25/05/27
行くだけでお金が減る…お金が貯まらない人が通う5つの「身近な場所」

収入が多ければお金が貯められると思いがちですが、お金がどんどん入ってくるという安心感から貯金がほとんどないという人もいます。一方、収入は少なくても着実にお金を貯めている人もいます。お金が貯まらない人は、お金を使いやすい場所に通っているからお金が貯まらないのです。今回は、お金が貯まらない人が意識せずに利用している「行くだけでお金が減ってしまう場所」をご紹介します。
お金が減る場所1:コンビニ
どこに行っても、見つけやすいように大きなコンビニの看板が目に飛び込んできます。コンビニは便利さが売りなのですが、スーパーとくらべると価格が高くなっています。時間がないときに必要なものだけ買ったり、サービスを利用したりすればいいのですが、目移りして新登場のスイーツなどを買ってしまいがちです。
また、毎日コンビニに行く習慣がある場合などは、店から出てくるときには必要がなくても「ついで買い」をしているケースもあるでしょう。気軽に入りやすい店構えのコンビニは、誘惑が多い所です。
お金が減る場所2:アウトレットや100円ショップ
在庫が残っている商品や型落ち商品、訳あり商品を販売するアウトレットは、通常より安く手に入るので、とてもお得に買い物ができた気分になります。同じように100円ショップでは、100円や200円といった少額の金額で文具や雑貨、消耗品が購入できます。
そういった場所では値段が安いため、不必要なものまで買ってしまう傾向があります。アウトレットの服などでは、「5点買ったら20%引き」というセールが開催されていると、必要なものは2点だとしても、このチャンスを逃すまいと5点になるように購入する商品を探したりすることもしばしばです。購入する前に「必要なものしか買わない」と強く意識しておかないと、買っても利用しない死蔵品になるのがオチです。
お金が減る場所3:ショッピングモール
食料品から洋服、雑貨、飲食店や映画館などの娯楽施設が併設されているショッピングモールは、お金を使わずに過ごすことが大変むずかしい所です。買い物の他にも、のどが渇けば飲み物を、滞在時間が長ければ食事にお金を使ってしまいます。映画だったらポップコーンやグッズも買いたくなります。
もし、目的もなくショッピングモールに行くことが日常レジャー化しているという人は、お金を落としに行っているのと同じです。特に休日などは集客のためのイベントや限定的な割引、キャンペーンが行われることも多く、衝動買いをしてしまいがちです。
お金が減る場所4:カフェなどラテマネーのかかる所
「ラテマネー」とは、1杯のラテほどの少額な出費のことを指します。たとえば、通勤途中にカフェに立ち寄るとか、自動販売機で買う飲み物やプチサイズのお菓子、普段何気なく使っている小さなお金のことをいいます。気分転換や休憩で立ち寄ることが多いカフェは、毎回の出費はわずかでも塵も積もれば1か月では数千円になり、1年ではまとまった大きな出費になります。
ラテマネーは、1回あたりの金額が小さく、出費の痛みを感じないので習慣化しやすいのが特徴です。ラテマネーのような少額の支出にこそ意識を向けると、浪費を減らし貯蓄にお金を回すことができます。
お金が減る場所5:ATM
キャッシュレス決済が進んできたとはいえ、一部は現金派という人も多いでしょう。お金が貯まる人は、現金を引き出す際に1か月の予算を決め、手数料がかからないように考えています。しかし、お金が貯まらない人は、必要だと感じたときに月に何度もATMに行って無計画に引き出しています。
ATMは時間外やコンビニを利用すると便利な反面、手数料がかかります。月に何度もATMに行けば、支払う手数料もかさみます。ATMでちょこちょこ引出しする人は、手許のお金がなくなったらまた引き出せばいいと考え、安易にキャッシングをしてしまう傾向にあるそうです。
筆者の知っている事例ですが、キャッシングで数千円単位ずつ月に何度も引き出す人がいました。この人は、生活の見直しもせず、必要だと思う金額を引き出していた結果、借入金が300万円近くに膨れ上がっていました。
「今月これだけのお金で過ごそう」とすれば、引き出す際も慎重になり、計画性を持って行動します。ATMに行くのは「月1回」と決めて行動を変えるだけで、ムダに使うお金を減らすことができるはずです。
お金を貯めたいならお金が減る場所に近寄る行動を減らせ!
人生の目的は、お金を貯めることではありませんが、お金が減る行動をしていると、貯まるはずのお金まで散財してしまいます。結果、人生の目的を達成できないということになりかねません。
金銭感覚を変えるには時間がかかりますが、行動を少し変えてみるくらいなら誰にでもできそうです。
お金が出ていきそうな場所に行かないことを習慣化できれば、お金が貯まりやすくなります。まずは行く頻度を減らす、予算を決める、不必要なものは買わないなどを実行してみましょう。ストレスがかからない程度から始め、お金がかからないレジャーや娯楽を楽しむなどの選択肢を広げていくとよいでしょう。
お金持ちは、ムダなお金は使わない、お金をかけずに楽しむスキルを身につけています。
【関連記事もチェック】
・定年後「年金以外」にもらえるお金16選
・貧乏な人の家になぜか大量にあるモノ5選
・お金が貯まらない人の家のエントランス・駐車場に決まってある5つのもの
・絶対に手を出してはいけない「金融機関が儲かるだけ」の金融商品10選
・貧乏人は買うけど、お金持ちは買わないもの5選

池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

この記事が気に入ったら
いいね!しよう