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20/08/07

家計・ライフ

10月から酒税が変更でリモート飲み・宅飲みに打撃!? 家計への影響はどうなるか

2019年10月、消費税が上がる前に、お酒好きの人は買いだめをしたのではないでしょうか?そろそろ価格に慣れてきた頃ですが、2020年10月から2026年10月まで段階的に酒税が変更になり、種類によっては値上がりするものもあれば値下がりするものもあります。酒税改正の概要と家計への影響を解説します。

お財布に優しい第3のビールが値上がりへ

2018年に改正された酒税法には、2020年10月・2023年10月・2026年10月の3回に分けて酒類の税率を改正することが盛り込まれています。具体的には、以下のグラフがわかりやすいでしょう。

財務省「平成29年度税制改正」より

ビール系飲料は、麦芽含有量などによりビール・発泡酒・第3のビール(新ジャンル)の3種類に分かれています。ビールの税率が下がる一方、発泡酒と新ジャンルは値上がりし、やがて「発砲性酒類」として統合されます。
清酒(日本酒など)と果実酒(ワインなど)の関係も同様で、清酒は税率が下がり、ワインは上がります。そして、2023年に「醸造酒類」として一本化されます。
また、チューハイの酒税は今後しばらく据え置きですが、2026年に税率が上がります。

価格の中に酒税が含まれている

2020年7月21日にセブンイレブンで調べたところ、350ml缶の価格(税抜)は次のとおりでした。
・ビール…205円
・発泡酒…152円
・第3のビール…133円
・第3のビール(セブンイレブンオリジナル銘柄)…114円
ビールとセブンイレブンオリジナル銘柄では1本で100円近くの差なので、一晩に1本でも1ヶ月で約3000円の差になります。何を飲むかでかなり出費の差がでますね。

酒税は、このお酒の価格に含まれています。現状、ビール205円のうち77円が税金です。つまりビールは価格の約38%は酒税を払っていることになります。なお、この酒税が含まれている205円にさらに10%の消費税がかかっており、二重課税が指摘されています。

現在価格に含まれている酒税と今回2020年10月から変更になる新しい酒税の額はこちらになります。

・ビール…77円→70円(安くなる)
・発泡酒…46.99円→46.99円(据え置き)
・第3のビール…28円→37.8円(高くなる)

これによって、ビールと第3のビールの価格差が減ってくることは間違いないでしょう。
2026年10月にはビールと発泡酒、第3のビールの税額は54.25円に一本化されます。この税率を単純に価格に当てはめると、ビールの価格は182.25円、第3のビールは159.25円となり差額はわずか23円です。現在より価格差が小さくなるので、ビールの消費が増えるかもしれません。その一方で、これまで第3のビールを楽しんでいた方の出費は増えることになりそうです。

筆者は若い頃は「酔えれば何でもいい派」でしたが、40代になってから混ぜ物のないビールでないと悪酔いするようになってきたため、ビールがここまで値下がりする2026年がとても楽しみです。

ワインや日本酒(清酒)はどうなるの?

2020年10月からワインの酒税は上がり、清酒の酒税は下がります。税率は、具体的には以下のようになります。

(2020年→2023年→2026年)
・ワイン 28円→31.5円→35円
・清酒 42円→38.5円→35円
※「発泡性酒類」と比較しやすいよう350mlあたりで計算しています。

2026年10月になるとビール系の「発泡系酒類」は54.25円、「醸造酒類」は35円になるので、同じ量を飲むのであれば税額は「醸造酒類」の方が安くなります。

ウィズコロナでリモート飲み会・宅飲みが増える

2020年はコロナの影響で全国各地の花火大会、夏祭りも中止となっています。外で飲む機会が減り、宅飲みの機会が増えていくことでしょう。筆者の住んでいる札幌の夏の風物詩、大通り公園ビアガーデンは例年約1万3000席あり平日でも席が埋まっていますが、今年はミニビアガーデンとしてわずか250席ほどで開催となります。短い夏の楽しみがなくなったので自宅のベランダで缶ビールを飲もうと思っています。

また、今までなかったリモート飲み会という新しい形もできました。外食として飲みに出かけず、自宅でお酒を飲む機会が増えていきそうです。長期予報では今年の夏は例年より暑いそうなので、帰宅後に冷たいビールなどという機会も増えそうです。

まとめ

麦芽量による酒税の差の壁をかいくぐるようにどんどん新しい種類のお酒ができてきましたが、類似するお酒の税率格差をなくする目的で酒税が変更されます。お酒類を買う機会が多い家庭では、影響が大きいと思われます。ビール類も新鮮なものが美味しいので税率が上がる前に買いだめするのは禁物。この機会に、家計におけるお酒類への支出額を確認し、身体にも家計にも優しいお酒のいただき方を考えていきましょう。

稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ

大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー

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