19/05/05
お金持ち夫婦は絶対しない、7つの間違った節約習慣
じわじわと食料品も値上がりしている上に消費税も増税になるので、「節約しなくては…」と考える人も多いはず。誰しも一度は、お金持ちになれたらいいなと思ったことがあるでしょう。でも、お金持ちは決して特別な人ではありません。毎日のお金の使い方次第で、お金持ちになることもできるのです。
今回は、周囲のお金持ちのお金の使い方を観察した結果わかった「効果が薄い節約」や「しない行動」をまとめてみました。
間違った節約術1:特売品をゲットするためにスーパーのはしごをする
スーパーでは人寄せのために、食料品などを日替わりで特売することがあります。
たとえばある日、玉子はA店、キャベツはB店が安かったとします。しかし、だからといってA店とB店にわざわざ時間をかけて足を運んで買い求めても、わずかな金額にしかならないことも多いでしょう。
お金がかからないことばかりに目を奪われますが、時間も立派な資産です。お金持ちは「時間をお金で買う」ということも多いものです。時間と労力にみあう値段なのかを考えると、スーパーのはしごは割に合いません。
間違った節約術2:光熱費をケチる
必要なものにはお金を使いますが、ムダなものにはお金を使わないのがお金持ちの流儀。コストパフォーマンスがいい使い方をします。
たとえば、エアコンは温度を持続するより、冷暖房のスイッチを入れて設定温度になるまでに電気代がかかります。もったいないからとこまめに電源を切るよりは、2~3時間くらいなら付けたままの方が熱効率がいいといわれています。
また、寒いのに暖房をケチって風邪をひいたら、風邪薬を飲んだり、病院に行ったりする必要があります。薬代や病院の時間を使うくらいなら、暖房を付ける方がいいですね。
間違った節約術3:割引クーポンを使う
チラシなどについている割引クーポンは、安くなったり割引されたりするので、お得だと思いがちです。しかし、割引クーポンのせいで本来は買わなくてもいいものを買ったり、買い物に行こうと思っていなくても出かけたりすることはありませんか。
割引クーポンの存在を知らなかったら、お金が出ていかずに済んだということもあるはずです。
間違った節約術4:行ったお店で必ずポイントカードを作る
ポイントカードを作るのも考えものです。あといくら買えばポイントが貯まると思えば、ついつい必要ないものでも買ってしまうものです。また、ポイント10倍デーと聞いて、お店に出かけて行くことはありませんか。
こんな時は、「ポイントカードがなかったら買い物をするのだろうか」と一度振り返ってみるといいですね。
さらにお店に登録した人のみのセールなどは要注意です。このチャンスを逃したくないという気持ちと「安い」という理由だけで、不必要な物を買ってしまうケースがあります。どちらかのパートナーが「何が欲しいのか」「本当に必要なのか」をたずねてみるといいでしょう。
間違った節約術5:100円ショップでよく買う
100円ショップではさまざまな物が売られていて、ついつい「100円だからこれでいいや」と思いがちです。工具なども普通なら結構な値段がしても、100円ショップならお手頃価格で買えます。
しかし、そういった物は耐久性がなく、場当たり次第で買ってすぐに買い直すケースがよくあります。また、よく見ると、100円ショップで購入しても必ずしも安くない商品もあります。
昔から「安物買いの銭失い」といいます。迷ったら安い方を買うとか、選択基準は安いものという人は、満足が得られずに結果的にまた買い直すことになります。
間違った節約術6:人とのつきあいを断る
他人とのつきあいを断れば出ていくお金は減るので、手残りは増えます。しかし、お金持ちは「円は人の縁が運んでくる」と考えています。
会った人とのふとした会話から、大きな商談に発展することもあります。ですからお金持ちは、必要を感じれば、新しい出会いを求めてパーティーや会合に参加します。もちろん、出席するものとそうでないものとは取捨選択しますが、出費より得られる効果が大きいので、むやみに人とのおつきあいを断ることはありません。
間違った節約術7:自己投資をしない
旅行や趣味、大人になってからの勉強など、結果がすぐに出なければ、生活に必要ないのでムダ遣いだと感じる人もあるでしょう。
しかし、長い目でみれば、違った価値観に触れたり、自分の器を大きくしたりすることで世界が広がるものです。時代の移り変わりが激しい今、成長するためには、学校教育だけではなく生涯学習が必要になってきました。
元気で長生きを目指すなら、自己投資を惜しむと返って損する結果になりそうです。
まとめ
人生は選択の連続です。何を選んでも正解・不正解はありません。しかし、いま実行している日常の行動が「お金持ちの行動」からかけ離れていたら、お金持ちに近づくことはできないでしょう。
また、夫婦といってもお金の使い方は、それぞれ優先度が違います。同じ方向を向いて進むためには、話し合いやお金の使い方の理解が必要になります。どちらかが我慢していては、不満がたまりうまくいきません。
2018年12月の野村総合研究所の「NRI親リッチアンケート調査」によれば、金融資産1億円以上の日本の富裕層は126万7千世帯で、全体の2.36%だそうです。お金持ちになりたければ、お金を使うことにネガティブな気持ちを持たずに、節約ではなくお金を何にどう使うと効率的かに目を向けた方がよさそうですね。
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池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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