21/03/07
いつもお金がない人特有の、貧乏を招く7つの言い訳
家の片隅に使っていないモノがあったり、クローゼットの奥に一度も袖を通していない服を見つけたり…。「無駄遣いだったな」と反省することはありませんか?
貧乏な人は、買う時はしっかり考えているつもりでも、それでも欲しいという気持ちに負けて自分に「言い訳」して買い物をしています。もちろん、それではお金は貯まりません。今回は、貧乏な人がしがちな買い物の言い訳を紹介します。もしこんな言い訳をしていたら要注意!
お金がない人特有の貧乏を招く言い訳①:流行っているから…
テレビや雑誌で紹介されてなんか流行っているらしいから一度買ってみよう、とその良さや特徴もあまり知らず、そしてさほど欲しくもないのに買ったことはありませんか?少し前に大流行したタピオカドリンクも実際飲んでみたらただ甘いだけだし最後まで飲めなかったという人も多いはず。流行っているという理由だけで買うと無駄遣いになりがちです。
お金がない人特有の貧乏を招く言い訳②:限定だから…
たとえば、バレンタイン時期限定のチョコレートメニューはとても魅力的です。執筆業務をコメダ珈琲ですることの多い筆者は、この時期限定のゴディバとコラボしたメニューを食べるのが年に1度のお楽しみです。
しかし、コンビニやデパートで限定商品を見つけて「今しか買えないから買わないと後悔するかも」となんとなく買うのはNGです。限定という言葉に惹かれただけで買った物は、しばらく放置して賞味期限切れになることもあります。
上で紹介した流行商品や限定商品は「これだけはどうしてもほしい!」というものだけ買うようにしましょう。「年5000円以内」などと、目安となる予算を決めて、それ以上使わないようにすることが大切です。
お金がない人特有の貧乏を招く言い訳③:せっかくだから…
旅行やコンサートなどに行ったときに、「せっかくだから」とキーホルダーやTシャツを買ったことはありませんか?普段は買うことのないモノでも、特別な場所に行くと買ってしまいがちです。買うのなら自分がもらって嬉しいもの、プレゼントしそびれても自分で長く使いたくなるものを選ぶと無駄遣いになりません。
かくいう筆者は、沖縄で「なんくるないさー」と背中にプリントされているTシャツを買いましたが、外に着ていけないのでパジャマにしています。ぜんぜん、なんくるなくないですね。
たとえ限定品であっても、自分でもらってうれしいもの、ずっと持っていたいものかどうか、買う前に一度考えてから購入するようにしましょう。
お金がない人特有の貧乏を招く言い訳④:ポイントがつくから…
一見、お得なようで無駄遣いにつながりがちなのがポイントカードです。「あと100円分買えばもう1ポイントつくから」など言って、すぐに使わない、さほど欲しくないものを買ってしまいます。目的がポイントを貯めることになり、無駄遣いになるのです。
これを防ぐには、ポイントはあくまでおまけと割り切っておくことが大切。ポイントのための買い物にならないようにしましょう。
また、ポイントカードを作るなら、月に4回以上行くか、年に数回金額が多めの買い物をするお店に厳選しておきます。こうすると、ポイントも集中して貯められますし、「行く店ごとに発行してお財布がパンパンになってしまう」という事態も防いでスッキリしたお財布にする効果もあるので、一石二鳥です。
お金がない人特有の貧乏を招く言い訳⑤:あったら便利だから…
100円ショップなどで、便利な調理器具や健康グッズを見かけてつい買ってしまう方はいませんか?結局買っても使わない可愛い氷ができる型、ツボ押し棒など、きっとあるはずです。また、アイスクリーム製造機、かき氷機などの調理家電、美顔用品、マッサージャーなどの美容・健康家電などをあったら便利だからといって買う方も見かけます。でも、買っても結局収納したままになりがち。貧乏につながります。
あったら便利なものは結局なくてもいいことが多いものです。便利グッズは、「毎日のお弁当作りが楽になる」「退会したジムの代わりに自宅トレーニング」など、必要かどうか、実際に何度も使うかで買いましょう。
お金がない人特有の貧乏を招く言い訳⑥:これが作りたいから…
すき焼きを「作りたいから」すき焼きのたれ、和風サラダを「作りたいから」醤油テイストドレッシングなど、作りたい献立のために調味料を買っていくと冷蔵庫が調味料だらけになってしまいます。結局使い切れず捨ててしまえば、お金を捨てることにつながります。
その日の献立に合わせて買い物するのでなく、その日ある食材でできる献立を考えるという流れにすると、食品ロスを減らすことができ、貧乏人になりにくくなります。
たとえば、じゃがいもと人参、タマネギ、豚肉があってカレールーがないという時、カレールーを買いに行くのではなく、肉じゃがやシチューなど「ある材料」でできる献立にするということです。
また、クックパッドやクラシルなどのサイトで調べると、ドレッシング、たれ、食べるラー油などのレシピまでわかります。安易に買わずに、作ってみるのもいいでしょう。
お金がない人特有の貧乏を招く言い訳⑦:送料無料になるから…
コロナの影響でネット通販やネットスーパーの利用が増えています。回数が増えるとそのたびにかかる送料が気になるものです。そんなときに、「○○円以上購入すれば送料無料」という条件があると、つい買い物カゴにその金額以上にするための品物を探して追加していませんか?
送料のために必要のないものを買うと、貧乏になりやすくなります。どうしても送料を無料にしたいのであれば、災害などの備えとして在庫切れを避けたい乾電池、カセットボンベ、日持ちがして必ず使う醤油、油、砂糖などの調味料を選ぶのがポイントです。
たとえば、5000円以上の買い物で送料無料(送料500円)のネットスーパーで、買い物総額が4800円だと、送料と合わせて5300円です。このとき、在庫があっても困らないカセットボンベ500円を購入しても5300円です。カセットボンベを買っても買わなくても同額なら買った方がいいですよね。しかしこれがあってもなくてもいいお菓子500円なら無駄遣いになってしまう、というわけです。買い物の際には、よく注意してください。
まとめ
後から考えると必要なかったかもと思える支出は無駄遣いです。逆にいえば、必要なものや事柄にターゲットをしぼってお金を使うのが貧乏な人にならない秘訣といえます。もし、貧乏人の買い物の言い訳をしている項目があれば、1つずつ見直していきましょう。
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稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー
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