26/02/28
1日乗り放題、ポイント活用、クレカ決済…電車代をグッと安くする方法

電車に乗るときには、交通系ICカードを活用することが多いでしょう。改札にタッチするだけでさっと乗れて便利です。ただ、少し工夫すればもっとお得に電車に乗れることをご存じでしょうか。今回は、電車代を安く済ませる方法を紹介します。
都内・近郊のJR線に1日定額乗り放題
JR東日本「都区内パス」は、東京23区内のJR線普通列車(快速列車含む)が1日乗り降り自由で利用できるパスです。東京・新宿・渋谷・池袋といった山手線の主要駅はもちろんのこと、足を伸ばせば葛西臨海公園・蒲田・西荻窪・北千住といったエリアまで定額で行くことができます。
料金はおとな760円・こども380円(2026年3月14日の運賃改定後はおとな870円・こども430円)。1日に複数回JRに乗って移動する場合に便利ですし、場所によっては1往復するだけでも元が取れるでしょう。
都区内パスはモバイルSuicaアプリやJR東日本の対象区間内の主要駅の券売機で購入できます。モバイルSuicaアプリなら、いつでもどこでもスマホひとつで購入できるので楽です。
都区内パスの区間に加えて東京モノレール線やりんかい線(東京臨海高速鉄道線)、神奈川・千葉・埼玉・栃木などの区間も乗り放題にできる「のんびりホリデーSuicaパス」(おとな2670円・こども1330円、2026年3月14日以降はおとな2950円・こども1470円)、「休日おでかけパス」(おとな2720円・こども1360円、2026年3月14日以降はおとな2950円・こども1470円)もあります。別途特急券やグリーン券を購入すると、対象区間の特急列車・グリーン車・新幹線に乗ることもできます。
「のんびりホリデーSuicaパス」はモバイルSuicaとSuicaで購入可能、「休日おでかけパス」は切符でのみ購入可能です。利用は土・休日とGW・夏休み・年末年始の期間に限られていますが、ちょっと遠出したいというときに役立ちます。
ポイント交換で新幹線・在来線特急にお得に乗れる
JR東日本の利用で貯まる「JRE POINT」は、対象の店舗で使ったりSuicaにチャージして使ったりすることができます。それでもお得ですが、よりお得にしたいなら「JRE POINT特典」で新幹線のチケット(新幹線eチケット)・在来線特急券(在来線チケットレス特急券)に交換するのがおすすめ。各区間の購入金額よりも少ないポイントで交換できるからです。
たとえば、新幹線で「東京〜秋田」間の普通車指定席は1万7820円ですが、JRE POINTを利用すれば1万2110ポイントで交換できます。1ポイント=1円と考えれば、単純計算で5610円分もお得です。在来線の「新宿〜甲府」間の特急券も1580円のところ、1280ポイントで交換できますので、300円分お得です。
期間限定のキャンペーン「推し駅で平日ひたひたたび」が行われることもあります。第3弾のキャンペーン(2025年12月1日〜2026年2月27日)では、松本、山梨市、塩山、水戸、石岡、伊東、熱海、長野原草津口、中之条、銚子、安房鴨川の各駅までの特急券が500ポイントまたは1000ポイントで交換可能になっていました。
たとえば、「新宿〜松本」間の特急券は通常2550円、通常のポイント交換なら1940ポイントですが、キャンペーン中は1000ポイントで交換可能。平日限定ながら、お得に旅行ができます。今後のキャンペーンもぜひチェックしてみましょう。
ランダムな旅先に格安で行ける?
「どこかにビューーン!」は、JRE POINTを利用することでJR東日本の新幹線停車駅からランダムに選ばれた4つの駅のどこかに行けるサービス。行き先は東北新幹線・秋田新幹線・山形新幹線・北陸新幹線・上越新幹線の対象の駅から決定します。
東京駅・上野駅・大宮駅発で普通車指定席を利用する場合は往復6000ポイント(グリーン車指定席は往復1万ポイント)、仙台駅・盛岡駅・新潟駅・長野駅発の場合は往復5000ポイントで新幹線に乗れます。
たとえば、「東京〜新青森」間を普通車指定席で往復したら2万4220ポイント(2026年3月14日からは往復2万8000ポイント)ですが、「どこかにビューーン!」なら6000ポイントですから、実に2万ポイント近くも得です。
本申し込みの前に、ランダムで選ばれた4つの行き先の候補まではわかる(選び直しも可能)のですが、最終的にどこになるかは本申し込みまでわかりません。ですから、いきたい場所が決まっているならば使えないですが、自分では行こうと考えつかないような旅先に格安で行き、楽しい思い出が作れるかもしれません。
クレジットカードで電車に乗ると得
私鉄各線ではクレジットカードなどのタッチ決済による後払い乗車サービスが広がっています。関西では2024年から順次改札でクレジットカードが利用可能になっており、2025年の大阪万博の際には利用者が急増したという報道もありました。
関東の鉄道事業者でもすでにクレジットカードが利用できるところがありますが、2026年3月25日からはクレジットカードでの乗車でも相互利用ができるようになります。クレジットカードを利用すれば後払いで電車に乗れますし、乗り換えもスムーズにできるようになります。そして何より、そのクレジットカードのポイントを貯めることができます。
決済事業者のなかには、クレジットカードを利用して乗車した場合に還元率がアップする期間限定のキャンペーンを行うところもあります。三井住友カードが以前実施していたキャンペーンでは、スマホのVisaのタッチ決済乗車でVポイントの7%還元が得られました。JCBでも、西日本の交通機関の運賃をJCBのタッチ決済で支払うと、30%のキャッシュバックが受けられるキャンペーンをしていました。
今後もクレジットカードが利用できる路線は広がってくるでしょう。それに合わせてキャンペーンが行われることもあるかもしれません。
交通費は「どうしてもかかるもの」と思いがちですが、工夫次第でお得にできる余地があります。今回ご紹介したものが利用できるのであれば、ぜひ積極的に活用していきましょう。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャルプランナー(AFP)。住宅ローンアドバイザー。教員免許も保有。趣味はランニング。
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