17/06/24
大人女性の賢いボーナスの使い方
嬉しいボーナスの季節ですね。三菱UFJリサーチ&コンサルティングが調査した「2017年夏のボーナス見通し」によると、2017年夏のボーナスの平均支給額は、民間企業で一人当たり、36万8272円。前年比+0.9%と、2年連続の増加が予想されています。(調査産業計・事業規模5人以上の場合)
普段は暮らしや家族のことにお金を使いがちな大人女性ですが、ボーナスくらいは自分のために使いたいもの。今回は、そんな大人女性のための賢いボーナスの使い方を3つご紹介します。
自分の成長に投資しよう
自分に投資することは、将来の収入を増やすステップとなります。
例えば資格取得。就職・転職に活かせるだけでなく、最近では社内の昇級に簿記やFPなどの資格が必須になっている企業も増えています。その場合、会社から資格手当が支給される場合も。ただ、取得のための費用負担が気になりますよね。そこで、オススメなのが「一般教育訓練給付金制度」。利用には条件がありますが、支払った金額の一部が最大10万円支給されます。
教育訓練給付金についてはこちらでもチェック
また、料理やパン作りなどを習うのもいいですね。自分で作ると食材を選べるので、材料費を抑えられ、添加物やアレルギーなど身体への影響にも気を使えます。
ただし、自分への投資は活かしきれなければ「浪費」です。ムダ使いになっていないか、時々振り返ってみることもお忘れなく。
ワンランク上の体験をしよう
ボーナスの使い方を聞くと、ほとんどの方が貯蓄と言います。それもひとつの使い方ですが、知識や経験を積むことも貯蓄のひとつ。自分や家族にとって価値のあることを体験してはどうでしょうか。
例えば、
・英会話教室で学んだことをプチ留学で深める。
・フランス料理や和食をいただきながら、テーブルマナーを学ぶ。
・地域活性化のためのクラウドファンディングに参加する。
など。
知人は子どもに世界遺産や大自然を見せたいと、家族でアフリカ旅行に出かけました。ボーナスは普段できない体験をする有効な手段。ワンランク上の知識や経験を手に入れることで、今までの自分に付加価値をつけることができるはずです。
お金で「時間」を買おう
大人女性は、仕事と家庭の両立で自分時間を持てない人が多いのではないでしょうか。そこで、家事の負担を軽減できる家電の購入をオススメします。
私は、乾燥機付き洗濯機・自動食器洗い機・自動掃除機を購入し、寝ている間に家事を片付けています。契約している電気料金プランでは時間帯で料金単価が異なるため、単価の安い夜間に電力を使うことで光熱費の削減にもなっています。
便利な家電は値段が張るので購入には勇気がいりますが、ボーナスとセールは時期が重なりやすいもの。両立のイライラ解消にも、できる工夫は大いに結構だと思います。
ボーナスの支給は会社の業績によって変わるもの。万が一ボーナスが出なくても暮らしが成り立つようにすることが大切です。できるだけアテにしない暮らしを整えることが、ボーナスを賢く使う秘訣なのです。
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辻本 由香 おふたりさまの暮らしとお金プランナー
企業の会計や大手金融機関での営業など、お金に関する仕事に約30年従事。27歳で阪神大震災、43歳で乳がんを発症した経験から、備えることの大切さを伝える活動を始める。現在は奈良で独立系のFP事務所を開業。セミナーを主としながら、子どものいないご夫婦(DINKS・事実婚)やシングルの方の相談業務、執筆も行っている。著書『がんを生きぬくお金と仕事の相談室』(河出書房新社)。
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