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25/10/28

家計・ライフ

貧乏を招く退職金の使い方ワースト5

貧困を招く退職金の5つの使い方

退職金はこれまでコツコツ働いてきた自分へのごほうびであり、老後の暮らしを支える大切な資金です。けれど、その大金をどう扱うかで、その後の生活は大きく変わります。
多くの人がやりがちな退職金の使い方の失敗は、ちょっとした気のゆるみや思い込みから起こります。今回は、老後の安心を守るために避けたい「貧乏行動」を5つ紹介します。

退職金でやってはいけない貧乏行動1.勢いで運用を始めてしまう

退職金を減らしたくないと、すぐに投資信託や株式を購入する人がいます。低金利時代では預貯金だけで資産を増やすのは難しいですが、目的も期間も決めずに運用を始めるのは危険です。
たとえば、高金利の定期預金と投資商品がセットになった銀行の「退職金特別プラン」は一見魅力的です。しかし、定期預金の金利が高いのは最初の数か月だけというケースが多く、実際にはそれほどでもないことも。投資商品にはリスクがあるうえに、販売手数料もかかります。
退職金を受け取ったらまず「生活費」「緊急時の資金」「余裕資金」を分けて考えるようにし、運用は余裕資金の範囲で行うことが大切です。

退職金でやってはいけない貧乏行動2.安心したくて住宅ローンを一括返済

「借金がゼロになれば安心」と考え、住宅ローンを一括で返済してしまう人も少なくありません。しかし、住宅ローンを全額返済すると手元資金が一気に減り、いざというときの備えが難しくなります。
老後は医療費や介護費、家の修繕費など、想定外の支出が発生しやすい時期。金利が高い時代なら繰り上げ返済のメリットは大きいですが、今のような低金利では、あえて完済にこだわらない方がよい場合もあります。一部繰り上げ返済でバランスを取るのがおすすめです。

退職金でやってはいけない貧乏行動3.何もわからないうちに金融機関に相談

退職金が振り込まれると、どうしたらよいかわからず、まず銀行や証券会社に相談に行く人も多いでしょう。「大金を預けっぱなしにするのはもったいない」「とりあえず話を聞こう」と思うのは自然なことですが、ここでも注意が必要です。
金融機関の担当者は、中立の立場のアドバイザーではなく、金融商品の販売員です。金融機関の販売目標を優先して商品を勧めるケースもあります。
退職金をどうするかの情報収集は大切ですが、焦って相談に行く前に、まずは自分の生活設計を考える時間を持ちましょう。「どんな暮らしをしたいのか」「毎月どのくらい使うのか」を整理しておくだけでも、冷静な判断がしやすくなります。

退職金でやってはいけない貧乏行動4.夢を叶えようと高額な出費をしてしまう

退職して時間ができると、「今しかできないことをしたい」という気持ちが強くなります。
海外旅行やリフォーム、車の買い替えなどに一気にお金を使ってしまう人も少なくありません。
楽しみのためにお金を使うことも必要ですが、退職直後の開放感で気が大きくなり、使い過ぎてしまうケースも。特に、海外旅行や趣味の費用は繰り返し発生する支出になりやすいため注意が必要です。
老後資金のシミュレーションを行い、年間の予算を立てたうえで、予算の範囲内で楽しむようにしましょう。

退職金でやってはいけない貧乏行動5.老後資金の全体像を把握しないまま使い始める

最もやりがちな失敗は、老後資金の全体像を把握しないままお金を使ってしまうことです。年金でどのくらいの収入があるのか、生活費はいくらかかるのか、介護や医療にはどの程度備える必要があるのか。これらを確認せずに使い始めると、将来どこかで資金不足に陥ります。
退職金は年金と同様、老後の生活を支える柱です。まずは老後の収入と支出を整理し、全体像を見える化してみましょう。そのうえで、生活費として使う分、緊急時に備える分、長期的に運用してよい分を区分することが大切です。
「いくらあれば安心して暮らせるか」を数字で把握しておくことで、焦って使うこともなくなります。

安心して老後を楽しむために

退職金は「自由を手に入れるお金」であると同時に、「生活を支えるお金」でもあります。
安心して老後を過ごすためには、焦らず、計画的に使うことが何より大切です。退職金の使い方次第で、これからの人生の満足度は大きく変わります。「守る」ことに意識を向けつつ、自分らしい暮らしを叶えるための使い方を考えていきましょう。

森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー

Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。

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