26/01/02
貯金ゼロの人が「お金が勝手に貯まる家」をつくるたった1つの習慣

「お金を貯めたい」と意気込んでも、月末に気づいたらギリギリで貯金ができなかった…という経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。実は、こうした状況にある方は、お金を貯めることに努力や根性が足りなかったのではなく、ある習慣が身についていないからなのです。
今回は、お金が勝手に貯まるたった1つの習慣を学んでいきましょう。
お金が貯まりにくいのには理由がある
お給料が上がらず、物価も高くなるのでは、貯金がしにくいのは当然です。しかし、そう考える人は、いくら収入が増えたからといっても、貯金はできないのです。
パーキンソンの法則をご存知でしょうか。時間的、金銭的余裕があると、人はそれを使い切るまで行動を広げてしまうという法則のことをいいます。お金のことに当てはめると、収入が増えるとそれに合わせて支出も増えてしまい、結局貯蓄が増えないという訳です。余ったら貯金しようでは、お金は貯められないのです。
金融資産を保有しているかどうか、J-FLEC(金融経済教育推進機構)が調査したところ、全世帯の26.9%が金融資産を持っていないと回答しています。20代においては33.3%が金融資産を保有していません(J-FLEC「家計の金融行動に関する世論調査【総世帯】(令和6年)」。
他の人も貯金ができないのだからと、安心しては困ります。目指すは、貯金ゼロからの脱却です。
収入が少なくてもお金が貯める家計に
収入が少ないことを言い訳にせず、お金を貯めていける人の考えや習慣を身につけさえすれば、お金が自動的に貯まる状態になります。お金を貯めることができる人は、パーキンソンの法則を逆手にとってお金を分け、予め貯蓄分を確保する「先取り貯蓄」を実践しています。
先取り貯蓄の考え方は、
収入-貯蓄=支出
です。
一方、収入が多くなっても貯められないタイプの人は、
収入-支出=貯蓄
という考え方をしているので、収入が増えても支出が増え、お金が貯まらないのです。
この「先取り貯蓄」の習慣を身につけ、「貯める仕組み」を作れば、どんなに少ない金額でも雪だるま方式でお金を貯めることができます。仕組みの力を使えば、努力や我慢といったストレスを戦わずともお金が貯められるのです。
お金を貯める場所を決める
先取り貯蓄で貯める方法にもちょっとしたコツがあります。
先取り貯蓄をすると決めても、手間暇がかかれば長続きしません。貯蓄は、口座引き落としや自動振替などの機能で、自動的に貯まる状態にします。また、お金を置いておく場所や目的を誤ると、必要なときにお金を下ろすことができなかったり、お金が貯める前に下ろしてしまったりして、お金を有効活用できません。お金は使いやすく、貯めやすい場所で管理していく仕組みを整えましょう。
お金を貯める商品、つまりお金の置き場所には
・定期預金
・NISA
・財形貯蓄制度(勤務先に制度がある場合)
・貯蓄型保険(個人年金保険・養老保険)
・iDeCo(個人型確定拠出年金)
などがあります。何年後にお金がいくら必要なのか、何の目的のために貯めるのか用途別に分けておくと、モチベーションを保ってお金を貯めていけます。推し活、旅行などの自分の楽しみのためには、具体的な期限と目標を設定しておくと、貯金にやる気が出てきます。資産の運用方法や種類をしっかりリサーチしましょう。
お金が貯まりやすくなる体質改善
貯まる仕組みを作っても、毎月何にいくら使ったか分からないようでは、お金は貯まりにくいものです。今は現金払い、クレジット、QRコード決済など、いろいろな支払い方法があるため、実際にいくら使ったのかがわかりにくくなっています。買い物のレシートを1か月分取っておき、支出を項目別に分けてみましょう。1か月分を集計してみると、気分転換や自分へのご褒美と称して、お菓子や飲み物の金額が多くなっているかもしれません。無駄遣いの要因になっているものが見つかれば、その分は貯蓄に回せます。
1か月の支出の把握ができたら、支出を減らし家計がスリム化できないか見直しをします。家計の見直しというと、食費を減らすことから考える方もいらっしゃいますが、変動費の見直しよりも固定費削減の方が効果があります。何となく入っているサブスクの解約や不要な保険の保障などは、一度見直すだけですむからです。保険料の支払いは、月払いから半年払い、年払いに変更するだけでも年間の支払い額が違ってきます。
節約というと、我慢や辛さをイメージするかもしれません。しかし、収入を1万円増やすのは、簡単ではありません。実は収入を1万円増やすことと、支出を1万円抑えることとは同じことなのです。買い物をするときは、自分にとって本当に必要かを考えるようにすると、購買欲求にストップがかかり、支出が減ることで資産を作れるようになります。
お金を支払う場合にも支出項目ごとに予算を立て、計画的に必要なものだけ買うようにします。支払い方法も、クレジットカードやQRコード決済などのポイントが付くような支払いに変更すると、お得な支払い方ができます。支出の内容別でクレジットカードを分けると、支出の管理もしやすくなります。
お金が貯まる家計にするには、現状を把握し、ムダを省き、自動的に貯まる仕組みを整えるといったシンプルなものです。仕組みを整えた後は、1か月単位で支出の振り返りをするとどんな変化があったのか確認できます。行動しなくては、状況は変わりません。レシートの整理といった簡単なことからでいいので、まずは一歩を踏み出してみましょう。
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池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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