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20/02/18

トレンド

10年後になくなる仕事、残る仕事~『10年後の仕事図鑑』

テクノロジーの進化により、AI(人工知能)の躍進や仮想通貨の登場など、私たちを取り巻く社会は急激に変わりつつあります。「10年ひと昔」といいますが、私たちの生活がどう変わっていくのかは、もはや1年後でさえ先行き不透明。そんな中で、時代の寵児といわれる堀江貴文・落合陽一両氏が、近い将来に起こりうる人生や仕事の変化について語り合った本を、今回ご紹介します。

実業家で投資家の堀江貴文氏は、タレントの顔も持ち、幅広いジャンルの著書を出し続けるマルチ人間。対する落合陽一氏は大学研究者であると同時に、メディアアーティストという肩書きで科学技術を用いたアート表現を行っています。2人とも活動領域が広く、彼らの発言や行動は大勢の人々に影響を与えています。

なくなる仕事、残る仕事

近い将来、AIに仕事を奪われるかもしれないという不安を抱えている私たち。「今後AIに変わる職業は?」「リストラの可能性は?」「子供の将来のために選ぶべき職業は?」といった特集が、雑誌でよく組まれています。消えゆく仕事はすでに予想され、お役目御免となった仕事は、お先真っ暗の未来のようにも思えます。
膨大なデータを読み取り分析するAIは、データがあれば誰でもできる仕事や、体力がいる仕事を得意とするほか、技術の専門家であるエンジニア職も行えると予測されます。これからの仕事は簡略化され、機械が行えるように最適化されていくのです。

ただ、人が携わる全ての仕事をAIがこなせるわけではありません。味やサービスが均一化されたチェーン店よりも職人や個人経営の店が好まれますし、医療や観光業など、AIが真似できない仕事は残ります。人の心を動かすサービス業も、なくなることはありません。

人とAIは共存できる

堀江・落合両氏は、このAI化の流れを歓迎しています。
たとえば、今後ますます必要となるのに常に人手不足の体力勝負の介護職。ここに機械が入ることで、誰もが助かります。
「AIでもできること」と「人間にしかできないこと」を分けて、人がやりたがらない仕事をAIに任せると、人手不足問題が解消するほか、人にとって仕事は楽しいものになり、働くモチベーションが上がります。つまり、AIは私たちの収入源を奪う敵ではなく、避けたい仕事を肩代わりしてくれるものなのです。

また、AIの登場で減る仕事ばかりではありません。AIに仕事を任せることで、人は余暇時間を得られ、そこからさらなるサービスや技術の発想が生まれます。
既存の単純作業はAIに任せて、新しい仕事を世の中に出していくのがこれからの働き方。いまや、YouTuberやプロゲーマー、ゲームプランナーなど、時代の流れとともにテクノロジーが後押しした新しい職業がどんどん発生しています。

好きなことが仕事になる人生

これまで、「仕事を辞めたいけれど、ほかに道もないし、お金のために頑張るしかない」と我慢しながら働いてきた人も、嫌な仕事をAIに任せることで、今後そうしたストレスは減ることになります。さらに今の時代は自分の好きなことをとことん深めると、それも仕事になっていくのです。そこにはもう、プライベートと仕事の境目はありません。

「専門バカ」として夢中で没頭できることを究めれば、単なる趣味の枠を超えて新たな仕事となる可能性のある時代。これからの時代を生き抜くためには、AIに任せられることは完全に任せて、自分にしかできないことを進めていくべきでしょう。
そのために必要なのは、自分の意志です。今まで世間や会社に合わせて黙々と仕事をしてきた人も、これからは指示待ちではなく自分の頭で考え、しっかりとした意見や主張を持つことが求められるようになります。

変わりゆく時代の流れに、自分もうまく乗っていくことが大切。間近に迫りつつあるAIの時代をどう生き、どう働くべきかという問題に対して、ポジティブなヒントが欲しい人にお勧めの一冊です。

『10年後の仕事図鑑』』
(SBクリエイティブ)

小野寺 理香 おのでら りか

読書ブロガー。好きなジャンルは文学、歴史、アート。ふとしたきっかけで出会い、好きになったら長くつきあう……本との巡り合いは人と同じ。時に味わう〝がっかり〟も、読書のおもしろさのひとつです。ここでは、よりすぐりのすてきな本をお届けします。
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