19/09/03
【みんなの副収入先】3人に1人が副収入を得る時代。みんなどんな副業をしている?
残業時間が減ったり、有給休暇が取りやすくなったりと、働き方改革が進む中で嬉しいこともある反面、手取り収入が減ってしまうというあまり嬉しくないことも起こっています。
企業も副業を認めるなど個人の働き方は自由になってきています。
今回は、株式会社pringが2019年6月に行った、会社員の「副収入」に関するアンケートの結果を見ながら、副収入を得るにはどんな方法があるのか、ご紹介します。
1年以内に副収入があったのは3人に1人
アンケートによると、1年以内に月3000円以上の副収入があったと答えたのは、全体の33.3%にもなります。3人に1人は何らかの副収入を得ているということです。中でも、継続的に毎月3000円以上の収入を得ているのは17.3%で約6人に1人でした。
●あなたは直近1年間で本業の仕事以外の副収入(1か月に3,000円以上の副収入)はありましたか。
(単数回答、n=3,082)
金額で言えばわずか3000円と思うかもしれませんが、継続的な収入であれば年間3万6000円も収入が増えたことになります。超低金利の今の時代、いくら定期預金にお金を預けても増えていかないことを考えれば、少額であっても継続的な収入がどれほど将来に差を生むかはわかりません。
スキマ時間にできる副業が人気
同アンケートでは、どんな副業でお金を稼いでいるかも調査しています。
男性では株式投資・FX投資が55.5%と圧倒的に多く、クラウドソーシングの21.5%、フリマアプリ・ネットオークション21%と続きます。女性ではフリマアプリやネットオークションが38%と一番多く、接客や軽作業のアルバイトが28.5%、株式投資・FX投資27.5%と続きます。どんな副業を選択するのか男女では違いがあるようです。
●あなたの副収入の収入元をお答えください。
(複数回答、n=400)
ランキング4位には、男性では接客や軽作業などのアルバイト、女性ではクラウドソーシングが入っているため、結果的に4位までは男女とも同じ種類の副業を選んでいることになります。
また、5位以下を見ると、男女とも不動産投資や仮想通貨投資などの資産運用、内職や懸賞などへの応募などが並びます。勤務先に出向いて副収入を得るアルバイトなどでは、時間の確保が難しいことも考えられますが、これらは自宅にいながらでも自由な時間を使うことができるので人気が高いのではないでしょうか。
お金のことは秘密にしがち
お金のことは友達でもあまり話をしないという人もいるかと思います。副業に関しても同じようで、家族には話しても友人や会社の同僚に話したことのある人は少ないようです。
およそ4人に3人は秘密にしているという調査結果が出ています。
副業のイメージがあまり良くないこと、会社が認めても会社の上司にマイナスと評価される不安があること、必死にお金を貯めていると思われたくないことなどがその理由だといいます。
●あなたは副収入があることを人に話したことがありますか。
(複数回答、n=400)
負担なく、内緒でスタートする副業ならこの3つ
本業への負担が少なく、しかも副業をしていることを人に知られずに副業をするならば、やはり、自宅にいながらスキマ時間でできるものがいいでしょう。ここでは3つ取り上げます。
まずは、株式投資やFXなどの資産運用です。今はスマホで簡単に口座開設できるようになっています。また、金融機関によっては1000円程度の少額からスタートすることができます。しかし、元本が保証されているわけではないので、初めに投資に使う金額を決めておくといいでしょう。少額からはじめて、少しずつお金を増やしていけば、月3000円の利益も十分目標にできるでしょう。
次にクラウドソーシング。ウェブサイトを通じて仕事をして、報酬を得るものです。仕事内容は、アンケートのモニターといったやさしいものから、絵・デザイン・文章などの作成、プログラミングや翻訳など高度な技術を要するものまでさまざま。個人の力でお金を稼ぐことができます。企業などが特定の仕事をクラウドソーシングのサイトを通じて募集しているので比較的仕事は見つけやすいでしょう。
そして、フリマアプリ・ネットオークションです。フリマアプリはスマホ一つで、特別なスキルなどなくても誰でも始めることができます。初めは自分の不用品などから売ってみるといいでしょう。慣れてきたらネットオークションで人が興味を持っていそうなもの、欲しがりそうなものを仕入れて販売することもできます。はじめは商品の登録に時間がかかるかもしれませんが、慣れれば簡単ですし、家にいながらできるので生活への負担は少ないでしょう。
今の働き方がずっと続くかわからない、いつまで働き続けられるかわからない、今のお給料に満足していないなど、副業を始める理由はさまざまでしょう。しかし副業はあくまで副業ですので、かける時間と受け取れる収入のバランスを考えて選ぶといいでしょう。
無理なく、そして楽しくお金を稼いでいきましょう。
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黒須 かおり ファイナンシャルプランナー(CFP)
女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。金融機関にて資産形成のアドバイザーとしても活動中。FP Cafe登録パートナー
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