19/04/09
コレをやめるだけで40万円減らせる! 払ってはいけない3つのお金
「お金を貯めたい!貯金を増やしたい!」永遠の課題かもしれません。しかしその一方で、お金を貯めたい人が払ってはいけないお金を払っている場面をよく見ます。そこで今回は、お金を貯めたいと思う人が払ってはいけないお金を3つにわけてお伝えします。あなたは大丈夫ですか? ぜひ確認しておきましょう。
37年で約14万円! 銀行の引き出し手数料は払ってはいけない
コンビニで銀行から引き出しをするとき引き出すための手数料を払っていませんか?また時間外に引き出して時間外手数料を払っていませんか?
銀行各社では、引き出しに際して108円や216円の手数料を設けていることが多くあります。このとき、「100円や200円ならいいか」と思って引き出す人をよく見ます。
確かに、1回あたりの金額は少額かもしれません。
しかし、100円や200円ならと引き出し手数料を払っている人が、37年間(※)毎月2回引き出し手数料を払っていたとしたら、その合計額はいくらになるでしょうか。計算してみましょう(※以下すべて、35歳の人が82歳(女性の健康寿命平均)まで引き出し手数料を利用すると仮定して37年としています)。
162円×2回/月×12ヶ月=3888円
(引き出し手数料は108円と216円があるので、間をとって162円で計算)
年間3888円余分な手数料を払っていることになりますね。
そして37年間これを続けると・・・
3888円×37年=14万3856円
つまり、100円や200円なら引き出し手数料を払ってもいいと考える人は、37年間で14万円以上のお金をドブに捨てているということです。
これを回避するには、
・時間内に銀行へ行く
・コンビニの引き出しを減らす
しかないと思いがちですが、
・ネット銀行やコンビニの提携銀行を利用する
・手持ちのお金がないときはクレジットカードや電子決済を使う
というのも手です。
ネット銀行やコンビニの提携銀行であれば、コンビニのATMや時間外の引き出しでも引き出し手数料が無料になるところも多くありますので、引き出し手数料を無駄に払っている人は検討してみてもいいでしょう。
口座を開くのは面倒かもしれませんが、30分もかからない手続きですみます。
たった30分の手続きでこの先約14万円払わなくて済むのですから、腰が重いという方も行動してみましょう。
37年で約19万円! 銀行の振込手数料もなるべく払わない
家賃の振込や水道光熱費の振込に、振込手数料を払っていませんか?
銀行によって金額の設定は異なりますが、108円〜648円の振込手数料を設定している銀行が多くあります。
こちらも一度、毎月1回振込手数料を払って生活をしている人が、銀行の引き出し手数料と同じく37年間この生活を続けると仮定して計算してみましょう。
432円×12ヶ月=5184円
(家賃の振込(5万円以上)と仮定し、432円で計算)
年間5184円余分な手数料を払っていることになりますね。
そしてその生活を37年続けると・・・
5184円×37年=19万1808円
37年間で約19万円ものお金を余計に支払うことになります。
こちらも引き出し手数料と同じく、銀行を変えることで振込手数料を無料、または割引にすることは可能です。
・振込先と同じ銀行にする
・振込先と同じ銀行・支店にする
・月の預かり資産に応じて、振込手数料が指定回数無料になる口座を利用する
・給与の振り込み先の銀行にする
といったことで、振込手数料を無料・割引にしている銀行も多くあります。
毎回振込手数料を払って振込をしている場合は、検討してみましょう。
37年で約4万4000円! クレジットカード明細の郵送料
クレジットカードを使用し、利用明細は郵送で届きますか? その時、郵送料はかかっていませんか?
クレジットカード会社によっては、郵送料がかかる場合もあるので一度注意してみてください。
クレジットカード会社の明細の郵送手数料は無料のところもありますが、80円・100円とかかるところもあります。これをウェブ上で見るように変更すれば、郵送手数料はかからなくなるのが一般的です。
毎月1回クレジットカード明細の郵送料(100円)を払って生活をしている人が、37年間この生活を続けると仮定して計算してみましょう。
100円×12ヶ月=1200円
(振込手数料は100円として計算)
年間1200円、余分な手数料を払っていることになります。
そしてその生活を37年続けると・・・
1200円×37年=4万4400円
こちらは37年間で4万4400円ものお金を無駄にしているということになりますよね。
もし郵送の手数料を払っている場合はこの機会に明細を「ウェブ上で見る」に変更しておきましょう。
以上、払ってはいけない3つのお金を紹介しました。
いずれも、「銀行口座を変更する」「ウェブ明細に変更する」といった簡単な手続きだけで支払いを回避できるお金です。
3つのうち1つでも当てはまる人は、ぜひ変更して節約してみてください。
【関連記事もチェック】
・貧乏夫婦に共通している5つのポイントと対策
・1000万円貯めるためには欠かせない!? 今すぐできる効果の高い節約術ベスト5
・4月の保険改訂を踏まえた、生命保険見直し3つのポイント
・うっとりするほどお金が貯まる夫婦になる8つのレッスン
松尾 朋美 証券外務員1種
税理士や公認会計士の資格を持つ家族と過ごし、大学卒業後は証券会社に約4年勤務。その後大手ネット会社に入社。現在は独立し、個人のマネー相談や執筆、ネット広告の運用やコンサルティングなどを行う『金融とネットのプロフェッショナル』。20~40代の子育て世代からのマネー相談が多く「金融リテラシーが低い人が損しない世の中にしたい」をモットーに活躍中。一児のママでもある。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう