18/02/14
株主優待目当てで株式投資する際の3つの注意点!3月のおすすめ優待銘柄も紹介
投資のひとつとして株式を始めたいと思っても、値動きがあると損をしそうで怖いと思っている人は多いものです。
今回は、株主優待目当てで株式投資する際の3つの注意点と、3月のおすすめ優待銘柄を紹介します。
注意点1:株主優待でも業績チェックは忘れない
株主優待が目的だといっても株主として会社を応援するのですから、業績のチェックは必須です。その中でも「営業利益」に着目しましょう。本業の事業でどれだけ稼いでいるのか。また、来期に向けて伸びる予想になっているのかです。
例えば、将来業績が悪化したときは優待制度を縮小したり、株主優待を打ち切ったりすることもあり得ます。経営内容や今後の事業の見通し、財務内容などを確認して投資を行いましょう。
注意点2:権利確定日に必要株数を保有していること
株主優待を受けるための必要な株数を持っていることが必要です。会社によっては株数と所有期間で優待の内容が違うところがあります。
次に、権利確定日(株主優待がもらえる権利が確定する日)に株主名簿に名前が記載されている必要があります。
たとえば、3月末が権利確定日である会社は、2018年の場合3月27日までに株式が購入できていなければなりません。この日を「権利付き最終日」と呼びます。
注意点3:株式の購入時期や購入価格
権利付き最終日に株式を持っていれば配当や株主優待がもらえます。そのため、権利付き最終日の1か月ほど前から株価が上昇し、権利付き最終日の翌日には株価が下がるという動きがあります。
このような動きがあることを知らないまま購入してしまうと、高値掴みになってしまい、売れない状態になることもあります。
また、株式は思わぬ展開で値動きすることもあります。株式の購入にあたっては、最新の情報や詳細を確認した上で行ってください。
3月のおすすめ優待銘柄5選
3月末が権利確定日になっている会社はたくさんあります。株主優待はギフト券やお米券というものや、お買物割引券など様々ですが、利用しやすいものを選ぶことが前提です。
今回は、100株や1000株といった売買の最小単位の株数で優待を受けることができ、優待品換算金額が3000円以上、購入金額50万円以下という基準で銘柄を選んでみました。
●三井製糖(証券コード2109)
株価4060円、最低購入金額40万6000円(いずれも2月6日時点)
100株以上の全株主に3000円分相当の自社製品があり、1000株以上の株主には2000円分の金券などがあります。
●丸井グループ(証券コード8252)
株価1872円、最低購入金額18万7200円(いずれも2月6日時点)
株主優待買物券、Webクーポン、エポスカード(クレジットカード)のポイント加算があります。
●オリックス(証券コード8591)
株価1921円、最低購入金額19万2100円(いずれも2月6日時点)
「ふるさと優待」というカタログギフトから1品選択。オリックスグループが展開する施設で利用できる株主カードがあります。
●ANAホールディングス(証券コード9202)
株価4246円、最低購入金額42万4600円(いずれも2月6日時点)
国内線搭乗50パーセント割引(株数に応じて枚数が異なります)。ANAグループ優待券1冊。
●ヤマダ電機(証券コード9831)
株価653円、最低購入金額6万5300円(いずれも2月6日時点)
500円券の優待券が株数に応じて3月と9月に実施されます。
まとめ
株主優待銘柄を探すには、「会社四季報」の巻末のページが会社ごとにまとめられています。また、食品、金券、レジャーなど優待品のジャンル別に優待銘柄を検索するサイトもあります。銘柄選びの参考になさってください。
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池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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