20/04/01
引越しにフリマアプリを意識する人が8割! 引っ越し時にメルカリ・PayPayフリマを使うとこんなにお得
3月といえば引越しシーズン。4月からの新生活に向けて、引越しをされる方も多いでしょう。その際に出る不用品の処分に、今はフリマアプリも使われるようになっているようです。そこで今回は、PayPayフリマのアンケート結果を見ながら、引越しのときにフリマアプリを使うメリット・注意点を見ていきたいと思います。
フリマアプリを意識する人は8割以上
PayPayフリマが引越しにおけるフリマアプリやネットオークションの利用についてアンケートを行いました(調査期間:2020年2月19日 調査方法:インターネット調査 調査対象:男女1000名)。
その結果によると、8割以上の人が引越しでフリマアプリやネットオークションを「利用したことがある」「利用したことはないが興味がある」と回答したそうです。
また、「出品した、または出品に興味があるアイテム」の第1位は「本・CD・DVD」。2位にはファッションアイテムがランクインしています。
引越しの際にフリマアプリを使ったことがある人の割合が36%というのは、意外と多いなという印象を受けました。引越しのタイミングは時間的に慌ただしく、特に家具や家電など大型の物は捨てることが多いのではないかと思っていたからです。そのうえ、利用したことはないけれど興味がある人も47%もいるので、フリマアプリにはまだまだ潜在的な需要があることを感じます。
引越しでフリマアプリを利用する3つのメリット
引越しの際にフリマアプリやネットオークションを使うと、次の3つのメリットがあります。
●引越しでフリマアプリを利用するメリット1:物を減らせるので引越し費用も減らせる
住まいに関する総合情報サイトのSUUMOによると、引越しの費用は基本運賃(移動距離や作業時間)、実費(作業員の人件費や梱包材など)、付帯サービス(エアコンの取り外し・取り付けやハウスクリーニングなど)の3つで決まるといいます。もし不用品をフリマなどで売って物を減らすことができれば、使う梱包材の数や作業員の数、作業時間を減らすことになり、結果的に引越し費用を抑えることにつながっていきます。
●引越しでフリマアプリを利用するメリット2:引越し費用を作れる
不要な物を売ることでお金が入ってくるので、それを引越し費用として使うこともできます。フリマアプリでは売上金を電子マネーにして、キャッシュレス決済で使うことができますし、現金化することも可能です。
●引越しでフリマアプリを利用するメリット3:新生活で使う物を安く買える
フリマアプリを売るためだけに使うのではなく、中古品を買うためにも利用してみてはどうでしょうか。例えば家具や家電などは中古品になると値段が安くなるので、新品を買うよりもコストを抑えることができます。
フリマアプリで不用品を売ってみよう! となったとき、筆者が最もオススメするのは本やDVDです。先のPayPayフリマの調査においても、出品した、または出品に興味があるアイテムの第1位は本・CD・DVDとなっていました。
これらのアイテムはバーコードをスマホで読み取るだけで情報が入力される「バーコード出品」が可能ですし、梱包も比較的楽です。受験で使った参考書など、多少書き込みがあってもその旨を記載しておけば問題ありません。
またページ数が多くなると、書き込みの見落としが出るかもしれません。トラブルを防ぐためにも「もしかしたら見落としがあるかもしれません」と一言書いておくと安心です。まずはお手軽に出品できるアイテムからスタートしてもいいかもしれませんね。
大きなものは送料に注意!
引越しの際に出てくる不用品は、小物ばかりではないかもしれません。一人暮らし用の家電や家具も使わなくなることもあるでしょう。この場合、何がネックになってくるかというと送料と配送方法です。
メルカリの最大サイズはらくらくメルカリ便の160サイズ、PayPayフリマでの最大サイズはゆうパックおてがる版の170サイズです。160・170というのは、荷物の縦・横・高さの長さの合計(cm)です。これに収まるならば送料は比較的安く抑えることができます。一方でこのサイズを超えてしまうと、送り方が限られてしまいます。
メルカリでは、ヤマトホームコンビニエンスと提携して「梱包・発送たのメル便」という新しいサービスが2020年2月28日からスタート。作業員が自宅まできて、商品の梱包や発送をしてくれる便利なサービスです。
ただし送料が高めに設定されています。たとえば80サイズの場合送料は1700円。自分で梱包や発送をすれば800円ですので、900円の違いが出てきます。大きいサイズでは、洗濯機などの250サイズで8600円、冷蔵庫などの350サイズで18500円、ソファなどの最大450サイズで33000円などとなっています。
PayPayフリマでは、そもそも170サイズ以上の大型商品は出品ができません。というのも、PayPayフリマの配送方法は「ヤフネコ!パック」か「ゆうパック・ゆうパケット(おてがる版))しかありません。その中で対応している最大サイズは、ゆうパック(おてがる版)の170サイズ(1800円)です。
もしこれを超える場合には、PayPayフリマではなくヤフオク!で出品すれば大丈夫です。ヤフオク!ならば、160サイズを超える大きな荷物を遅れる「ヤマト便」や「らくらく家財宅急便」など他の配送方法も利用できます。ただこの場合も、最大の450サイズでおおよそ3万円から6万円の配送料がかかります(配送地域により配送料は異なります)
余談ですが、思っている以上にサイズが大きいものもあります。例えばこたつやテーブルなどは、足の部分は取り外せますが、台の部分が90 cm四方だったら、この時点で縦+横が180cmを超えます。通常の宅急便やゆうパックでは送れません。
ですから、サイズが大きな品物の場合は、送料を支払っても利益が出るのかを先に確認してから出品しましょう。たのメル便を使って送ることを前提として出品するときには、送料込みの価格にする必要があるので注意してください。
そのうえで、折り畳めるものはなるべく折り畳んで、サイズダウンを図りましょう。
サイズがどうしても小さくできず、送料を払うと利益が出ないものはフリマアプリには向きません。リサイクルショップに持ち込んだり、直接荷物の受け渡しができる「ジモティー」などのサービスを利用したりするのがいいでしょう。
売れなかったときのことも考えよう
引越しで出た不用品を売る場合には、出品の期限を決めることも忘れないようにしましょう。引越しのギリギリまで出品していると慌ただしくなってしまうので、例えば1週間出品して売れなかったら出品を取り消すのもいいでしょう。
仕方なく粗大ゴミとして出す場合にも、自治体などで決まりがありますから、処分の仕方を確認しておくと安心ですね。
引越しにフリマアプリ、上手に活用しながら新生活の準備を進めてくださいね。
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川崎さちえ ネットフリマ・ネットオークション アドバイザー
2004年に夫が子育てのために仕事を辞める。翌月からの生活のため、株式投資とネットオークションをスタート。自分の経験をもとにして独自のノウハウを構築。現在はフリマアプリ・ネットオークションの専門家として執筆やメディア出演をしている。2008年からAllAboutのガイドをつとめる。
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