2種類あります。
1つは「フルFIRE」です。完全に仕事を辞めて、資産運用の収入だけで生活するもので、FIREといえばこちらを思い浮かべる方が多いでしょう。もう1つのFIREは「サイドFIRE」と言われている生き方です。

「サイドFIRE」こそが日本で目指すべきスタイル

フルFIREは実現に向けてかなり激しい節約を求められます。仮に30歳の人が50歳までに7500万円の資産をつくるには、年利4%で運用したとしても月約20万円の投資が必要です。

これを達成するには、激しい節約と同時に貯蓄したお金を全額投資に回していかなければFIRE実現まで年数がかかります。「全額投資」なので、リスクは自ずと高くなり、リスク許容度を超える投資となるケースが多いでしょう。
なお、FIREを目指している途中もFIRE実現後も、4%の利率で安定運用し続けられる保証もありません。

また忘れてはならないのが、FIRE達成後も、4%ルールに沿った範囲の収入で生活する必要がありますので、贅沢な暮らしができるわけではありません。

「フルFIRE」が困難だとして、一方の「サイドFIRE」はどうでしょうか。
サイドFIREは資産運用で収入を得て、同時に働いて収入を得ながら生活する生き方です。勤労収入は現役時代ほど必要ないため、好きな仕事や時短勤務を選ぶなど、労働面での自由度は高くなります。人生のリスクを抑えつつ、日々の充実感を得ながら楽しく生活できるFIREと言えます。

この「フル」と「サイド」を比べたときに、現在の日本で現実的なのは「サイドFIRE」になるでしょう。「サイド」という言葉の響きから誤解があるかもしれませんが、これは決して妥協案ではありません。

サイドFIREでは、早期リタイアではなく、セミリタイアを目指すわけですが、単に「短時間だけ仕事する」「ゆったり仕事する」という考え方ではなく、「働き方の選択肢を増やし、やりたい仕事を過大な負担なく取り組む」と捉えたいと思います。

「仕事が嫌だ。辞めたい」とだけ考えると、FIREがすなわち「投資で稼いで仕事を辞める」という捉え方・目的になっていきます。
また、働き方の問題だけでなく、収入面でも大きなメリットがあります。勤労収入があるので、用意すべきFIRE資産は先ほど目安として示した7500万円よりぐっと下げられます。
つまり、日々の節約をそこまで強いられないということ。また、運用中の利率の上下にも対応できるようになります。

そして、子どもへ親として見せる「生き方」の問題もあるでしょう。親として、仕事が嫌で辞めたという姿を見せることになるわけです。
労働が嫌という意見はわかりますが、労働で得る対価、社会でどのような人がどのように働き、収益が上がるのか、そうしたことを子どもに伝えずによいのか、一度考えてみてもらいたいと思います。

仕事をしてお金をもらうということは、お金を喜んで払う人がいます。お金の向こうには人がいるのです。仕事をネガティブなものではなく、ポジティブなものとして捉えることが大切ではないでしょうか。

子どもは「親の背中」を見て育つと言われますが、子に見せる大事な時期に、何の目的も目標ももたず早期リタイアしている姿を見せるのが望ましいのか、とも言えます。

子どもがいる場合のサイドFIREの目指し方

子どもを育てるのは、お金と時間がかかるもの。節約して支出を減らそうとするFIREにおいて、子どもができたらFIREはむずかしいと考えられがちです。しかし、そうしたなかでサイドFIREしようとする場合はどうすればいいのでしょうか。

基本的には支出を抑えながら(節約しながら)、収入を増やし、投資資金をつくっていくことに変わりありません。子どもが生まれると、家族が一人増えるわけですから単純に支出は増えますが、そのなかでも大きなカギを握るのが教育費です。

そのため、子どもがいる・いないで収入=働き方が変わってきます。経済的な自由の獲得を目的にサイドFIREを目指しているわけですが、子どもができたら、子どもの将来も踏まえて、サイドFIREへの道筋を考えるべきです。

そもそもサイドFIREの問題以前に教育資金の捻出は頭を悩ませるもの。サイドFIREをするなら、より具体的に教育費の支出を把握しておきましょう。

著書「はじめてのFIRE」より

子どもができた場合、共働きであれば、できる限り二人とも正社員として働きましょう。
退職して、その後パートで復帰するというかたちは避けましょう。可能な限り社員として働き続けるべきです。

理由はまず社会保険にあり、加えて年金の受給額も増やせます。職場の健康保険に加入していると、出産育児一時金はもちろん、出産手当金や育児休業給付金がもらえます。

育児休業給付金は、条件によって子どもが1歳6カ月、さらには2歳になるまで、父親、母親いずれにかかわらず給付されます。
出産後に退職して、3~4年休んであらためて別の企業に正社員として就職するのは、ややハードルが高いのが実情です。

パートとなると時給単価は下がりますから、育児で時間がとれなくなるようなら、時短勤務やフレックス勤務などで働き続けるか、夫が育児休暇をとるなどして、夫婦ともに正社員として継続できる道を探りましょう。

教育資金がどれくらい必要か把握しておこう

大学の教育費に関しては18歳までにサイドFIRE資産とは別に貯める、それ以外の教育費は毎月の家計でやりくりするのがおすすめです。

とはいえ、都内では中学受験をする子が多く、塾や受験にかかる費用が大きくなりますし、中学校から大学まで私立に行く子どもが増えています。また、公立でも中学3年生や高校3年生は、入試を控えて塾に通うことが多くなるため、学習費が増える傾向にあります。
いずれにしろ、教育費に出る分はサイドFIRE資産に回せないことを押さえましょう。

文部科学省のデータ※によれば公立の場合、小学校が月2.7万円、中学、高校では月4万円前後のお金がかかります。私立の場合は、小学校・中学校は月12万円前後、高校は月8万円がかかります。この金額が、毎月の家計でやりくりする金額です。

大学は20~30万円の入学金、授業料は半年ごとの前払いとなるため、月々の家計で捻出するのは不可能です。つまり、4年間の学費300~500万円は事前に準備しなければなりません。

著書「はじめてのFIRE」より

※「子供の学習費調査」(平成30年度)及び「令和元年度 私立大学等入学者に係る初年度学生納付金平均額(定員1人当たり)の調査結果について」

『はじめてのFIRE』 頼藤太希/高山一恵 著

本書では、誰でもできる「サイドFIRE」に特化して解説。
本書でおすすめするサイドFIREは、早期リタイアを目的とせず、経済的に自立して、自由に働き、楽しく生きることを目的としています。
とくにFIREで重要とされる米国株・ETFなどの投資術を具体的に紹介し、おすすめの個別銘柄を多数紹介。また、章ごとにマンガを挿入し、図解も多用して、投資の知識が少ない読者でもすぐわかる・取り組める、サイドFIRE実践の書です。

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役/マネーコンサルタント

中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『はじめてのお金の基本』(成美堂)、『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

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