18/06/22
20代は夏のボーナスをどう使う?FP直伝ボーナスの使い道
6月から8月にかけては、企業勤めの方にはうれしい「夏季ボーナス」の時期ですね。今年4月に入社した、新入社員の方にとっては、初めてのボーナスかもしれません。
今回は20代の読者の皆さん向けに、まとまった資金の使い道を考えてみたいと思います。
2018年夏のボーナス 平均支給額は82万円
2018年の夏のボーナスは、平均でいくら支給されるのでしょうか。日本経済新聞社が5月にまとめた中間集計では、同時期の対比が可能な企業199社を対象として、2017年夏対比で4.62%増の82万9786円でした。好業績を背景に、全体的に高水準となっています。
20代の多くの方が、この金額を支給されるとは考えにくいですが、それでも20~30万円のまとまった資金が、毎月の給与とは別に入ってくることを考えると、少し浮き足立った気分になることでしょう。
ずっと欲しかったアレを買おう・・・奨学金の返済をまとめてしよう・・・
使い道はそれぞれ、既に考えているかもしれませんね。
20代はこんな使い方をしている
大手転職Webサイトの調査によると、20代の使い道で最も多いのは、「使わずに貯金」です。男女間の大差はなく、50%後半を占める割合でした。
その次に多いのが、「旅行・レジャー」で30%後半~40%台です。同じぐらいの比率で、「PCや服など、ほしかったものを購入」もあります。
(DODA:ネットリサーチ会社を利用したインターネット調査、対象は20~29歳のホワイトカラー系職種の300人、調査期間は2017年4月19日~2017年4月21日)
50代以上のいわゆるバブル世代から見ると、「若いときは貯金なんて(しなくていい)(しなかった)!」と、今世代の若者の草食度合いに嘆く人もいますが、少子高齢化や社会保障問題が今ほど取立たされていなかった1980年~1990年代とは、比べること自体がナンセンスです。
筆者のマネー相談に来られる、今の20代(中には10代後半者も!)は、保守的なようで案外、お金の活用に「攻め」を求めている方が多いのです。
要は、「無駄」な使い道を酷く嫌がっているだけで、「有効」な活用には積極的なのです。
FPがオススメする、20代のボーナスの使い道
若い時期だから挑戦できることや、吸収しておくことで、後の人生に良い影響を及ぼす事が大いにあるでしょう。
筆者がオススメする20代のボーナスの使い道は、「経験をする」という事です。
世界一周などと、大きなことでなくて良いのです。やってみたことの無い事をする、行ってみたことの無い場所へ行く。
この「経験」は、高価な商品を購入する行為より、遥かに意味のある、有意義な「時間」をもたらしてくれるでしょう。
そして、お金の専門家である立場としてオススメなのは、「証券口座を開く」です。口座を開いて、投資を始めてみてください。消費する使い方から、増やす使い方を学ぶ良い機会となるでしょう。
具体的には、証券会社でまず証券口座を開き、株式や投資信託の「るいとう(株式累積投資)」で、毎月一定額の積立投資をすることをおススメします。
ボーナスのまとまった額は、生活口座と別の預金口座へ入れておくか、証券口座へ入金して、そこから毎月一定額を買い増していく方法であれば、初心者でも気軽に投資を始めることができます。
NISAやiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)などの制度の違い、証券・保険・預金の商品制度の違いを知るのは、早いに越したことはありません。
まとめ
「モノの消費」ではなく、「経験」「時間」「増やす」をキーワードに、お金の有意義な使い方を自分らしいメニューで、計画しましょう。
佐々木 愛子
ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅱ種
国内外の保険会社で8年以上営業、証券IFAを経験後、リーマンショック後の超低金利時代、リテール営業を中心に500世帯以上と契約を結ぶ。FPとして10代のうちから金融、経済について学ぶ大切さを訴え活動中。FP Cafe登録パートナー
記事提供:moneliy
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moneliy マネリー
「すべての女性を笑顔にする、マネーケア。」
マネーケアで生活に彩りを与え、女性が笑顔でいられる社会を目指すための情報を発信します。
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