19/08/12
オリンピック、どうしても生で見たい! チケットを手に入れるにはどうすればいい?
東京オリンピック開催まであと1年を切り、オリンピックムードが一段と高まってきました。56年ぶりの日本開催の夏季オリンピックということもあり、何としても観戦したい!と思っている人は多いでしょう。今回は、観戦チケットの第1次抽選に当たらなかった人やこれから入手する人のために、チケットの入手方法、またチケットがなくても観戦できる競技についてご紹介します。
まだ間に合う?公式チケット販売サイトでの販売スケジュール
公式チケット販売サイトの第1次抽選はすでに終了していますが、今後も抽選販売などが予定されています。今後の販売スケジュールおよび購入方法を見ていきましょう。
●締め切り間近!第1次抽選の追加抽選販売
公式チケット販売サイトでは第1次抽選に1枚も当たらなかった人のために、「第1次抽選の追加抽選販売」が実施されています。販売枚数は約68万枚、20競技170セッションが対象です。開会式や閉会式は対象外ですが、メダルが期待される人気の競技や決勝なども含まれています。
申し込み期間は2019年8月8日(木)未明~8月19日(月)11:59、抽選結果発表は2019年9月11日(水)に行われます。申し込みは一人につき1セッションのみです。対象競技やチケット価格などの詳細は、公式チケット販売サイトで確認できます。
また以下の人は抽選の対象にならないので、注意が必要です。
・第1次抽選販売に申込みをしていない人
・第1次抽選販売で当選した人(購入手続をしなかった人を含む)
・追加抽選販売で2セッション以上の申込みをした人
第1次抽選にはずれてしまったけれど、ぜひとも早めに観戦チケットを入手したい人は再チャレンジしてみましょう。
●まだまだチャンスはある!第2次抽選販売と春期販売、公式リセールも
第1次抽選販売に申し込んでいない人も、まだまだチケットを入手するチャンスはあります。公式チケット販売サイトでは、2019年秋に「第2次抽選販売」、2020年春に「春期販売」を予定しています。春期販売は、都内に設置予定の公式チケット販売所でも購入できる予定です。詳しい日程や販売所の設置場所などの情報はまだ公開されていないので、随時最新情報をチェックしておきましょう。
また、「公式リセール」は、チケットを購入したものの、何らかの理由で行けなくなった人が、チケットを購入したい人に定価で転売できるサービスです。こちらも詳細が待たれます。
公式チケット販売サイトでチケットを申し込む場合は、「TOKYO 2020 ID」の登録が必要です。ID登録をすることで東京オリンピックのチケット販売情報がメールで配信されるので、事前に公式チケット販売サイトで登録しておくことをおすすめします。
観戦チケットだけじゃない!宿泊や食事も楽しめるツアー、パッケージも登場
東京オリンピックの観戦にあたって宿泊施設の確保が必要な人や、観戦だけでなく会場近くで食事も楽しみたい人もいるでしょう。そのような人におすすめなのが、東京2020オリンピック公式のツアーやパッケージです。現在は以下の2種類が公開されています。
●宿泊付きで安心!「東京2020オリンピック公式観戦ツアー」
観戦チケットにホテルなどの宿泊施設がセットになっているツアーです。会場周辺のホテルは争奪戦が予想されるため、遠方から観戦に訪れる人にとって宿泊付きのツアーは魅力的でしょう。中には会場までのバスや添乗員付きのツアーもあります。
この公式観戦ツアーは、東京2020オフィシャル旅行サービスパートナーである「JTB」「KNT-CTホールディングス(以降、近畿日本ツーリスト)」「東武トップツアーズ」の3社が販売しています。いずれの観戦ツアーも抽選販売で、申込期間は以下のとおりです。
・JTB:2019年7月24日(水)12:00~8月15日(木)12:00
・近畿日本ツーリスト:2019年7月24日(水)10:00~2019年9月6日(金)16:00
・東武トップツアーズ:2019年夏頃
ツアーの日数や内容は各社それぞれ異なり、価格にも幅があります。一人当たりのツアー価格は安いものでも9万円以上、開閉会式を通して全日程を観戦するようなものでは450万円もする高額プランもあるようです。詳しくは各社のサイトおよび店舗で確認してみましょう。
●豪華なおもてなし付き「東京2020オリンピック公式ホスピタリティパッケージ」
観戦チケットに飲食サービスなどが付いたホスピタリティパッケージ。ホスピタリティパッケージとは、観戦チケットに高品質の飲食サービスを組み合わせた富裕層向けサービスで、欧米では多くのスポーツ観戦に導入されています。
会場近くのラウンジなどで高品質な食事や飲み物が堪能でき、VIP待遇の入場パスももらえるなどの豪華なサービス付きです。価格は最も安いものでも9万円から。開閉会式と陸上競技の各種トラック種目決勝が観戦できるものでは最高635万円となっています。すべての競技に用意されているわけではなく、開閉会式や、陸上競技・水泳・野球・テニス・バスケットボールなどの一部種目で利用できます。
現在「東京2020オリンピック公式ホスピタリティパッケージ」専用サイトにて購入登録が可能です。販売開始後、専任のセールススタッフが希望のパッケージなどを確認し、予約確定となります。販売開始時期は2019年8月下旬以降です。
チケットなしでもOK!お得に観戦できる競技にはあの人気スポーツも
東京オリンピックでは、チケットなしで観戦できる競技もあります。競技によっては10万円以上するチケットもある中、無料で観戦できるのはうれしい限りです。
陸上競技の競歩は、公式チケット販売サイトのチケット価格表で唯一「チケット販売なし」となっている競技です。会場である皇居外苑で、スタートからゴールまで無料で観戦できます。また人気のマラソンやトライアスロン、自転車競技(ロード)も、スタートやゴール地点の会場の観戦チケットはあるものの、沿道での観戦はチケットなしでOK。これらの競技は沿道で観戦するのが醍醐味であるため、チケットがなくても十分楽しめること間違いなしです。事前にコースをチェックして、ベストスポットで観戦するのもいいですね。
ただしレース当日の暑さを考慮して、マラソンは6時スタート、競歩も5時半または6時スタートと早朝スタートが予定されています。これらの競技の観戦を予定している人は、始発の時間のチェックや、必要な場合は宿泊施設の確保も忘れずに行いましょう。
まとめ
筆者も先日、今秋の第2次抽選に備えて「TOKYO 2020 ID」に登録してみました。最終的にチケットが手に入らなかったとしても、マラソンや競歩などのロード競技を沿道で観戦するのも楽しそうだなと考えています。
オリンピック本番まであと1年あるとはいえ、観戦日の調整や宿泊・交通手段などを考えると、早めにチケットを入手して余裕を持って観戦スケジュールを立てたいものです。チケット情報は随時更新されているので、最新動向をチェックしてチケット入手のタイミングを逃さないようにしましょう。
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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