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25/10/12

家計・ライフ

金持ち夫婦でも貧乏転落…払ってはいけない7つのお金

金持ち夫婦でも貧乏転落…払ってはいけない7つのお金

共働きで収入も安定している夫婦の場合、「うちは収入が少なくないから大丈夫」と家計を見直すこともなく安心してしまいがちです。ところが、日々の支出の中には気づかないうちに家計をむしばんでしまうお金があります。そのまま放置していると、せっかくの余裕も一気になくなり、気づけば貧乏夫婦になりかねません。
本記事では、金持ち夫婦から貧乏夫婦に転落してしまう要因となりやすい「払ってはいけないお金」を7つ取り上げます。どれも生活の中でうっかり払ってしまいがちなものばかりなので、豊かさを長く維持したい方はぜひ参考にしてください。

貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」1:あまり使わないものの定期購入・サブスク

日常的なお金で注意したいのが、最近流行りの定期購入やサブスクです。初回割引や無料お試しをきっかけに気軽に契約し、気づいたら毎月の請求が積み上がっていたという人は少なくありません。貧乏夫婦に転落したくなかったら、定期購入やサブスクはこまめに見直しをし、不要なものは解約しましょう。

●定期購入は解約しにくい仕組みになっている

化粧品やサプリなどは、定期購入で買うと1回あたりがお得になります。インターネットで購入する場合、気が付かないうちに定期購入を申し込んでいることも。「お得だし、まあいいか」とそのままにしてしまうこともあるのではないでしょうか。
定期購入を申し込んだ場合、一定期間は解約できない縛りがあることが多くなっています。また、サイトを見ても解約方法の説明が見つかりにくくなっていることも。申し込む前に、契約期間はいつまでなのか、どうやったら解約できるのかを確認しておきましょう。使わない場合には、契約期間終了後速やかに解約するのがおすすめです。

●月額費用が安いサブスクでも要注意

サブスクも同様です。最近は、音楽、動画、雑誌などのサブスクのほか、洋服や家具・家電のいろいろなサブスクサービスがあります。サブスクの中には、毎月かかる費用が数百円程度のものもあり、つい申し込んでしまうこともあるでしょう。たとえば、月500円でも、1年では6,000円です。複数のサブスクを利用していると、かなりの出費になっていることがあります。
サブスクは一度契約すると、利用しない月でもお金を払わなければなりません。1か月全く利用しなかったサービスは解約するなどのルールを決めましょう。サブスクによっては、家族割があったり、家族でシェアできたりすることもあります。夫婦で別々にサブスクに入っている場合には、統合できないかも考えてみましょう。

貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」2:たまにしか乗らない車の購入

家族でのレジャーや帰省には、車を使いたいことも多いでしょう。車を購入した場合、駐車場代、ガソリン代、自動車 保険、自動車税、車検費用など維持費が発生します。ローンを組んで購入すれば、金利もかかってきます。

●車の維持費は年間約17万円

ソニー損害保険株式会社が行った「2025年全国カーライフ実態調査」によると、1か月あたりの車の維持費は平均で1万4,100円です。年間では17万円近くがかかることになるため、貧乏夫婦転落の原因にもなります。
「週末にしか使わない」「年に数回しか乗らない」という家庭で車を所有すれば、それだけで大きな固定費を抱えることになります。最近はカーシェアリングやレンタカーが充実しており、必要なときだけ使う方が合理的な場合も少なくありません。

●利用頻度とコストを比較して選ぶ

それほど頻繁に車に乗らないなら、カーシェアリングの利用を検討してみましょう。カーシェアリングの場合、利用時間に応じた利用料を払うのみです。ガソリン代や保険料は利用料に含まれているため、別途払う必要がありません。なお、長時間の利用の場合には、レンタカーの方がお得な場合があります。
カーシェアリングは会員登録が必要ですが、月額基本料金は無料のサービスも多くなっています。500円~1,000円程度の基本料金がかかるサービスでも、乗った月には基本料金分が無料になるところがほとんどです。車を購入する場合には、乗る頻度から無駄なコストを払うことにならないかをよく考えましょう。

貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」3:無計画なマイホーム購入

マイホームは人生最大の買い物ですが、「みんなが買っているから」と勢いで購入すると危険です。住宅ローンは数十年単位の返済が続くうえ、ライフスタイルの変化で返済が困難になることもあります。

●ライフスタイルの変化を考慮して住宅ローンを組む

共働きで何となく家計に余裕があると感じている人は、「このくらいなら払えるのでは?」と、身の丈以上の物件を購入してしまいがちです。「月々の返済額が大きくなっても大丈夫」と、頭金なしで買ってしまうようなことも。住宅を購入するなら、くれぐれも計画的に進めましょう。
住宅ローンは長期間返済が続きますが、その間にはライフスタイルが変化する可能性もあります。共働きなら払える額の住宅ローンでも、一方が仕事をやめると支払いが困難になるかもしれません。ローン以外にも、固定資産税や修繕費、マンションなら管理費や修繕積立金もかかります。転勤や転職、収入減の可能性を考えずに「今の収入なら払える」と判断してしまうと、将来苦しくなるのは目に見えています。

●本当にマイホームは必要?

マイホームを買った方がいいのかも冷静に考えてみましょう。賃貸では家賃を払い続けても家が資産として手元に残らないため、持ち家の方がお得と考えるかもしれません。しかし、持ち家の場合、賃貸ではかからない修繕費や固定資産税などもかかります。居住期間が短ければ、持ち家の方がトータルのコストは大きくなることもあります。持ち家なら資産になると思っていても、売りたくなったとき必ず売れるとも限りません。
子どもの教育費や老後資金など、他に考えておくべき支出もあります。特に、転勤が多い人や転職する可能性がある人、収入が不安定な人などは注意しておきましょう。マイホーム購入は、ライフプランを考えたうえで、事前にしっかりシミュレーションしてから実行することが大切です。

貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」4:親族への際限のない援助

親や兄弟姉妹から頼まれてお金を援助することは誰にでもあります。冠婚葬祭や病気・介護などやむを得ない場面もありますが、度重なる援助は夫婦の家計を確実に圧迫します。

●事前にパートナーにも相談

親族に頼られるままに際限なく援助をしていると、自分の生活に支障が出てしまいます。親族への援助は、時に高額となってしまうこともあります。際限なく援助を続けていれば、自分たちが貧乏夫婦になってしまいます。
親族の場合、貸したつもりでも返してもらえないことも珍しくありません。夫婦の貯金を親族への援助のために勝手に使うようなことはせず、事前にパートナーに相談することが大事です。もし内緒で必要以上の援助をしていた場合、バレたときにはお金だけでなく夫婦間の信頼もなくしてしまう可能性があります。

●援助のルールを決めておくのがおすすめ

親族へお金を払う場合のことについては、あらかじめ夫婦でルールを決めておくのがおすすめです。たとえば、親族の冠婚葬祭や病気、介護などの場合、自分のお金から出すのか、家計から出すのかなどを決めておくと、その都度もめることがありません。個人のお金から出す場合でも、一定額以上の場合には相手に相談すると決めておきましょう。
また、たとえ親族であっても、お金を貸すときには借用書を作っておいた方が安心です。借用書がなければ、贈与とみなされ、受け取った側に贈与税がかかるリスクもあります。借用書を作っておくことで、借りた側の返そうという意識も高くなります。

貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」5:高すぎる自己投資

キャリアアップや自分を高めるために、自己投資は大切です。ただし、自己投資にお金をかけ過ぎると、家族に影響が出てしまい、貧乏夫婦に転落してしまいます。

●高ければ役に立つとは限らない

勉強のためのお金は適正額の基準がわかりにくく、つい高額を払ってしまうこともあります。投資と言うからには、かけたコストを上回る利益がなければなりません。もし得られるものがあまりなければ、浪費となってしまいます。
高額な講座やセミナーなどの中には、詐欺めいた商材もあります。受講すれば資格が取れる講座もありますが、取ってもあまり役に立たない資格もあります。良いと思ったらすぐに申し込むのではなく、じっくり考えてからにしましょう。

●あらかじめ予算を決めておく

何に自己投資するかは、個人の価値観によるところもあり、夫婦でケンカになりやすいポイントです。とはいえ、自分だけでは冷静な判断ができないこともあるため、パートナーの意見も聞いてみましょう。
自己投資する場合には、予算を決めておくことも大切です。個人のお金から出す場合でも、高額になる場合にはパートナーに相談して決めましょう。

貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」6:使っていない保険や過剰な保障

生命保険や医療保険は万が一のときの安心材料として必要です。しかし、実際には保障が重複していることや、ほとんど使わない特約にまでお金を払っているケースが少なくありません。

●ライフステージの変化に応じて見直しが必要

加入した当初は必要だった保障の内容でも、ライフステージが変われば不要になることは多いものです。
たとえば、子どもが小さい頃には死亡保障は手厚く必要ですが、独立後も同じ保障額を維持するのは無駄でしょう。また、夫婦ともに働いて収入があるなら、片方に何かあっても生活が成り立つ場合も多く、高額な死亡保障は不要かもしれません。

●公的保障の内容も確認

医療保険に手厚く加入していても、公的医療保険制度には高額療養費制度や傷病手当金などの仕組みがあります。結果として「保険で備えすぎていた」ということもよくあります。月々の保険料は1件ごとなら数千円でも、夫婦合計では数万円になることもあり、固定費として重くのしかかります。
保険に入った後に見直さない人も少なくありませんが、「今の生活に本当に必要な保障か?」を定期的に点検することが大切です。ライフプランの節目で見直すと、無駄な支出を大幅に減らせる可能性があります。

貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」7:リボ払い・高額なカードローン利息

クレジットカードのリボ払いは、「毎月の返済額が少なくて済むから便利」と思って利用する人もいるでしょう。しかし、リボ払いでは返済期間が長期化しやすく、高い金利を延々と支払い続けることになります。

●リボ払いの手数料はふくらみやすい

リボ払いの場合、金利は高いのに1回あたりの返済額はそれほど多くありません。そのため、元本がほとんど減らないまま利息(手数料)だけを支払う状況に陥りやすくなります。たとえば、年15%の金利で50万円を月1万円ずつリボ払いすると、返済総額は65万円を超えます。
手元に現金がないとき、安易にカードローンを利用しないことも大切です。カードローンの返済もリボ払いと同様になるため、利息が高額になってしまいがちです。

●毎月の収支の見直しも必要

リボ払いやカードローンはできるだけ利用しない方がいいですが、もし利用した場合には早めに繰上げ返済や一括返済を行いましょう。利息を減らすことが、家計改善に直結します。
そもそも普段の生活費が不足するようであれば、収支のバランスを見直すことが優先です。見えにくい金利の負担に気づかないまま生活を続ければ、金持ち夫婦でもあっという間に貧乏夫婦になってしまいます。

「払ってはいけないお金」に注意しよう

お金の使い方ひとつで、夫婦の未来は大きく変わります。今回紹介した7つのお金は、いずれも「払わなくてもいいのに払い続けてしまう」ものばかり。裏を返せば、見直せばすぐに家計の改善効果が期待できる部分です。夫婦で話し合いながら余分な出費を減らし、安心できる暮らしと将来の資産づくりにつなげていきましょう。

森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー

Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。

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