22/06/18
年金の「繰り上げ」「繰り下げ」する場合のデメリット・注意点を徹底解説【Money&You TV】
年金の「繰り上げ」「繰り下げ」する場合のデメリット・注意点を徹底解説
年金は原則として65歳から受け取ることができます。しかし、年金は60歳から75歳までの間でいつ受け取りを開始するかを自分で決めるしくみです。
65歳から勝手に受給が始まる、というものではありません。
年金は「申請主義」といって、自分で申請しないともらえません。申請を忘れていれば受け取れませんし、万が一加入記録や金額に間違いがあったとしても、申請しなければ損したままになってしまうこともあります。
繰り上げ受給も繰り下げ受給も同様で、受給したいときに受給の申請を行います。
60〜64歳で受け取りを開始することを繰り上げ受給、66〜75歳で受け取りを開始することを繰り下げ受給といいます。繰り上げ受給・繰り下げ受給は1か月単位で選択できます。
60〜64歳11か月までの繰り上げ受給では、1か月早めると0.4%ずつ受給率が減り、60歳まで年金の受給開始を早めると受給率は76%(24%減額)となります。一方、66〜75歳までの繰り下げ受給では、1か月遅らせるごとに0.7%ずつ受給率が増え、75歳まで遅らせると受給率は184%(84%増額)となります。
年金額は、多いに越したことはありませんが、繰り上げ・繰り下げの判断は、金額だけで決められるものでもないのです。
今回は、年金の「繰り上げ」「繰り下げ」する場合のデメリット・注意点を徹底解説しています。
出演:頼藤 太希(よりふじ・たいき)、高山 一恵(たかやま・かずえ)
制作:株式会社Money&You(編集:田松 幸之介)
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・#132「年金は何歳から受け取るのが得?繰り上げ・繰り下げの損益分岐点は?」
・#133「年金の「繰り上げ」「繰り下げ」する場合のデメリット・注意点を徹底解説」
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Money&You マネーアンドユー
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