connecting…

  • NISA
  • FIRE
  • Money&You TV
  • 確定拠出年金「iDeCo」「企業型」
  • マネラジ。
  • ふるさと納税
  • 届け出だけでお金がもらえる! 給付金制度を活用しよう
  • セミナーレポート
  • まとめ記事/チェックテスト
  • 歴女の投資ファイル
  • ズボラでも出来るシリーズ
  • 投資信託でプチリッチ!「投信ウーマン」
  • 投資女子への道
  • 恋株
  • ぽいきさんの幸せを呼び込むシリーズ
  • 大人女子を応援!家庭で出来る漢方の知恵
  • 読書ブロガー小野寺理香のブックレビュー
  • 駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記
  • “逆打ち”お遍路をご紹介

25/09/28

家計・ライフ

お金が貯まらない家のキッチンに潜む「貧乏を招く」3つのモノ

お金が貯まらない家のキッチンに潜む「貧乏を招く」3つのモノ

お金が貯まらない人のキッチンには、貧乏を招くモノが潜んでいます。冷蔵庫に、あるいは引き出しに、そのモノは高確率で存在します。そして、これらのモノがあなたの財布をどんどん軽くしている可能性大なのです!
あなたのキッチン、実はお金を漏らしているかも?今回は、あなたのキッチンに潜む「貧乏を招く」3つのモノを徹底解剖します!

貧乏を招くモノ①賞味期限切れの食品

冷蔵庫や食品庫を開けてみてください。賞味期限切れの食品はありませんか。これらは、まさに「見えない支出」です。買ったはいいものの、食べずに捨ててしまうことは、お金をゴミ箱に捨てているようなものです。

ではなぜ、賞味期限切れの食品が多いのでしょうか。
その理由は、大きく2つあります。

1つ目は、食べたいものを衝動的に買うなど、買い物に計画性がないからです。
買い物に行って、特売の商品や値下げ商品があると、買わないと損してしまう気がして、使う予定はないけどとりあえず購入していませんか。そのうち買ったことを忘れてしまったり、使う必要がなかったりして気がつけば賞味期限が切れてしまうのです。賞味期限切れを防ぐためには、買い物前に必要なものをリストアップし、計画的に買い物をすることです。

2つ目は、冷蔵庫の中や、食品庫の中が整理されていないからです。
奥の方にしまい込んでしまい、見つけることができなくて年末の大掃除のときに発掘された経験を持っている人もいるのではないでしょうか。日頃から定期的に冷蔵庫の奥の方や、食品庫を整理しましょう。その上で、賞味期限の近いものから使い切るようにしましょう。

さらに心理的な面でいうと、人は「安いからとりあえず買っておこう」という損失回避バイアスに弱いといわれています。安いから、今買わないと損だからという考えで買っても、使わないで捨ててしまうようなら損ですよね。一見得に見える行動が、実は最も大きな無駄を生んでしまいかねません。

必要なものをリスト化してから買い物に行く人は、無駄な出費が減ると言われています。家計を守る第一歩は買う前に立ち止まる習慣です。

貧乏を招くモノ②割り箸、使い捨てのスプーン、フォーク、調味料、保冷剤

いつか使うかもしれないと思い、お弁当についてきた割り箸や、使い捨てのスプーンやフォーク、調味料、保冷剤などをキッチンに溜め込んでいる人はないでしょうか。いつか使うと思っても、そのいつかはいつ来るのかわかりません。そのまま何年も置いたままになっているとしたらそのいつかは本当に来るのでしょうか。これらのモノが本当に必要なのか、一度冷静に見直してみましょう。

そういった不要なものを手放せない心理は、実は経済的な損失にも繋がります。
使わないものが家の中に溢れていると、視覚的なストレスを感じ、心の余裕がなくなります。また、収納スペースを圧迫し、新しいものを購入するスペースがなくなってしまうこともあります。さらに、探し物に時間がかかったり、掃除が大変になったりと、生活の質を低下させる原因にもつながります。つまり、新しいものを手に入れたいのに、手放せないモノがあるために、新しいお金が入ってくるスペースを作れない状態にあるのと同じことなのです。

ですから、半年使わなかったら捨てるなどのルールを決めて、思い切って断捨離をしてみるといいでしょう。

こういった断捨離には空間を整える効果だけでなく、お金の流れを整える効果もあります。物を捨てるのが苦手な人は、まずは使用期限があるものから手をつけましょう。調味料や保存食品など、明確に期限があるものを優先的に片付ければ、罪悪感が少なく済みます。 また、売れるものはフリマアプリで売るといった形で、少額でも現金化できれば、整理=収入に変える体験ができます。

貧乏を招くモノ③いつまでも使わない調理家電

一度購入して満足し、その後ほとんど使われないまま放置されている「使わない調理 家電」ありませんか。数回使ってみたものの、買って満足してしまったり、洗ったり掃除が大変で使わなくなったりしたものに心当たりはありませんか。

なぜ、使わないのに、調理器具ばかり増えてしまうのか。それは多くの情報に流されてしまうからです。

テレビコマーシャルやSNSの広告は、調理家電の魅力を最大限にアピールします。その結果、「これがあれば料理がもっと楽しくなるかも」と、衝動的に購入してしまうケースが少なくありません。たとえばパン焼き機やジューサーを買ったものの、数回使って飽きてしまった経験はないでしょうか。実際、調理家電の平均使用頻度は購入後半年で激減するというデータもあります。

最新の調理家電は、多機能化が進んでいます。しかし、すべての機能を頻繁に使う人は多くありません。結果として、多くの機能は宝の持ち腐れとなり、家電は本来の役割を果たせなくなってしまいます。

さらに、手入れの煩雑さもあります。調理家電の中には、パーツが多く、洗うのが面倒なものが少なくありません。特に、分解して洗わなければいけないものは、忙しい現代人にとっては大きな負担となり、結局、手入れをせずに放置してしまうことにつながります。調理家電を購入する際は、衝動買いせずに、3か月後も本当に使っているかを想像することが、無駄な出費を防ぐ秘訣です。

計画性をもって行動するには?

お金が貯まらない人のキッチンの共通点を3つご紹介してきましたが、この中の全てにいえることは「計画性がない」ことです。きっとこのような人は収入と支出を明確に把握せず、欲しいと思ったものを衝動買いしてしまう傾向があるのではないでしょうか。

また、将来の目標や具体的な貯蓄額を設定せず、漠然と「いつかお金を貯めたい」と考えている人も多いかもしれません。そういった人は、まずキッチンなどの身の回りをスッキリ整理整頓しましょう。そして計画性をもって行動すれば、無理なくお金を貯められるようになるでしょう。

では、実際に計画性を持つとはどういうことでしょうか。抽象的な言葉にとどめず、日々の生活に落とし込むことが大切です。ここからは、お金を貯める行動を具体的なステップにわけてご紹介します。

●お金を貯める行動1. キッチンから始める整理整頓

お金の管理は、まず目に見える環境から整えるとスムーズです。冷蔵庫や戸棚にある不要なものを処分し、食材を把握できる状態にしましょう。これは無駄な支出を減らす第一歩です。視覚的にスッキリすると心も軽くなり、無意識の浪費を抑えやすくなります。

●お金を貯める行動2. 目標を言葉にして書き出す

老後資金をためたい、旅行に行きたい、教育費を準備したいなど、将来の夢を紙に書き出してみましょう。目に見える形にすることで意識が変わり、日々の支出判断がブレにくくなります。

●お金を貯める行動3. 具体的な数字を決める

毎月3万円を貯める、年間で50万円を貯蓄に回すなど、数字を設定することが重要です。数字があると進捗を測ることができ、途中での軌道修正もしやすくなります。

●お金を貯める行動4. 先取り貯蓄の仕組みを作る

給料が入ったらまず貯蓄分を先に別口座へ移す仕組みを取り入れましょう。残ったお金で生活するスタイルを習慣にすると、自然に貯まっていきます。これは自分を強制的に計画的にさせる仕組みといえます。

●お金を貯める行動5. 小さな成功体験を積み重ねる

計画を立てても続かない理由の多くは成果が見えにくいからです。そこで、小さなゴールを設定し、達成したら自分を褒めましょう。例えば今月は外食を2回減らして1万円削減できたと記録すれば、達成感が次の行動に繋がります。

●お金を貯める行動6. 家族と共有する

計画性を持つのは自分ひとりでは大変です。家族と一緒に目標を立てて共有することで、協力しあえる環境ができます。子どもにとってもお金の教育にもなり、長期的に家計全体の安定につながります。

●お金を貯める行動7. 定期的に見直す

計画は一度立てたら終わりではありません。半年ごと、1年ごとに収入や支出の変化に応じて見直しましょう。生活環境が変わると計画も調整が必要になります。

「計画性を持つ」とは、ただ考えるのではなく「仕組みに落とし込む」ことです。キッチンの整理から始め、生活習慣に組み込んでいけば、無理なく続けられます。

計画性は特別な才能ではなく習慣です。今日から冷蔵庫を整理する、今週から家計簿をつける、来月から先取り貯金を始める。そうした小さな一歩を積み重ねて、未来の大きな安心につなげましょう。

黒須 かおり ファイナンシャルプランナー(CFP)

女性を中心に、一生涯を見守るFPとしてmoney&キャリアのコンサルティングを行う。幸せになるためのお金の知識など幅広い資金計画とライフプランのアドバイスを手がけている。金融機関にて資産形成のアドバイザーとしても活動中。FP Cafe登録パートナー

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連するみんなのマネー相談(FP Cafe)

育児休暇中の内職ってしてもいいの?

家計・ライフ京都府 いいね 4
2015/12/04

現在会社を育児休暇中の母です。私が今回質問したいのは、育児休暇中に内職をしてもよいか、ということです。
私は十分な貯金がないまま子供を出産したので、旦那の給料のみではいずれ家計が苦しくなること...

マネー相談の続きを見る

現在、公営住宅に住んでおります。
世帯収入が低いので月々のお家賃は駐車場込みで32000円ほどです。
3LDKで、まぁまぁ綺麗ですし住む事自体には満足ですが、度々入ってくる住宅販売の広告を見...

マネー相談の続きを見る

転勤族は何時まで付いていくべき?

家計・ライフ岡山県 いいね 0
2015/06/15

私は30代主婦なのですが、我が家には4歳、3歳、0歳の3人の子供がいます。
旦那は世に言う転勤族でして、全国何時何処に異動になるか分かりません。

何度か子供を保育園に預け、私自身も働いて...

マネー相談の続きを見る

閉じる
FP Cafe® お金の相談をするなら、一生涯の「お金の相談パートナー」へ