18/04/08
日本企業の「平均年収」ランキングトップ50
今回は「就職四季報2019年版」から、最新の日本企業の平均年収ランキングを紹介します。今後のキャリアアップを目指したい方には参考になるかと思います。
平均年収ランキングトップ50(未上場企業含む)
「就職四季報2019年版」による平均年収トップ50社は次の通りです。
トップは計測制御機器大手のキーエンス。トップ10に商社が4社入る
業種別では商社・卸売業が13社、や不動産が7社と、金融関係6社この3業種だけでトップ50社の約半分を占めています。
そんな中、1位は検出・計測制御機器大手のキーエンスでした。2位の朝日放送に300万円を超える差をつけてのトップです。キーエンスは平均年齢も36.1歳と50社の中で最も若く、若手を中心とした成果主義により、高い利益を出していることでも知られています。
2位は昨年の3位からランクアップした朝日放送です。
業種別では大手商社がトップ10に4社入っています。4位三菱商事、5位伊藤忠商事、7位住友商事、10位丸紅です。11位には三井物産。
ほか、電通が9位、日本経済新聞が10位、朝日新聞社が11位と広告・新聞業界も上位に。
あと目を惹くのは不動産関連。3位にヒューリック、13位住友不動産、14位三菱地所、15位野村不動産と上位に入っています。
平均年収が高い企業が求める人材とは?
高い賃金を受け取ることができるということは、その賃金に見合った能力や成果を求められてのことと考えるのが自然です。
平均年収が高い企業が求めるのはどのような人材なのでしょうか?
1位のキーエンスは「本質的に正しい事を徹底して考え、主張・実行できる人」。採用試験はエントリーシートがなく、面接のみでコミュニケーション能力や論理的思考力を重視しています。
2位の朝日放送は「『コミュニケーション』を大切に、外に向かって何かを伝えようとする人」採用試験はエントリーシート、面接で熱意やコミュニケーション能力等から総合的に判断しています。
3位のヒューリックは「積極性のある人、チャレンジするのが好きな人、プロフェッショナルになりたい人、当事者意識が高い人」という人材を求めて、論理的思考とコミュニケーション能力を重視しています。
4位の三菱商事は「お客様やパートナー等、周囲の人々から信頼される人間性と物事を最後までやり遂げる意志の強さを持った人」が求める人材です。
参考元は「就職四季報2019年版」
キャリアアップには個人価値を高める努力を
平均年収上位企業が人材に求めるのは「コミュニケーション能力」「論理的思考力」「人間性」「積極性」といったところが見えてきます。
今後、キャリアアップして高い収入を得られる企業への就職を目指すのであれば、自分の価値を高める努力は必須でしょう。そのためには将来の自分への自己投資。
ロジカルシンキングを学ぶ、英会話を学ぶ、資格取得のための勉強を始める、大学に再入学する等の行動が、企業が求める能力習得につながり、キャリアアップの武器になってくるはずです。
まとめ
今回のランキングや、企業が求める人材は「就職四季報2019年版」からご紹介させていただきました。「就職四季報2019年版」には約1300社の企業理念、選考ポイント、給与、有給、残業等の多くの情報が掲載されています。
是非、今後のキャリア形成のイメージ作りにチェックしておくことをオススメします。
寺野 裕子
てらのファイナンシャルプランニングオフィス代表 CFP ・1級FP技能士、投資助言業
2008年FP相談業務開始。2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切得ず、報酬は顧客からの相談料のみとするフィーオンリーへ移行。「ファイナンシャルプランニングは100人100様」をモットーにライフプランの実行支援を行っている。FP Cafe登録パートナー
記事提供:moneliy
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「すべての女性を笑顔にする、マネーケア。」
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