18/05/21
新入社員のボーナスの平均は?何に使っている?
夏のボーナスは6月が一般的。入社間もない新入社員だとボーナスがいくらなのか気になりますよね。
そこで、今回は新入社員のボーナス事情と初めてのボーナスの使い方を考える機会にしてみたいと思います。
新入社員へ夏のボーナス支給する企業は全体の89.4%
産労総合研究所「決定初任給調査(2017年度)」によると、89.4%の会社が2017年4月に入社した社員へ「何らかの形で夏のボーナスを支給する」と回答しました。
ちなみに、夏のボーナスを支給しない会社は5.6%でした。
支給額の平均は、大学卒で93,786円、高校卒で71,107円。
以下、産業、会社規模別、支給方法別の夏のボーナス平均額をまとめておきます。
支給方法で一番多いのは「一定額(寸志等)」が58.7%。「在籍期間の日割計算」の会社は19.7%です。
【データ元:産労総合研究所「2017年度決定初任給調査」】
同調査による、大卒の初任給平均は205,191円、高校卒は165,628円。
初任給から見ると、大卒、高卒ともに夏のボーナスは月給の半月分程度が平均というイメージですね。
金額に差はありますが、ほとんどの会社で夏のボーナスを受け取ることができます。
5.6%の会社は夏のボーナスはなしですが、冬のボーナスからは支給されると思いますので、入社1年目の年間を通したボーナス平均額も確認しておきましょう。
入社1年目年間ボーナス平均額は大卒54万円、高卒40万円
次に、同調査から、新入社員が1年間で受取るボーナス額を計算してみました。
大学卒の場合、年間賃金が298万円のうち18.1%ボーナスが占めています。
298万円 × 18.1% = 53.9万円
大卒の初任給平均額は205,191万円でした。その2.65ヶ月分が年間のボーナス額です。
205,191円 × 2.65ヶ月 =54.3万円
大学卒総合職の1年目の夏冬合わせたボーナス総額は約54万円が平均とみていいでしょう。
同じく高卒総合職も計算してみますと年間ボーナス平均額は約40万円となりました。
【データ元:産労総合研究所「2017年度決定初任給調査」平均額はデータより筆者が計算】
社会人1年目のボーナスの使い道ランキング
初めてのボーナス!楽しみであると同時に大切に使いたいですよね。マイナビが2017年4月に実施した、皆さんの先輩社会人の男女64人に初ボーナスの使い道について聞いたアンケート結果がありますので紹介します。
【データ元:マイナビ学生の窓口調べ2017年4月】
1位は預貯金でした。社会人になって初めていただくボーナスですので大切にしたいという気持ちの表れかもしれません。
2位は両親へのプレゼントです。これまでの感謝の気持ちを贈る人も多いようです。
まとめ
夏のボーナスは、毎月の給与と合わせて、まとまったお金を初めて受け取る機会になるかと思います。初めてのボーナスを機会に投資デビューや、自分磨きやキャリアアップを目指した自己投資という使い方もいいですね。先輩方の使い方も参考に有意義に使っていただければと思います。
寺野 裕子
てらのファイナンシャルプランニングオフィス代表 CFP ・1級FP技能士、投資助言業
2008年FP相談業務開始。2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切得ず、報酬は顧客からの相談料のみとするフィーオンリーへ移行。「ファイナンシャルプランニングは100人100様」をモットーにライフプランの実行支援を行っている。FP Cafe登録パートナー
記事提供:moneliy
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