21/01/18
年収1000万円で貯蓄ゼロ、年収300万円で貯蓄1000万円。差がつく3つの要因
貯蓄がなかなか目標どおりに進まない、という悩みは多くの人が持っています。そして、もう少し収入がアップすれば貯蓄ができるようになると思いがちです。
しかし、年収が高いからといって貯蓄ができるとは限りません。
実際に、年収が1000万円あっても貯蓄がゼロの人がいる一方、年収300万円でも貯蓄が1000万円以上の人もいます。その差はどうしてできるのでしょうか。
年収1000万円で貯蓄ゼロ?!
国税庁の「民間給与実態統計調査(2019年分)」によれば、給与所得者の平均給与は436万円(男性540万円、女性は253万円)です。
年収1000万円を超えるのは男性で7.6%、女性では1.2%。勤務先から給与を受け取る会社員の10人に1人もいないのですから、大変恵まれていると考えられるでしょう。
こんなに収入があれば、さぞや貯蓄もしっかりしていると思われるかもしれません。
しかし、年収が1000万円以上であっても、貯蓄ゼロの世帯は15.4%もあるのです(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](2019年)」)。逆に、年収300~500万円未満で貯蓄が1000万円以上ある世帯は、29.4%にものぼります。
貯蓄に差がつく3つの要因
こうしてみると、年収の多い・少ないと、貯蓄のできる・できないは、必ずしもイコールではないことがわかります。では、貯蓄の「できる・できない」を分けるのは何なのでしょうか。3つの差がつく要因を押さえておきましょう。
●貯蓄に差がつく要因①:先取り貯蓄をしているか
貯蓄額の差ができる大きな要因は、多くの場合コツコツと貯蓄をしているか否かに尽きます。
貯蓄をしているから貯蓄が増える、というあまりにも当たり前なことです。この当たり前のことが毎月できていれば、年収に関係なく貯蓄が増えるようになります。
年収1000万円の人にありがちなのは、お金に余裕があるために「欲しいな」と思ったものをあまり深く考えずに買ってしまうこと。
どんなに収入があっても、お金は使えばなくなってしまいます。
そのため、貯蓄をするなら先取り貯蓄を第一に考えましょう。
収入から貯蓄分をまずは差し引いて、残りのお金で生活費などの支出をやりくりします。手元にお金があると、つい気が大きくなって財布のヒモがゆるみがちですが、無ければ無いでなんとかしようと考えるものです。
年収300万円でも、貯蓄をするならまずは先取り貯蓄です。
●貯蓄に差がつく要因②:予算管理をしっかりしているか
先取り貯蓄を着実に続けるためには、予算管理をしっかりしなくてはなりません。
貯蓄をしたつもりでも、月末にはお金が足りなくなってお金を引き出したというのでは、貯蓄ができなかったのと同じことです。
また、クレジットカードをはじめとしたキャッシュレス決済が普及して、手元に現金がなくても買物などの支出ができるようになっているので、予算以上に使いすぎない意識が大切です。
したがって、何にいくらまで使っていいのか、予算を決めて守るようにしましょう。
年収1000万円以上の人は、お付き合いや見栄で高価な買物をしがちですが、自分で決めた予算を守れなくては、いくらお金を稼いでも足りません。
逆に、年収300万円でも予算を守って支出をコントロールできれば着実に貯蓄を増やすことができます。
●貯蓄に差がつく要因③:将来の夢を持っているか
貯蓄をしたくても、支出のコントロールを続けることは大変なことです。
それでも頑張れるのは、貯蓄に目標があるからではないでしょうか。
マイホームが欲しい、起業をしたい、留学をしたい、このような希望はお金もかなりかかります。
引越しをして一人暮らしを始めたい、各地をまわる旅行をしたい、資格取得のための勉強をしたい…。将来に向けて考えるところがあれば、今は少々の不自由があってもガマンするのはそれほどの苦労ではないかもしれませんね。何のための貯蓄なのか、将来の夢をはっきりさせましょう。
まとめ
コロナ禍のなか、新しいことを始めるのは難しい場合が多いでしょう。
しかしそんな時期だからこそ、将来に向けた準備をしておきたいものです。
アフターコロナに備えて、少しずつお金を貯めはじめてみてはいかがでしょうか。
【関連記事もチェック】
・年収300万円から2000万円まで年収が10万円増えるごとに手取り額はいくら増えるのかグラフ化してみた
・年収1000万円、2000万円、3000万円の手取り額はどれくらい違うのか
・年収1000万円プレイヤーを貧乏に陥れる4つの支出
・年収500万円、1000万円、1500万円で手取り額はどう変わる?
・【2020年版】ダントツで高収入の職業は? 職業別平均年収ランキング
タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
この記事が気に入ったら
いいね!しよう