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17/03/18

資産運用・経済

【投資女子への道】第26話 ファンダメンタルズ分析⑦〜為替と株の親密な関係とは〜

OLの神崎美穂(37)と山口玲奈(33)は、株式投資のスクールに通っています。なぜか二人はガイドさんと共に、海外旅行のパンフレットを教室で眺めています。

「円高」「ドル安」って何?

玲奈「うーん、セブ島もいいけど、やっぱりハワイかなー?ね、先輩」

美穂「そうね。ブーツ&キモズのマカダミアナッツパンケーキ食べてみたいし」

ガイド「夏休み、一緒に海外旅行だなんて、お二人は本当に仲良しなんですね。その頃『円高』だと良いですねー!」

美穂「あのう、ガイドさん。その『円高』とか『円安』ってよくニュースでも流れてますけど、しっかり教えてもらえませんか?いまいち、頭が混乱しちゃうんです」

玲奈「私もききたいです!」

ガイド「もちろん。『円高』『円安』っていうのは、原則アメリカドルに対して日本円が高いか安いかを表しています。なぜだか分かりますか?」

美穂「アメリカは世界の経済の中心ですし、日本にとっても最大の貿易国だから?」

ガイド「その通りです。例えば、現在1ドル=100円だとします。それが、1ドル=80円になったとしたら、これまで1ドルの商品を買うのに100円必要だったのが80円で足りることになり、円が強いので『円高』となります。120円必要なら『円安』ですね」

美穂「なるほど。ドルを基本に考えればいいんですね。12ドル=1200円のマカダミアナッツパンケーキが、1ドル=80円の『円高』になったら、千円足らずで食べられるって訳ね!」

為替と株の親密な関係とは?

ガイド「為替は株価に大きな影響を与えます。日本は輸出企業が占める割合が多く、『円高』は日本経済にとってマイナス材料なので、株価も大きく下がります」

美穂「輸出企業の代表というと、トヨタ自動車!」

ガイド「例えばアメリカで車を1ドル=100円の時に、1万ドル=100万円で売っているとします。それが、1ドル=80円の円高になると、手取りが100万円から80万円に目減りします。同じ100万円が欲しい場合は、現地で1万ドル→1万2500ドルに値上げが必要になり、商品そのものが売れにくくなることもあります。このように、円高は輸出企業にとっては、マイナス材料なのです」

美穂「キビシイですね」

ガイド「ただ、輸入企業にとっては、円高はプラス材料になります。外国の商品を安く仕入れられるからです」

玲奈「輸入企業って?」

ガイド「食品や電気・ガス、鉄鋼などですね」

玲奈「なるほどねー!」

ガイド「自分の投資している銘柄が、輸出企業か、輸入企業か、分けてみると良いですね。輸出企業の場合、円安なら株価にはプラス、円高ならマイナスです。輸入企業の場合は円高なら株価にはプラス、円安ならマイナス、と大雑把でも覚えておくといいでしょう」

美穂「ニュースで『円安』と流れた時、『トヨタ、儲かってる!』ってトキめくってことですね」

ガイド「そうやって、為替と株の関係がだんだん分かってきます」

玲奈「やっぱりハワイにしよう!そしてマカダミアナッツパンケーキを食べながら、為替と株について語るのだ!」

ガイド「いいですね!投資女子的な過ごし方ですね!」

美穂「(ボソッと呟く) 株王子の川本さんも誘ってみようかなー」

玲奈ガイド「へっ?そんな親密な関係なの?!」

(続く)

*本記事で紹介する個別の銘柄・企業名については、あくまでも参考として申し述べたものであり、その銘柄又は企業の株式等の売買を推奨するものではありません。購入する場合は自己責任でお願い致します。

「投資女子への道」続きはこちら

【投資女子への道】の連載記事
全バックナンバーはこちら
第22話「ファンダメンタルズ分析③ 〜もしもパン屋のオーナーになったら?〜」
第23話「ファンダメンタルズ分析④ 〜マーケットでは、ビックマウス君も大変だ!〜」
第24話「ファンダメンタルズ分析⑤ 〜株価は理想と現実の違いで動く?〜」
第25話「ファンダメンタルズ分析⑥〜恋してはダメな相手とは?〜」
第26話「ファンダメンタルズ分析⑦〜為替と株の親密な関係とは〜」

岡田 禎子 「投資は面白い」がモットーなFP日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、ファイナンシャル・プランナー(CFP)

証券会社、資産運用会社を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。資産運用の観点から「投資は面白い」をモットーに、投資の素晴しさ、楽しさを一人でも多くの方に伝えていけるよう、執筆とセミナーなどで活動中。
TVドラマ「インベスターZ」の脚本協力なども行なっています。

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