18/07/28
2017年の転職者の平均年収調査 転職したほうがトク?
転職したいけど、それが本当にトクなのか?と不安に思う人は少なくありません。転職・求人情報サイト「DODA」が公開しました2017年平均年収ランキングから、転職成功へのカギを探っていきたいと思います。
転職をすると収入は上がる?
まず転職・求人情報サイト「DODA」が公開した「平均年収ランキング2017」から年齢、男女別の平均年収を確認してみましょう。
各年代の最も割合が高い年収区分は20代と30代が300万円~400万円未満、40代は400万円~500万円未満、50代は1000万円以上となっています。
次に職種、業種別の平均年収ランキングを見てみましょう。
職種別平均年収ランキング
業種別平均年収ランキング
ご自身の今の年収と比べてみていかがでしょうか?
転職すると年収が下がるのではと心配される方や、年収は下がるものと先入観を持たれている方は多いです。
転職したからといって年収が上がるとは限りませんが、このようなデータを参考に、他の業種の年収事情を知ることは、転職を検討する際の大切な第1ステップとなるでしょう。
トクする転職とは?
収入アップが実現すれば「トクする転職」ができたことになるのかというと、そんなに単純なものではないでしょう。
自分の能力を発揮することができ、社会や会社に貢献できている実感を持つことができる仕事と出会い、その仕事から満足できる収入が得られる転職ができてこそ「トクする転職」に成功したといえるのではないでしょうか。
そのようなトクする転職を目指すために、ご自身の目指す年収が得られる会社があるとするならば、その会社に転職するためには何が必要か?自分に足りないものがあるなら、そこをカバーするための勉強も必要になるかもしれません。
転職したほうがいい人、しないほうがいい人
転職を考えることをおススメできるのは、今の勤務先では収入等の待遇や労働環境等の改善が実現できそうにもなく、転職後のビジョンやキャリアプランを明確に持って、さらにステップアップして自分が成長できる場所を求めたいと考えている人です。
つまり、次の転職先でやりたいことを明確に持っているという人ということになります。
ただ収入面や、労働環境等に不満があるという理由だけでは、急いでの転職はおススメしません。転職をしても、また同じことを繰り返すことになってしまうかもしれないからです。
今の仕事が不満で辞めたいと思った時、少し極端な表現かもしれませんが辞めることはいつでもできます。今、新たなことをやりたいと思う気持ちまで至っていない状態なのであれば、いきなり転職を考えるのではなく、今の不満な気持ちを解消するための解決策を試してみてから転職を考えてみても遅くはありません。
まとめ
転職することがトクかどうかは、人それぞれです。ただ、さらなる可能性にチャレンジしたいという方にとっては現状、転職市場は悪い環境ではなさそうです。挑戦のしがいは十分ありそうです。
寺野 裕子
てらのファイナンシャルプランニングオフィス代表 CFP ・1級FP技能士、投資助言業
2008年FP相談業務開始。2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切得ず、報酬は顧客からの相談料のみとするフィーオンリーへ移行。「ファイナンシャルプランニングは100人100様」をモットーにライフプランの実行支援を行っている。FP Cafe登録パートナー
記事提供:moneliy
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moneliy マネリー
「すべての女性を笑顔にする、マネーケア。」
マネーケアで生活に彩りを与え、女性が笑顔でいられる社会を目指すための情報を発信します。
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