25/10/20
お金が貯まらない人は「買い物カゴ」でバレる?お金持ちとの決定的な違い4選

お金持ちと貧乏な人には、さまざまな点で違いがあります。その違いは、普段の生活にも表れています。代表例のひとつが「普段の買い物」。実は、お金持ちと貧乏な人では、買うものが決定的に違う部分があるのです。今回は、お金持ちと貧乏な人の「買い物カゴ」の決定的な違いと題して、貧乏な人が買い物カゴに入れがちなもの、お金持ちとの違いを見ていきましょう。
①ペットボトルの飲み物
お金持ちは、コーヒー・お茶・紅茶など自宅で作れる飲み物に関しては、ペットボトルをあまり買いません。使うコーヒー豆やインスタントコーヒー、茶葉によっても異なりますが、たいていの場合ペットボトルを買うよりは安いためです。また、ペットボトルを買うとどうしてもゴミがたくさん出てしまうため、環境面でもできれば手作りしたほうが良いでしょう。
もちろん、暑い日にマイボトルを持って出たものの途中で飲み切ってしまった場合や、炭酸飲料など家で作れないものを飲みたい場合、どうしてもマイボトルを持ち歩けない事情がある場合はこの限りではありません。ただし、その場合もお金持ちはコンビニではなくできればスーパーで買うなど、細かい部分で工夫をしています。
②まとめ買いの商品
二人暮らしなど少人数の家庭であるにもかかわらず、まとめ買いの商品を買う人はもしかしたら貧乏かもしれません。使い切る見込みがあって買うのであれば別ですが、使いきれずに捨ててしまったら意味がありません。この場合、多少割高になっても必要な分だけ買ったほうが長い目で見たら経済的なはずです。
また、日用品のストックを多くキープしたがる人も貧乏になる傾向があることに気を付けましょう。日用品をしまう場所にも家賃がかかる以上、買い物にこまめに行けない、近隣に店舗がないなど特殊な事情がなければ、ストックは1セット程度にとどめておくほうが無難です。
③ドレッシング、たれ、スパイス
買ったものの、使いきれずに結局捨ててしまうものの代表例として、ドレッシングやたれ、スパイスなどが挙げられます。凝った味のドレッシング、たれは別として、一般的な味のドレッシングやたれであれば、油、しょうゆ、お酢、砂糖、みりんなど家庭にある基本的な調味料で作ることは十分に可能です。基本的な調味料に関しては質が良いものを選ぶと、さらに満足度が高まります。
また、中華料理やエスニック料理を家で作りたいからと凝ったスパイスを買う人がいますが、使い切れる見込みがなければ一度踏みとどまりましょう。昨今は、作りたい料理に合わせて1回分のスパイスを調合した「シースニング」と呼ばれる商品もたくさん出回っています。十分おいしくできるため、一風変わった料理を作りたければこのようなものも活用しましょう。
④季節限定品のお菓子
貧乏な人の出費として意外と侮れないのが「季節限定品のお菓子」です。お菓子メーカーも需要を喚起したいことから、秋ならかぼちゃ、さつまいもをイメージした商品など、季節に合わせたさまざまな商品を投入しています。本当に食べたくて買うのなら構いませんが、回数が重なるとかなりの出費になるため注意が必要です。また、当然ですがお菓子を食べ過ぎると太るため「1シーズンに2~3回まで」など、自分なりにルールを決めて楽しみましょう。
結局お金持ちになるには賢い節約が大事
お金持ちと貧乏な人の差は「一見ささいなことに思えるかもしれない節約を意識し、積み重ねているか」という点にあります。ここで紹介した違いは、一見するとどれも数十円~数百円程度の差しか生まない話です。しかし「塵も積もれば山となる」ということわざにもあるように、数十円~数百円の差が後々大きな差となって現れるため、決して侮らないようにしましょう。
民間大手調査会社・帝国データバンクによれば2025年10月に値上げした飲料・食料品の品目数は3,024品目にものぼりました。一般的な家庭で日常的に買うであろう食べ物、飲み物の大半が値上げされていると考えてよい状態です。だからこそ、ちょっとした金額を侮らずに節約し、賢いお金持ちを目指しましょう。
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荒井美亜 金融ライター/ファイナンシャル・プランナー
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融・マネー系の記事を主に手掛けるライターとして活動中。ゲームを通じて全国の高校生・大学生に金融教育を行うプロジェクト「Gトレ」の認定ファシリテーター(講師)として教壇にも立つ。取得資格はAFP(日本FP協会認定)、貸金業務取扱主任者(試験合格)、宅地建物取引士(試験合格)

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